俺と妹の夜
この作品は作者がノリと勢いでただただ妄想を書き書き殴っていくだけの物です。
「それでもおk」と言う方はどうぞ宜しくお願いします。
「それじゃあ雫、風呂の掃除をしといてくれるか?俺は皿を洗うからな」
「分かった兄貴………風呂も一緒に入るか?」
「はいはい冗談はいいから行ってきなさい、それに女の子が男と風呂なんて駄目だろうが。夫婦でも無いのに」
「へへっ分かってるよ、行ってくるぜー(せっかく勇気を出して言ったのに……別に兄貴とならいいんだけどな……)」
ったく、一瞬ドキッとしちまったじゃねぇか……流石に風呂は駄目だろう。
……まぁ一緒に寝るのも駄目だと思うが、今更止めようなんて言ったら涙目どころか本気泣きしそうだしなぁ。
「あの子もいつかは誰かの嫁に行っちまうのかねぇ……」
お兄ちゃんは許しませんよっ!どこの馬の骨とも分からん男のもとに行くだなんて!!
まさに父親的思考である。
あの子は美少女だ。
綺麗な金髪を後ろで結び(ポニーテールって奴だな)、背も結構あっておまけに胸もある。
街を歩けば10人中9人は振り向くだろう。残りの一人はホモな。
本人は好きな男とかいないみたいだし、今のところは大丈夫だろうが……いつかはそんな時もくるのかなぁ……。
「ま、そう簡単に妹はやらんがな」
うちの可愛い妹が欲しければ、まず俺を倒していくがいい。
これでも喧嘩は強いぞ?
……よし、皿洗い終了。
二人分の食器を洗うのなんてすぐ終わるしな。
―――兄貴ー!風呂掃除終わったけどもうため始めんのかー!?
ん、あっちも終わったか。
んー風呂が沸く時間も考えればもうため始めたらいいかな?
「おー!スイッチ押しといてくれー!」
―――分かったー!
さて、風呂を待ってる間に干してた洗濯物でも取り込むか。
〇
「ん~♪ んーんん~♪」
鼻歌を歌いながら洗濯物を畳む。
普通雫くらいの年になれば父親や兄弟と一緒に選択されたりするのは嫌だと思うが、雫はそういうのを気にしない。
……流石に下着を畳むのは自分でやるが。
『~♪お風呂が沸きました』
ん、どうやら風呂が沸いたようだ。
「おーい雫ー!?風呂溜まったけどお前先に入るのかー!?」
――――兄貴が先に入っといてくれー!
ふむ、どうやら学校の課題か何かでもやってるみたいだな。
「分かったー!俺が先に入っておくー!」
ちなみに俺はそういう課題が出た時は授業の後の休み時間(教室移動時間ともいうが)に進めて置いて、家ですぐに終わらせるようにしておく人だ。
家事もほとんど終わらせたし、風呂から上がったら残りの家事と一緒に終わらせるとしよう。
「さて、入りますかー」
◆
「えーっとここは……?」
晩飯を食い終わった後、あたしはニ階の自分の部屋で今日の宿題(課題)をやっていた。
内容は数学の教科書にある問題をノートにやるのと、英語のプリントだ。
正直あたしはあんまり頭がよくない。
まぁ授業で寝てばっかりなせいなんだけど、元々頭がよくないからだ。
だからよく兄貴に勉強を教えてもらうんだけど……兄貴は数学と英語は全然できない。
だからこの二つは自分でやらないと駄目なんだけど……
「だー!駄目だ、よく分かんねー!」
くっそー……仕方ない、美咲が貸してくれたノート見るか……
あいつは頭がいいから、数学と英語は美咲によく教えてもらう。
……あいつは兄貴と逆で国語と社会が壊滅してるけど……。
「あー、美咲のノートわかりやすいな……あいつの方が教師向いてんじゃねーか?」
美咲のノートを見ながらやったらすぐ終わっちまった。まだ英語が残ってるけど。
あいつはあたしに見せるの前提でノートを写すから注釈とかがついてて凄く分かりやすい。
今まで何度も教えてもらったから私の理解力を完全に把握されてるし。
――――おーい雫ー!?風呂溜まったけどお前先に入るのかー!?
お、風呂か……まだ英語が残ってるし兄貴の後で良いかな?どうせすぐには終わらないし。
風呂あがってからまたやんのも嫌だしな。
「兄貴が先に入っといてくれー!」
――――分かったー!俺が先に入っておくー!
……さて、勉強の続きと行く前にあれを出しておかないとな……。
◆
「ふう、良い湯であった……。」
あーさっぱりした……やっぱり風呂はいいね、心も体も癒される。
「雫ー!風呂空いたぞー!?」
――――分かったー!
……さて、残りの家事と課題を終わらすか。
どうせすぐ終わるけど。
「――――よっし、終わった!」
あとはテレビでも見とくか。
〇
『なんでやねん!それはおかしいやろ、なんでそんな位置にそれがくるんじゃ!!』
「……つまらぬ、最近の芸人はよろしくない……」
いや、こいつらがよろしくないだけか……?
まぁつまらんしチャンネルを変え―――
「あーさっぱりしたー!」
雫が風呂から上がったようだ。
パジャマ姿で入ってきた。
「あ、兄貴ー」
「ん、何だ?」
「寝ようぜー」
「はや!?」
いやいや俺はもうちょっとテレビを見て、そこからPCで二次小説でも見ようと思ってたんだが……。
「いいじゃねーか、さっさと寝ようぜ?別にベットに入ってからすぐ寝るわけじゃねーし(そんなすぐに寝ちまったら兄貴の匂いとか温もりが堪能出来ねーし……ってあたしは何考えてんだー!)」/////
うお!何か真っ赤になって悶えだした!?
「おい、一体どうしたんだ……?」
「う、ううううっさい!とっとと行くぞ!!」ガシッ
「ちょ、おい!そもそもどこで寝るんだよ!?」
「兄貴は布団で寝てるだろ?だから落ちる心配もないし、でかめの布団使ってるし兄貴の部屋で寝る!」
「ちょ、おい!別にそんな無理やり連れて行こうとしなくても……って聞けよ!?」
……そういって俺の手を掴み、また俺は無理やり連れて行かれてしまった。
さて、いつまでこの更新速度で行けるかね……。