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俺と聡里と話し合い・・・?

ヤヴァイ、風邪のせいか執筆が追いつかなくなってきた……。

頭が痛い。何より元々弱い腹が風邪のせいでさらに不安定に……(泣)

 キーンコーンカーンコーン………


 やっと授業が終わった…。

 俺が嫌いな英語が…やっと終わった……。


「よーしお前らー、今の問題集の続きは宿題にするからなー?」


『えー? 何でだよ…』 『面倒くせーなぁおい』 『何でこんなのしないと駄目なのよー』


 生徒から野次が飛ぶ。…まぁ当たり前の事だろう。誰だって宿題は嫌だし……。


「はいはい文句は受け付けませーん。授業の進行が遅いので仕方ない事だからなー」


 それは授業中、すぐに話がそれたりするあんたが悪いだろうが…この不良教師め……。


「おーし瀬川ー」


 え? 何だ? いきなり俺の名前を呼ぶなんて…話の流れが掴めないんだが……。


「お前いらん事考えた罰だ。この後俺の資料整理の手伝いをしろ」


「ちょっと待てぃ! この後昼休みだろうが! 俺の食事時間をどうするつもりだ!?」


 というか人の思考を読むんじゃない! 真剣に怖いっつーの!


「って言うーか俺は昼休みに用事があるから無理です!」


「あぁー? お前普段は明石(あかし)と飯食ってるだけだろ? 何で用事があるんだ?」


「え? いや、それは……」


 えっと…『聡里に俺の事どう思ってるか聞きに行く』なんて言えないよな…どうする……?


「―――――まぁ用事があるなら仕方ないなぁ…。よし、だったら今日は良い。でもまた後日に俺の仕事を手伝ってもらうぞ? 俺に失礼な事を考えた罰だからなー」


 うわぁ、この人もしかして本当に俺の考えてた事分かってたのか…?

 しかも何で別の日にずらしてまで俺に罰を与えようとしてんだよ……。


「そりゃお前美人教師である俺に失礼な事考えてたからに決まってんじゃねーかよ」


「だから俺の思考を読まないでくださいよ! …っていうか何で分かるんですかねぇ!?」


 怖いって! 具体的に何を考えてるのかすら分かってそうなんですけど……。


「なんでってそりゃ…勘だ」


「勘ってあんた……」


 それはどこの恋姫の褐色巨乳王ですか…いや、寧ろ幻想のグータラ腋巫女さんか……?


「とりあえず、また今度お前を呼ぶからなー覚えてろよー?」


「ちょっ俺が手伝いをするのは決定事項なんすかねェ!?」


 って行っちまった…本当に不良教師だなあの先生は……。

 美人っちゃ美人なんだが…あの覇気の無い目つきにそれに見合ったやる気の無さ。おまけに時間に対してかなりルーズで遅刻常習者という、『お前教師か?』と言いたくなるような人間だ。

