俺と妹の放課後
この作品は作者の妄想をグダグダ書き連ねていくだけの作品ですわよ。
自らの意向に沿わない部分がある方は戻るを押す事をお勧めしますわ。
やっと今日の授業が終わった。
だるいわー英語本当にだるいわー……。
「お疲れ様。分かっていたけど本当に英語が苦手なんだねぇ君は。」
「あぁ、だって文法がどうとかわけが分からんし、そもそも学校で習う程度の英語が本当に役立つのかすら疑問だってのに長文の読解なんてやらされたら気力がもたんよ……」
「テストの時はまた僕が教えてあげないと駄目なんだね?」
「あぁ、頼むよ。俺の力じゃ勉強の仕方すら分からん。まぁ赤点すら回避できればいいからさ」
「仕方ないなぁ……ま、テストが近づけば教えてあげるよ。君は今から護身術部に行くのかい?」
「あぁ、行かないと妹に怒られるからな」
ただ3人で集まってくっちゃべってるだけだけどなー……
「そうか、じゃあ行ってらっしゃい(僕ももう少し運動神経があれば入部するのに……)」
「おー行ってくるわー」
じゃ、行くとしますかね。
〇
「へーいお兄さんがやってきたぞー後輩達よー」ガチャッ
……ってあれ?雫がいない。
いつも俺より早く来てるのに。
「雫ちゃんなら今日は掃除当番ですよ、十夜先輩」
「……俺に言わなかったってことはあいつ忘れてたのか?」
「はい。授業が終わってすぐここに来ようとしましたけど、今日は月曜日ですからね。当番交代を忘れてたんでしょう」
ウチの学校は放課後に掃除をする。
一週間決まった場所を掃除して、週が済んだら別の人と交代するのだ。
「掃除がある事を知って慌てて掃除場所に走って行きましたよ。『早く終わらせて兄貴に会いに行くんだー!』って」
「そこで掃除をサボらずにちゃんと行く所が偉いよなぁ」
あいつはヤンキーっぽいけど実際のヤンキー(この場合は不良の方が合ってるか?)とは違うからな。
「まぁあの子の事ですしすぐ終わらせてきますよ」
「じゃあ俺はそれまで読書するけど美咲ちゃんはどうする?」
「そうですね……じゃあ先輩。膝枕してもらっていいですか?」
え?
「すまん、耳がおかしくなったみたいだ。もう一度言ってくれ」
「うふふ……先輩、膝枕してください☆」
「………マジで?」
「マジです」
まぁ別に良いか、膝枕ぐらい。
ただ眠たくて枕が欲しいだけなんだろう。
雫にも何度かしてるしな。
「分かった君の好きにしてくれ」
「じゃあ先輩、少しお借りしますね」ぼすっ
そう言うやいなや美咲ちゃんは俺の太腿に頭を乗せた。
「男の膝枕なんか硬いだけだろうに……」
「そんな事ありませんよ、気持ちいいです。(先輩の膝枕……あぁ私今幸せだわ。何事も言ってみる物ね)」
「ってか美咲ちゃん眠いのか?俺の膝枕なんて」
「(もう、相変わらず鈍感ですね……)さぁ、どうでしょうね?」
「俺はこのまま本読むからな」
「はい、先輩はそうしてください(それにしても先輩の膝枕安心するわ……このままじゃ、本当に眠っちゃう……かも………)」ZZzzz
あ、本当に寝ちまった。
眠かったんだな……可愛い寝顔してんなぁ……。
っとと、寝顔を見るのは失礼かな?大人しく読書しましょうかね。
10分後……
「(ううー思ったより遅くなっちまった……)兄貴ーいるよなー?」ガチャッ
「……ん?お、やっと来たか雫。遅かったな」
ピキッ
あれ、何か雫が硬直したんだが……どうしたんだ?
「おい、雫どうした?」
「……な…で…」
ん?
