俺と妹の事情説明
少し急いで書いたからおかしい所があるかも。
その時はどうか感想で指摘して頂きたい。
最近インスタントコーヒーの瓶を取ろうとすると、何故か炊飯ジャーの蓋を開けてしまうんだが。……私の右手はどうなってしまったんだ!
……無意識だから仕方ない。
前回までのあらすじ!
・十夜、雫の挙動を不審がる。
・十夜、シャワーを浴びていたら乱入される。
・十夜、真実を知る。
つまり…どういうことだってばよ……?
「あー…それで、本当の事なのか? 二人が泊まりに来るってのは。…いやまぁそれは良い。
とりあえず何でこの家に泊まる事になったのか理由を説明してくれ」
とりあえず冷静に話を聞く事にする。……ここで怒鳴っても何も聞けずに終わりそうだし。
「あたしも何でそんな事になったのは分かんねーけどさ。
兄貴がいない時の部活で、2人がいきなり言ってきたんだけど……」
そこから俺はどういう流れでそんな事になったかを聞いた。
聞いたんだが……
「……つまり、【このままだと家でも一緒にいられる雫に勝つのは無理】→【だったら自分達も家に行けばおk】→【どうせだから泊まるかー】←今ここ…ってことか?」
色々とわけわかめ。というか何故に泊まりに来るのに俺の許可を取らない。
「あたしだって訳分かんねーよ。兄貴がわざわざ今北産業で要約する事も訳分かんねーよ」
「後半については無視するが……というか、何でお前はすぐ俺にこの事言わなかったんだ? 何か『言いたいけど言えない~』みたいな事言ってたけど……」
結局言ってくれたからそれは良いんだが…何で言えないなんて言っていたんだろうか。
言ったから意味無いけど。(大事なことなので2回言いました)
「あ……」
? 何故か茫然としている。
「おい、どうした雫?」
いきなり沈黙されると怖いんだが。
「兄貴……」
うん?
「忘れてた…あたし、この事兄貴にばらしたら勉強見てくれないって言われてたんだ……」
……………
………
…
「お前馬鹿だもんな……」
それだったら黙ってたのも頷けるな。
「馬鹿って言うな! というか納得すんなよ!?」
「いやでも成績もそうだけど…お前その事を忘れてたんだろ? 立派な馬鹿じゃないか……」
しかも悩みに悩みぬいた結果が、『ばらす』かい。しかも脅されてたの忘れて。本当に馬鹿だな……。
「うぅー…馬鹿って言うなよ……。あたしだって頑張ってるけど「いや嘘だろ。美咲ちゃんが言ってたぞ?『雫ちゃんはいつも授業中寝てるんですよねー』って」んなぁ!?」
多少頭が悪かろうが授業をまともに受けてりゃもう少しいけるだろうに……。
「ま、頭が悪くても雫が可愛い事に変わりは無いさ。……俗に言う『バカワイイ』って奴だな」
実際“やらないと補習”みたいな宿題が出た時、『あにき~。頑張ったけど分かんねーよぉ…教えてくれよぅ……』って涙目でやって来た姿には…クルものがあるしな!
「それ喜んで良いモンなのか……? ってそうじゃねーよ! どうすんだよ兄貴は! 明後日には聡里が、明明後日には美咲が来るんだぞ!? あとあの2人が教えてくれなかったらあたしの成績が終わっちまうよぉ!!」
はぁ…どうすっかなー……。
雫は何度も言った通りおバカさんだから、あの二人(まぁ今まで雫に勉強教えて来たのは美咲ちゃんだが。)が勉強手伝ってやらないと拙いなぁ……。
俺が教えられない英語&数学が特にヤバい。寧ろ俺も教えてもらえなくなったら赤点確定だし。
ん? 待てよ? 俺も……?
あれ?
これ詰んだんじゃね?
…………。
俺は今、重大な事に気が付いた
「……なぁ、雫。」
「何だよ兄貴。あたしの勉強で打開策が思い付いたのか?」
「おー難しい言葉をしってるなー。偉いぞー」なでなで
でも何か日本語変だぞー?
「あ、えへへー…って違う! 結局何だよ!? とっとと言えよ!」
「ハァ…どうせだからテンション上げて言うか……つまり!」
ここから俺は一気に、大声で捲し立てた。……無駄なノリでしか無かったけど。
「例え雫が今回の事を俺に言って、俺が何らかの策を思いついて二人が泊まりに来る事を拒めたとしても!
『泊めてくれないなら、もう勉強教えてあげない』
―――――と、雫と同じ脅し文句で、俺は屈せざる追えないんだよ!!」
「な、なんだtt……いやつまりは、結局兄貴も馬鹿だったって事だろ? 数学&英語限定だけど」
『 しずく は しんじつ を くち に した ! 』
『 こうか は ばつぐん だ ! 』
『 とおや は たおれた 』
『 とおや は めのまえ が まっくら に なった ! 』
「…………」
「…………」
「もう…学校行くか……」
「うん……」
色々と時間を無駄にしたぜェ……。
〇
「…おはようございまーす……」
「あ、十夜おはよう。……どうしたんだい? 何だか元気が無いみたいだけど」
元凶の1人が何を言うか……。
「あ…もしかして、雫が話したのかい?」
…何故分かった。
「いやぁ、だって君が随分恨めしげな目で見て来るんだからね。心当たりは一つしかないからさ」
「はぁー。……本当に泊まりに来るのか?」
出来れば冗談であってほしいんだが。
「嘘でも冗談でも無いさ。……あ! 折角の休日なんだし、僕と二人で遊びに行かないかい?」
「んー…まぁ良いけど……いきなり何でだ?」
随分突然だなー……
「はぁ…君は本当に鈍感だね。デートだよデート。僕は君とデートがしたいんだ……」/////
ちょ、そんな赤い顔で言うな。お、俺も意識しちまうじゃないか……。///
「ま、まぁ俺は良いけd「絶対だよ!? もし嘘だったりしたら……」わ、分かってる! 嘘じゃないから!!」
怖いからそんな目で俺を見るんじゃない!
「フフッ……そろそろ時間だし僕は席に着くよ。じゃあ細かい事は携帯で決めようか?
話してる所を雫や美咲に聞かれる訳にもいかないからね。フフフッ。
……それにしても、やっぱり雫は喋ったのか……。でもまぁあの脅しを十夜にすれば結局押し通す事は出来たしね……。でも彼の好感度を下げたくないから受け入れてくれたのは良かったかな?
……あれ? それじゃあ何で十夜は受け入れてくれたんだろう……?」ぼそぼそ
お前さん後半の小声で言ってる事の方が長いぞどうした。……聞こえないけど。
キーンコーンカーンコーン……
「おらーお前ら席に着けー」
はぁ、また色々面倒な事がありそうだ……。
デート、か……(´・ω・`)
(´;ω;`)ブワッ