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睡眠欲その壱

ということで、第壱話はいきなり分割で始まります。


ではでは、第一話睡眠欲その壱どうぞ。

「ん、んーーーー」



 なんだか寝返りをしたときに変な声が出てしまった気がした。



 まぁ、正直とても眠たくて軽い意識はあるけど覚醒する気は全くしない。



 そしてなぜかいつも以上に布団が、いいにおいを発している気がする。




 でも洗濯は、あんまりしないし、そういえば干した記憶も結構あいまいだ、つまり匂いがいいものに変わることはないのだけど、そんなことは正直どうでもいいか、実際いいものに感じるんだから。




 そしていつの間にかうつ伏せになっていた体を仰向けにするのだけど。



 仰向けにした瞬間に感じた。




「まぶしい・・・・・・」



 そのまぶしさは、純粋に輝度が高いのが原因だ。




 その原因はカーテンを開いた窓から差し込んでいる日光が原因だからである。




 なんだか、いつもと違う夢を見ていた気がする。




 そう、確か夢の中には、神様と自らを称するへんてこりんなちみっこがふんぞり返って何かを言っていたような・・・・・・そうだ、なんか欲をどうとか言ってたような気がするんだけど、どんなのだっけか?




「・・・・・・・・・ふぁぁぁ~~」




 まぁ、いいかいつか思い出すだろう大切なことなら、うん。




 俺は大きく欠伸をかまして感じる。




 今日はなんでか、いつもを五とすると五〇くらい眠たく感じる。



 要するに恐ろしく眠たい、ものすごく眠たい。



 証拠にほら、現在進行形でまぶたが開かない。



 まぁ、どうせ学校に行かなくても何にも言われないし、言ったところでどうということはない結局保健室登校になるのだから、関係ない。



 そして結局は学校そのものが終わるまで寝るだけだ、だから家で過ごしたほうが、らくでいいし、何より寝ているとはいえ生徒なので何かといっつも世話をしてくれていたりする保健室の先生は誰もいないので自分の仕事をここぞとばかりにできるし、俺が寝ていないことによって開いた一つのベッドを本当


 に必要な人たちに提供できるわけだから願ったりかなったりなんじゃないのかな?うん、きっとそうだ。そうに違いない。



 学校に行くのもめんどくさいし、動きたくないし、外寒いし、弁当買いに行くのめんどくさいし、通学路の犬がじゃれてきて服が汚れるし、何より目的もないのに行くことがめんどくさい。




 と、まぁ、理由はこんな感じでいいだろうか?



 正直これ以上上げる前に現在進行形で眠気がすさまじい勢いで迫っている。



 と、いうことで二度寝をします、お休み・・・・・・・・・。





 なんでこんなにも眠たいんだろうか?



 そんな疑問を持っていながらむさぼるように意識を刈り取られて布団に入るでもなく乗る状態で意識がなくなっていく。



 そして、そこでふと、思った。




 あのちみっこっていったいなんだったんだっけか?





 そんな一見どーでもいいようなことを思いながら完全に途切れた。













「・・・・・・・・・・・・・・・ん?」




 そして、ふと目覚めた、朝の意味の分からない眠気は相変わらずだけど、さすがに寝すぎたと体が異常を感じ取ったのかひとまず何かしないといけないと、違和感を覚えて起床した。




「・・・・・・・・・・・・・・?」




 何だろうか?もしかしてだけど体に少違和感を感じた。



 原因はなんだろうか?



 なんて思ったけど、その原因は至極簡単だった。



 だけど、その時の俺は、頭がとてつもないくらい回っていなく、「ん?なんだこの違和感?・・・・・・・・・まぁ、どーでもいいや」なんてくらい軽く見て体の赴くまま部屋を出て一階のリビングへ足を運んだ。




 そしてこれが習慣か、リビングにつくなり『空腹だ』と言わんばかりに胃袋が大声を上げた。




 そしてその音は、リビングにいたほかの家族に伝達していった。




「あら、おはよう、今のは盛大だったわね。 準備してくるから手と顔を洗ってきなさいね」



 そして、伝達したその音は、我が家の食事生産係、つまりは母親に伝わり、体はその欲望通りに昼の一二時を超える朝食(いや、昼食か)を無事迎えることが可能になった。




「あ、お兄ちゃんやっと起きたかちょっと勉強教えてほしいんだけど・・・・・・また今度でいいや」



 母親の後に続けて声をかけてきたのはわが妹であった。



 名前は理佳

 で俺と二個違いだから・・・・・・・・・高校二年だったはずだ。



 その理佳は、シスコンではない俺が言うのは正直気が引けるが、まぁ、かわいいんじゃないかな?



 うん、最近しているメイクがなかったらだけど。



 正直すっぴんのほうが見慣れているから化粧してるのを見たら軽くちがうだろ?って意見が出てしまうからかもしれないが、すっぴんならかわいいのは確かだ、何度もいうが俺はシスコンではないここは確実だ。



 そんでその理佳は何かとかまってかまってと行動をしてくることがよくある、その一つのこと勉強である。



 正直出来がいい妹を持った兄は経験があるのではないだろうか?