「なんで……」
「おい、本当にどうしたんだ?」
わけがわからん。
「なんで美咲が兄貴の膝枕で寝てんだよオォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!」
うお!うるせぇ!いきなり大きな声出すな!!
「いや、これh「どうしてだどうして美咲が羨ましいズルイ兄貴の太腿ってか兄貴はあたしのなのに勝手に膝枕で寝るなんて許せない羨ましいゆるせないうらやましいユルセナイウラヤマシイユルs……」怖いわ!一端落ち着けっての!!」ペシッ
何か簡単には元に戻りそうに無いので軽く頭をたたいてやる。
っつーか俺の太腿も俺自身もお前の物じゃねぇよ!
「あいてっ……ううー何で兄貴の膝枕で美咲が寝てんだよぉ……あたしだって最近やってもらって無いのにぃ……」
「いや、何か美咲ちゃんがして欲しいって言うからさ……」
「だったらあたしにもしてくれよ!」
「あっああ分k「絶対だからな!?」分かったって……」
全く甘えん坊な奴だ……お?
「うーん…何ですか…うるさいですね……」
どうやら美咲ちゃんが起きたようだ。
「おい美咲!何でお前兄貴の膝枕で寝ようと思ったんだよ!!」
「あら、雫来たのね。そんな事決まってるじゃないの……うふふ」
「ちくしょー…ちくしょー…(あたしも家で膝枕してもらえるだろうけどやっぱり悔しい……ってそういえば!)……おい、兄貴!」
「うお!な、何だ?」
だからいきなり大きな声を出すんじゃないっての……
「今すぐ帰るぞ!早く帰って膝枕してもらうからな!」
「あ、ああ……俺は良いが……」
美咲ちゃんはどうするんだ?
「あ、それなら私も帰りますね?今日は良い思いもできましたし……うふふっ」
「(っく、美咲め…。笑ってられるのは今のうちだからな!)兄貴、今日の朝何でも命令聞くって言ったよな?」
ん……?なんの事…ってああ、雫をベットからおとしてやりすぎたお詫びにーって奴か?
命令じゃなくて言う事を聞くって言ったんだが……まぁそれはいいか。
「ああ、確かに言ったが……決まったのか?」
しかもこのタイミングで?
「ああ、今決まったよ……ずばり、あたしの命令は【今日の夜一緒に寝る事】だ!」
「な、なんだってー!?」
いや、お前……
「高校一年生にもなってそれはどうよ……」
「べ、別に良いだろ!?……それとも、あたしと寝るのは嫌か……?」(じわっ)
な、潤んだ目で上目遣いだと!?
「べ、別にかまわん!一緒に寝てやろう!!」
「な!?男女が同じ布団で眠るなんて不純です!」
何か美咲ちゃんが俺より動揺してるっぽいんだが……何故に?
「いや、別に兄妹だし構わn「それでもです!!バカなんですかあなたは!?」お……おう」
何か怒られた……(´・ω・`)シュン
「(あ、可愛い……じゃなくて!)だめよ雫ちゃん!私は認めないわよ!!」
「はん!美咲に認められなくても関係無いんだからな!……兄貴はいいんだろ?」
「(´・ω・`)……え?ああ、構わないけど」
「ほらな!あたしは兄貴と寝るんだよ! ほら兄貴、すぐ帰るぞ!!」ダッ
―――そう言うと雫は俺の手を取って走り出した。
勿論俺と自分の分の荷物をもって。
「くっこれで勝ったと思わないでよ雫ちゃん!」
「じゃーなー!アッハッハッハッハッハッハー!!」
俺の手を握りながら中々の速度で走る雫の笑い声がうるさい。
ってかいつの間にか大分部室から離れてる。
聞こえるか微妙だけど一応言っておくか……
「じゃーなー美咲ちゃん!また明日ー!!」
―――また明日ー!
あっという間に離れた部室から、かすかに美咲ちゃんの返事が聞こえてきましたとさ。
何だか知らないけど、昨日は2011 11 11 でポッキーの日だったらしいね。
……自分はポッキー買わないからいいけど。