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俺と三人の美少女と弁当と

活動報告で「一週間の間は更新が出来ません」と言ったな?あれは嘘だ。

5日程寝ていると大分楽になったので、何とか一話完成させました。まぁ既に半分ほど出来てましたしね。


……ちょっと短いけど。

「でな? その時兄貴がさ(ry ……どうだ、可愛いだろ?」


「へぇ…十夜もそんなに可愛い所があるんだ。僕はあんまりそういう面を知らないんだよね」


「十夜先輩って微妙に天然な所がありますからねー。あ、そうだこんな事があったんですけど……」


「お? なんか面白うなはなしじゃねーか」


「十夜の知られざる部分を知る良い機会だし、なるべく詳しく話してよ?」


 えー…只今俺自身理解のできない状況に陥っております。

 ついさっき雫、聡里、美咲ちゃんの三人が唐突に俺(瀬川十夜)を自分のものだとかぬかしやがったんだが……。

 別にその後で争いが起こる訳でもなく、弁当を食べながら楽しそうに話している。




 ……正直言って驚いた。

 さっきまで俺が止めなければ確実に乱闘が起こりそうなものだったのに、わけワカメな宣言(?)したと思ったら突然


 『じゃ、弁当食うか。時間も無いし』


 ―――――と雫が言いだしたのだ。


 しかもそれを聞いた二人もほぼ即答で


 『『分かったよ(わ)』』


 と来たもんだからな……。


 俺自身何が起こっているのか把握できていない。

 というか俺としては、『おい何で雫が仕切ってんだ』とか『お前らさっきの宣言は何だ』とか色々聞きたい所なのだが……


「あの時の兄貴の涙目姿が凄い可愛くてさ……家に写真があるんだぜ? これが本当に可愛いんだ……羨ましいか?」


「ふん! 僕なんて窓辺で物思いに耽っている十夜の写真を持ってるよ? これが凄いカッコいい物でね……僕の宝物だよ」


「私なんて先輩の笑顔の写真持ってるわよ? ま、確実に先輩を狙うお邪魔娘が増えちゃうから他の娘に見せたりはしないけどね……いつも財布に入れているわ」


「お前らは何でそんな写真持ってるんだ? っていうかいつ撮った! 盗撮か? 盗撮だろう、盗撮だな!?」


 ……さっきから三人の話に突っ込みを入れる事に気を取られて、自分がしようと思っていた質問が出来ないでいるのだ。


 大体おかしいだろ。雫はまだ良い。多分涙目の写真ってのは俺がもっと小さい頃のだろうし、別に雫自信が撮った物でもないだろうしな。

 しかし聡里と美咲ちゃんは妙だ。聡里も美咲ちゃんも基本的には学校でしか会う事は無い。

 なのに写真だと? 学校に持ってくるのは無理じゃないか?

 ケータイならまだ分かるんだが……。ケータイで写真を取れば音が出るし、自分が写真を取られたら大体分かる。……でもこの二人に写真を取られた覚えは無いし……。


「へへ、この弁当は兄貴が作ったんだぜ? 兄貴の愛情が詰まっていて凄い美味いんだぞ!」


「僕はいつも卵焼きを貰うけど……たまには別の物も欲しいなー?」


「う、先輩の作ったお弁当……たまには私にもくれたって良いんじゃないかしら?」


「これは兄貴の妹であるあたしが持つ特権だ! 兄貴を狙うお前らにやる物なんて無い!」


 …………いやいや


「雫、別に少しぐらい分けても良いと思うんだが……」


「やだー! 兄貴の作ったものを他人にあげたくないー!!」


 やれやれ…俺の作った料理がそれだけ好きって事は嬉しいんだが……。


「―――――よし、だったら二人とも俺の分の弁当をあげよう。中身は雫と同じだからいいだろ?」


「「本当かい(ですか)!?」」


 おおう近いぜ…そんなに喜ぶ事なのか……?


「………………」ジー……


 ………………。


「ジー…………」


「何故口で言う」


 あ、反応してしまった……


「うー! 兄貴のバカヤロー! 兄貴なんて、兄貴なんて…大っ…だっ…大好きだー!!」ドゴッ


「うぐお!?」


 この勢いはもはや抱きつくじゃ無くてタックルだぞ……というか何故に抱きついてくるんだ。


「兄貴のばかぁー! あたしの気もしらないであっさり渡しやがって! うわーん!!」


「あー…何かすまんかった。でも別にそこまで悲しむ事か? お前は家で俺が作ってる料理を食べてるだろ?」


 普段家で食べてるんだし、そんなに怒る事でも悲しむ事でも無いと思うんだがなぁ……。


「十夜…君は本当に鈍感だね……分かっていた事だけど」


「十夜先輩…ダメダメです……まぁ分かっていた事ですけど」


 えー……。というか弁当分けたのにその反応は酷くない?


「「それとこれとは別だよ(別です)」」


 えー……。何か理不尽じゃない?


 いや、まぁ良いか。


 雫&美咲ペアが乱入してきた時はこんな展開は予想できなかったけど、なんとかBAD ENDを回避する事に成功したし、こうして俺の精神にダメージを負った以外は被害は無い。





 ―――――結果良ければ全て良しなんだが…何だか三人娘に妙な結束が出来たっぽい。

 俺の未来はどっちだ! ……割と本気で心配なんだがどうだろうか。


「えへへぇ…あにきぃ……」


「十夜……フフッ」


「せんぱぁい……うふふっ」


 ゾクッ


 ほらまた背筋にゾクッと来た! 絶対何かあるって!?


さて、十夜の明日はどっちだ!


そして症状が少し軽くなっただけで、インフルエンザが完治したわけでもない作者の明日もどっちだ!?

……インフルが最近流行ってきた新型じゃなくて良かったです。


昔、作者が小学生の時、水疱瘡にかかり、治ってから4日後にインフルエンザにかかった事があります。水疱瘡で出来たかさぶたが痒い&インフルのせいで体の節々が痛いという……あれは辛かった。


あ、更新速度は少し落ちるかもです。

インフルもあるんですが、単純に話が浮かびにくくなったので……。

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