俺と不良教師
なんとか1月中に書けたぜ!
迷彩根性の執筆(キリッ
……もし変な部分があったらごめんよ。
キーンコーンカーンコーン……
「…よーし授業終わりだ。お前ら一応予習復習はちゃんとしとけよー?
もしかしたらテストで出すかもしれないからなー」
…英語ダルイ。マジでダルイ。
大体こんな物勉強する必要あるのか?
どうせ学校で習う程度の英語力でスラスラ話せるようになるわけでもないし、そりゃあ多少は英文を読めるようになった方が良いかもしれないけどさ? 正直英語に使う分の時間を他の授業に回すべきだろ。例えば国語とかさ。国語力大事だよね!
……まぁ現実逃避でしか無いのは分かってるよ。最近昔よりも英語が重要になって来たって話も聞くしさ。でも無理な物は仕方ないじゃない(´・ω・`)
これでも頑張ってるんだけどなー。何で毎回赤点ギリギリなのかなー…。
―――そうだ、教師が悪いんだ。俺に英語の理解力が全く付かないのは全てあの不良教師のせいd「瀬川ー?」……はい?
「そういえばこの前お前に用事を手伝えって言ったよなー? そん時は用事があるとかで断りやがったけどよぉ、今日はどうなんだ? あ?」
「え、ティーチャーそれはやらないと駄目n「あぁ駄目だ。絶対に手伝って貰うぞ?」…イエッサー……」
なんて強引な。…というか口調とか態度とかこいつ本当に教師か? 絶対嘘だろ……。
「はーいまた失礼な事考えてるみたいだから更に仕事を増やしまーす」
ちょ……
〇
「おら、そっち持て。ちゃんと支えろよ? 落としたらタダじゃおかねーからな」
……現在、不良教師にこき使われております。
仕事内容は単純で、ただ単に学校の備品を運ぶ事だ。
ちなみに今運んでいるのはストーブ。外に出して空焼きをしていたんだとか。
他にもパイプ椅子だったり壊れた机だったり……既に結構な数の備品を運んだ後だったりする。
「分かってるっt「分かりました、だろ?」…分かりましたよっと…うわっ手に灯油付いた……」
ぐぬぬ…あとで良く手を洗わないとな……。
「おーし、安全に、でも急いで行くぞ。もうあんまり時間無いからなー」
「はいはい…って言うか何で俺がこんな事しなきゃなんないんですかね? 別に俺以外の人でも良かったんじゃないんですか?」
正直メンドイ。さっきまで英語の授業をしてた事とか“テスト”って単語を聞いた事もあるけど、この作業を早く終わらせないと昼飯が食べられないって事もダルイ。
「そりゃーお前が俺の悪口言ったからだろうが」
えぇー…マジですか……。
そもそも口に出した覚えないんだけどな……。
「まぁそれが無くてもお前に手伝わせたけど」
「何でやねん!?」
「お前は何か頼まれると口ではブツブツ文句言ってても最終的にはちゃんと手伝ってくれるからなー。
昔から何度か用事を頼んで来たけど、お前が本当に外せないって言う用事以外で断ってきた事無いだろ? 断った数も少ないし。……あとついでに言うなら、俺がお前を気に入ってるからだ。お前可愛いからな」
あー…まぁ確かに今まで頼まれた用事はほとんど受けてたっけ……。
て言うか可愛いとか言わないで下さいよ。何か怖いんですけど。……本当に怖いんですけど。
「ククク…そういう所が可愛いんだよお前は。……あぁここだ。ゆっくり降ろすぞ」
「だから可愛いなんて言わないでくださいって……」
不良教師の指定した場所にストーブを降ろしながらそう答えた。
本当に俺のどこが可愛いんだか……。
「よーし今回の運ぶ荷物はここまでだ、ありがとなー。…また何かあったら頼むぞ? 瀬川」
「正直面倒なんですけど。…分かりましたよ、神崎先生。また何か手伝いの必要な用事があれば声かけてください。…面倒ですけど」
神崎奈々(かんざきなな)…俺のクラスの担任教師で、俺が苦手な英語を教えている人の名前。
“神崎先生”って呼ぶ事が多い。何度も言うが不良教師である。……一応敬語(?)を使うように言われるんだけどかなり緩かったりする。本人も言うほど気にしてないっぽいし。
……ついでに言うと俺はこの人が得意じゃ無い。
何故なら―――
「あぁそうだ、今回の仕事の礼をまだしてなかったなぁ」
「あー…いや、毎回言ってますけどそういうの良いですから。自分もお礼が欲しくて手伝った訳じゃ無いですし……」
「お前の言う事は知らねーよ。俺がしたいんだからな。……オラッこっち向け!」
「ちょっそんないきなりっ!?「ほぉらお姉さんが抱きしめてやる!」ムグッ……」
この人、毎回礼だって言って抱きしめて来るんだよ。
まぁそれだけだったら役得で済むんだが……。
「ん~瀬川は可愛いな~♪俺もお前みたいな弟が欲しかった……」ギュムッ
「ちょっ絞まってるッ! 苦じ……」
この人毎回絞め落とす勢いで抱きしめて来るんだよな。……ある意味テンプレって奴か?
いつも10秒位抱きしめたら解放してくれるから良いんだけどな……。
ずっとされたら気絶くらいはするかもしれない。
「んあぁ~…癒される…最近色々溜まってたからここで発散しよう……」スリスリ
……ってあれ? 長い! 長いぞ!? 頬ずりしてないでとっとと放してくれ!
体がギチギチいってるんですけどー!?
……あ、駄目だわ。
―――暗転する視界の中で、俺は『これからは神崎先生の愚痴とかも聞くべきなのだろうか……』などと妙な事を考えながら、意識を手放した。
女不良教師神崎奈々参上!
あ、感想で同じ話が投稿されてるって指摘してくれた方ありがとうございます。助かりました。
他の読者様方も、何かおかしい所があれば指摘してくださると助かります。
作者も何とか直せるよう努力しますので。
勿論感想もくれたら喜ぶよ!