 教えてーッ!!って聞いてきた問題の意味が分からない・・・・・・。



 でも、できないのを知られて兄としての威厳を無くしてしまいたくはないがあまり猛勉強。



 そして、ちょうど今の妹の学年の問題は難なくとけるようになる。




 自分の学年?いやもちろんわけわかんないけど。




 ・・・・・・・・・まぁ、いいかそんなことは。




「ん?なんで今保留にしたんだ?」



 勉強ぐらいならいつでも聞いてくれていいんだぞと尋ねる。




「だって、お兄ちゃん疲れてるんでしょ?」



 ぐっ、上目使いはいつみてもいいものだと今の理佳の行動を見てそう思ったけどそんなことはどうでもいいんだッ。




 それよりなんでそうなるのか意味が分からないから理由を聞いておかないと・・・・・・。




「ん?なんでそうなるんだ?」




「だってクマすごいし、なんか立ってるときフラフラだったし、しまいにはお母さんと会話してるとき目線が変なとこに行ってたし・・・・・・」



「そ、そうだったか? そんなことはないと思ったんだけど・・・・・・ひとまず顔洗ってくる」



「うん」






 ―――――――――――――――――






「うわ………なんだこれ?」



 洗面所に映っていたのは冗談じゃないくらい深いクマを持っているいつもとはかけ離れすぎているひどい自分の顔であった。



「確かにこんなの見たら勉強なんて頼めないよな・・・・・・」




 ひとまず、顔の血行を良くするために蛇口を普段使わない方向にひねる。



 普段使わないため目的のものが出るまで多少時間がかかるし出たとしても少し出しておかないといけない。



 そしてしばらくすると、蛇口から湯気がもうもうと湯気が立ちあがる。




「あつつっ」



 どのくらいの温度なのか手を触れてみると結構熱い、よくよく考えたらお湯の蛇口を回しただけなので当たり前だ、水のほうもひねり適温にするべく行動を開始する。




「と、まぁこんな感じかな?」




 程よい温度のぬるま湯がじゃ口から出てくるように設定してさっそく顔を洗い始めた。



 目的は、習慣と洗浄、それと血行促進だろうか?まぁまずは手でぬるま湯をすくってバシャバシャと顔にかけて慣れさせる。



 そして、洗顔フォームを手に出す。



 左手のすくう形にしたほうの手にはそのフォームを右は二本指だけを使ってペちぺちと泡立てる、これはプロの方法を真似してみただけだけどプロはこの泡立てをものの十分でこなしてしまう、まぁそこまでの泡は必要ではないので軽く立ててそれを顔に乗せるように泡立てる。


 そして適当においてまたまた、ぬるま湯でばしゃばしゃと流す。



 これで習慣と洗浄は終わった。



 最後の血行促進の方法というと・・・・・・まぁ簡単に顔をもみほぐしまくると言ってしまうと至極館たそうに思ってしまうのだけど顔にはリンパ何とかってのが通ってそれに沿ってするほうが良いとかまぁ、やり方は人それぞれとか言ってた気もするし、今回はあくまでクマの処理のためなのでそのまま目の下をひたすらなでることにした。



「・・・・・・・・・・・・」



 なでる、なでる、なでる。



 この辺で良いと思ったところで、また顔を洗う、今度はさっきとは違い真水だ。



 理由は純粋に目を覚ますため。



 先ほどからうつらうつら眠気が襲ってきている。



 せめて飯食ってそのあとで寝るので十分良いだろう。




 そう考えながら、顔をタオルで拭うのだけど、相変わらず眠気が襲ってくる。



 眠ってしまう前に飯を取るべくリビングに急ぐことにしなければと考えて、結構思った通りに動かない足を駆使して、なるべく早く向かうことにした。




 リビングにつくと、湯気が立ち上がり見るからに出来立てという状態の遅めの朝食が出てきた。


 メニューは、ご飯に味噌汁、それと目玉焼きという結構簡単なものだったが、自分一人が遅く起きたのだから贅沢は言えない。



 というか、朝から気合を入れられてもそこまで食べれないのが現状だけれど。




「いただきます」



「召し上がれ」



 俺は、手を合わせ、箸を動かして口に運ぶ、その動作をひたすら繰り返す。



 味は、見た通りだけど、なんでだろうか?いつもよりおいしく感じるのは?



 そんな感じで朝食を食べていると



「じゃぁ行ってくるから」



 と、母親と理佳が玄関に向かった。




「ん?なんか今日どっか行く予定でもあったっけ?」



「ん、今日は普通に買い物。 留守番よろしく」



「そうなんだ、わかった、気をつけて行ってら」



「行ってきます」



 と、そんな感じで家には眠気が半端じゃない俺だけが残された。



いつものことだが、一人の家は静かでなんかさみしいと思った。




「さっさと、食べるか」



 そう独り言をつぶやくと、ひょいひょいぱくぱくと勢いを止めないようにたべて、あっという間に皿を空にした。



「ごちそうさまでしたっと」





俺は、再び手を合わせたあと、食器を流しに持っていく。



そこで、コップに水を入れて、飲んだ。



「……眠い」



食事の後なのだからしょうがないのかもしれないが、やはり尋常ではない。



目を覚ますためにと飲んだ水は無駄になってしまったようだ。



そこでふと気が付いた。



いっそ寝てしまおう。



「と、いうことでおやすみなさい~」



と、誰に言っているのかよくわからないのだけど、そう断言して、俺は自らの部屋に向かった。




ひとまず、服を寝間着から寝間着にへと文面ではよくわからない感じで着替えて、これでもかと誘ってくる眠気に向けて進むことにして、布団をかぶった。




ってことで寝っぱなしの主人公。


正直最近の自分にそっくりなんですけど……ねすぎってあまりよくないことらしいのでそんな人は気を付けてね~

ということで、次もよろしくね^^ノシ

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