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番外編「雫に犬耳犬尻尾を生やしてみた」

執筆時間が取れない&続きの案が中々浮かばないので、前から考えていた妄想をあげてみる。すまない……。


この話は読む必要無いデス。本編との繋がりはありません。

「おにいちゃんおにいちゃんおにいちゃあぁぁぁぁぁぁぁん!!」


「……どうしてこうなった」


―――――どうも、瀬川十夜です。

 突然ですが、うちの妹がおかしくなりました。


「おにいちゃんの匂いが今まで以上に感じるよぉぉぉぉぉ!!」

 

「……はぁ………」


 俺は思わずため息をしながら、この原因と思われるものを見た。

―――――雫の体に生えた、犬耳(・・)犬尻尾(・・)を……。




▲ ▼ ▲ ▼ ▲




 今日の朝の事だ。

 俺はいつまでたっても起きてこない雫を起こしに、二階にある雫の部屋に向かった。


「ったく雫の奴め…もう11時だぞ…休みだからって遅すぎだろうに……」


 まぁ休みだから支障があるわけではないけども……。

 寝溜というのは、体内時計が狂ってしまう為体に悪いのだ。……テレビで聞いた情報だけど。


 ガチャッ


「おーい雫ー。もう朝だ…ぞ……?!」


「スー…スー…スー……」


「なん…だと…?」


 俺は目の前に広がる光景に絶句してしまった。

 何故か雫の頭に犬耳が生えていたからだ。


「っていうかこれ本物か…? いやそんな筈が……」


 俺は確認のため、犬耳を触った。(正直、本物かどうかの確認というよりはさわり心地を確かめたかっただけだったり……)


 ふさっふさっ


「おぉ……」


 気持ちいい……!

 何か凄い柔らかいし毛がふさふさだし温かいし……!!


 ギュッギュッ


「うぐぅ…なんだぁ……?」


 あ…。雫が起きてしまった。

 耳を触る事に意識が行き過ぎていたようだ……。


「兄貴…? あーもう朝か……」


「遅いぞ雫。もう11時になっちまったじゃねぇか」


「11時ぃ? 嘘だろ? 別に昨日はそんなに遅く寝たわけでもないのに……」


 いや、そんな事はどうでもいい


「それよりさ、お前の頭のそれ…何だ……?」


「? 頭って…ゑ? なんだこれー!?」


 やっぱ心当たりは無しか。まぁ頭に犬耳が生える心当たりとか恐ろしいけどな……。


「…なんかお尻にも違和感がある……」


「え? 違和感ってまさか……」


 おいおいおい……


「うわぁ…尻尾だ……」


「尻尾だなぁ……」


 茶色の毛だしゴールデンレトリーバーかね?

 色的にはそこそこ合ってはいるが……。

 ま、そんな事はどうでもいい。


「雫」


「え? なんだ兄貴?」


「撫でさせてくれ」


「…はぁ?」


「だから、撫でさせてくれ!」


「いやいやそんな事よりも何でこんな物が生えてんのか調べた方が良いんじゃ……」


「どうせそんな事分からん! そんな無駄な事をするより、撫でさせろォォォォォォ!!」


「わ、分かった! 分かったからそんなに叫ばないでくれよ!!(そういえば兄貴は犬が好きだった…世話が大変だから飼えなかったんだっけ……)」


 犬…いぬ…ドッグ…わんこ…わんわんお……


「う…分かったよ! 好きにしてくれ!!」(考えてみれば兄貴から撫でてくれるんだから、悪い事なんて何もないしな!)


 よっしゃあ! 撫でるぜー!!


 なでなで…


「ふわ!? な、なんで…」


 なでなでなで…


「んぅ…なんでこんな…!」


 なでなでなでなで……


「なんでこんなに幸せな気持ちになるんだよ……!」


 んー、可愛いなー♪ ずっとこうしていたいわー。


「あにきぃ…」


 くっそー犬欲しい…犬飼いたい…でも世話がキツイ…普段の家事に加えて犬の散歩なり躾けなりをするのは流石になぁ……。


「ふわぁ…おにいちゃん……♪」


 ん…? なんだか雫の様子が……


「おにーちゃん好きぃぃぃぃぃぃぃ!!」ガバッ


「うぉ! いきなり何だ!?」


「もっともっともっともっともっともーっと撫でてー!!」ギュウゥゥゥ……


 い、いきなり雫の様子がおかしくなったぞ!?

 何だか目がとろんとしてるし、妙に熱っぽい視線が…。


「お、おう…このまま撫でれば良いんだな……?」なでなで


「うひゅう…しゅごいよぉ…しゅごいしあわせェ…って、あれー?」


 ? なんだ?


「なんだかお兄ちゃんの匂いがいつも以上に……!?」ガバッ


 !? いきなり胸に顔をうずめてきた……


「スー…ハァ…スー…ンはぁ…しゅごいィ……♪」


「えっと…何がそんなに凄いんだ?」


「えへ、えへへへっおにーちゃん…わたし、わんちゃんになっちゃった!」


 え、なんぞ?


「どういう、ことだ…?」


「なんかねぇ、いつもより鼻が良くなったみたいなの。だからおにいちゃんの匂いがいつも以上に感じられるの。さっき頭を撫でられた時なんてね? 凄いしあわせな気持ちになったの」


「そ、そうなのか」


 それは犬になったって言うのか? 確かに懐いた相手に撫でられたら気持ちいいのかも知れないが……。あ、でも鼻が良くなったっていうのは確かに犬っぽいかも。犬の嗅覚は人間の鼻より遥かに優れているって聞くしなぁ……。


「おにいちゃんの匂い凄い良い匂いだね…凄い興奮する……」


 ……なんだか嫌な予感がする。逃げた方が良いか……?


「お兄ちゃんの匂いィ…ハァ…ハァ……ああぁぁあぁああああぁぁぁ………」


「うわぁそういえば雫に馬乗りにされてるから逃げられ無いじゃん……」


 ……これは詰んだわ

 

「おにいちゃんおにいちゃんおにいちゃあぁぁぁぁぁぁぁん!!」ギュウゥゥゥ……!


「……どうしてこうなった」


 ここで冒頭の部分に戻る訳なんだが……。

 本当にどうしてこうなった。


「おにいちゃんの匂いが今まで以上に感じるよぉぉぉぉぉ!!」スリスリスリスリ……


 雫はものすごい勢いで顔を擦り付けてるし、尻尾も凄い勢いで振られている。(尻尾可愛い)

 こりゃ気が済むまでやらせないと話を聞いてさえくれなさそうだなぁ……。




 ―――――続かない

オチも無い。ここで力尽きてしまった……。

要望があれば続きを書くかもしれないけど需要無いよなー。


酷い終わり方ですみませんm(_ _)m

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