 まぁ今言った通り美人ではあるし、教え方も中々上手い。生徒が授業に飽きないように色んな話をしてくれるからな…頻繁に話が逸れるけど……。


「ほら十夜。昼休みになったんだから行こうよ。元々君が誘ったんだよ? ほら、考え事はあっちで出来るじゃないか」


 おっと、確かにそれはそうだ。昼休みは聡里との話し合いをするんだった。

 あの不良女教師の事を考えている場合じゃなかったな……。


「すまんすまん、考え事に集中し過ぎた。―――――じゃ、行くか?」



 ―――――屋上へ




 〇




「へー、屋上ってこんな風になってたんだね」


「おう、一応柵の方には行くなよ? 老朽化してたら危ないしな」


「分かったよ。それでどうするんだい? このまま腰を下ろしたらズボンが汚れそうなんだけど…」


 ふっ、この瀬川十夜に抜かりは無いぜ。


「ちゃんと敷物は持ってきてるのさ!」


「おぉー……まぁ言い出しっぺが用意するのは当然だけどね」


 そんな冷めた反応されると辛いんですが……。


「―――――じゃ、話し合いといこうか? 十夜」


 ……分かってるよ。


「話っつってもさ、俺はただ、一つだけ質問がしたいだけなんだよ。


 あのさ―――――



 ◆



 キーンコーンカーンコーン………


「あー…だる……」


 歴史の年数なんて覚えても使う場面なんかねーだろうによ…マジで意味が分かんねー……。

 他の勉強にも言える事だよなー…こんな事習っても社会に出て役に立つのか? あたしは立たないと思うんだけどなー……。


「あのねぇ雫ちゃん。例え授業で習った事をそのまま使う機会が無かったとしても、それで得た色々な考え方が役に立つ時はきっとある筈よ? だから今ちゃんと勉強しないと社会に出て孤立しちゃうんじゃないかしらー?まぁ流石に孤立は極論なんだけどね?」


 ん? 美咲か……


「何であたしの考えてる事が分かるんだよ…」


「あなたさっきから考えてる事口に出してるじゃない……」


 そうだったか? まぁどうでもいいか……。


「あたしが本当に孤立する事なんてありえないしな」


 これは絶対の自身を持って言えるぜ。


「あら、その理由を聞かせてもらえるかしら。随分自信があるみたいだけど?」


「そりゃお前…あたしには兄貴がいるからなぁ……えへへ」


 あたしは将来兄貴と結婚するし、兄貴がいればあたしが孤立する事なんてありえねーからな!

 あー…兄貴は今何してんのかなー…。兄貴に抱きつきたいなー……。


「(小声とはいえ教室でそんな事言うだなんて…というか前より積極的になってる? 不味いわね…私が十夜先輩にキスした影響を受けたのかしら……)雫ちゃん忘れてないかしら? 私だって十夜先輩を狙ってるのよ?」


「ふん! あたしと兄貴は一緒に住んでるんだぞ? 美咲にも聡里にも負ける通りはねーよ!……はぁ、兄貴に会いたいなぁ…押し倒したい……」


 兄貴アニキあにきぃ……。


「…はぁ、そんなに会いたいなら会いに行けばいいんじゃないの? 教室は知ってるんでしょ?」


 ――――― お 前 天 才 か 


「おっしゃ! 兄貴に会いに行くぜ! ついでに一緒に弁当食べるんだ!!」ダッ


「ちょっと!? 私だって先輩には会いに行くわよ!!」


 待ってろよ兄貴! すぐ行くからなー!!




 〇



「あのさ―――――お前は、俺の事どう思ってる……?」


「真剣な顔して何を言うのかと思えば……好きだよ? 寧ろ愛してると言っても良いくらいにね? ……フフッ。薄々は分かってたんでしょ? 昨日の部活でそれっぽい事は言ったんだしさ」


 やっぱりそうか……


「お前も俺の事……」


「やっぱり、分かってはいたけどそれだけかー……。僕に対する告白だったらいいなーって思ってたんだけどねー」


 えっとその……


「ごめn「謝る必要はないよ? これからは積極的に君を狙って行くからね」えぇ……」


 なにそれこわい


「その第一歩として…ま、とりあえずは君の唇を貰おうかな? このままじゃスタートラインにすら立ててないしねッ!」


 え、ちょっむぐッ!?


「ん…ちゅ…んむ……」ギュッ


「むぐ…ん…んう……」


 またいきなりのキスとは…!


「ん…ぷはっ、はぁ……ごちそうさまでしただね。…フフッ」


「ぷはっ…はぁ、何でお前らは皆無理やりなんだよ……」


「それは勿論、君が許可をくれるとは思えないからさ」


 そりゃそうですが……


「俺にだって気持ちの整r「兄貴(先輩)…何してんだ(してるんですか)……?」え゛?


 この声はまさか!?


「おい聡里ィ…お前兄貴に何してるんだァ……?」


「この泥棒猫…先輩の唇を……」


 ま た こ の 流 れ か 。


実は担任は女(美人)でしたっていうね。


さぁ、我らが主人公はまたまた現れたこの修羅場をどうくぐり抜けるのか…!

次回に続く! みたいな。


もしかしたら更新速度が落ちる可能性があります。ご了承ください。……すまぬ。

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