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俺と妹と未来への不安

サブタイトルとか内容とか、色々難しいゼヨ……。特にサブタイ。


今回はあんまりパッとしない話です。いつもの事だけどねー。

「…よし! ごちそうさまでした!!」


「……お粗末さまでした………」


 たった今朝食が終わった所だ。


 終わった…所だ……。


「…? 何で兄貴はそんなに元気がないんだ?」


「お前のせいで俺は未来に不安しか無いんだっつーの!」


 主に今日の入浴時についてな!


「えー…、こんな巨乳で金髪美少女に抱きつかれてその反応かよ~」


「自分で言うな、自分で。……お前は妹なんだからお前が望むような反応はしちゃダメなんだよ」


 妹に反応するとか兄としてダメに決まってるだろ……俺と血は繋がって無いけど。

 しっかし、まさか雫がここまで大胆な行動を起こすとは思っていなかった。

 まぁ水着を付けていたのは良かったんだが、それでも高校生にもなって兄妹と一緒に風呂…今回はシャワーだったけど、入るのは駄目だろう。常識的に考えて。


 これは本気で雫に本当の事(俺と血が繋がっていない事)を話すのは駄目かもしれんな……。


「おーい、兄貴ー? また考え事かー?」


 雫が俺に対して抱いている感情を無くすのは流石に無理だろうし、やっぱり今日学校から帰ってきたら父さんと母さんに電話した方がいいか……。近況報告も兼ねて、雫の事を相談しよう。


 ……あ。

 学校と言えば今日聡里に色々聞かないといけないんだった……。

 ちくしょー…。何かやる事多すぎだろう……。

 何で俺がこんな目に遭うんだ……。


「おい兄貴。無視か? 未来の奥さんを無視するのか?」


 そりゃ女の子、それもかなりの美少女2人に告白されるのは嬉しいぞ?

 でもなぁ…片方はずっと一緒に暮らしてきた妹で、片方は何だか目に光が無い状態での告白だったし……。

 そこからもしかしたらもう一人追加される可能性があるんだぞ? それも何年か親友だと思ってた男装美少女(僕っ娘)。

 混乱するのも無理は無いと思うんだよなぁ……これが他人に起こった事なら「リア充爆発しろ!」って言ってぶん殴るんだが……。


 大体あいつらも何で俺みたいな男なんか好きになったんだ?

 俺のいいとk「兄貴ィ!!」うお!?


「な、何だよ雫。いきなり怒鳴らなくてm「いきなりじゃねー! さっきから何度も呼びかけてただろうが!!」そう…だったのか……? それは、その…すまん……」


 あぁ、どうやら思考に気を取られ過ぎたらしい。

 現実に目を向けると、元々キツメだったのが更に釣りあがった目つきの雫が目の前に……って、近い!


「兄貴…どうせまた他の女の事考えてたんだろ……。兄貴はあたしんだからな! このッ」ガバッ


「んむ!?」


 ちょっ!?


「うぐぐ…ぷは! い、いきなり何をする!?」


「何って…キスに決まってんだろ?」


「いやいやおかしいから! 今の話の流れでキスはおかしいから!?」


「はん! 他の女の事なんて考える兄貴が悪いんだよ!!」


 どういうことだってばよ……。


 何だか相変わらずな雫を見ていると、さっきまで悩んでいた自分が馬鹿らしくなってきた……。


「はぁ…もう学校行くか……」


 もうあれだ。深く考えるのは止める! 変に考え過ぎるから余計に疲れるんだよ。

 もうここは当たって砕けるしかあるまい!!(思考放棄)


 というか、俺もう疲れたよ………。


「えー…。もっとイチャイチャしたかったのになぁ……」


「なんかさ、お前どんどんキャラ変わってきてないか……?」


 ここまで俺にべったりでも無かった筈なんだがなぁ……。


「はぁ…やっぱり兄貴は鈍感だよなぁ……」


 む? 何を言うんだ。俺は結構敏い方だぞ?(自分に対する殺気とか悪意とかに)


「(絶対違う事考えてるな…)…まーいいや。じゃあとっとと学校行こうぜー」


 ? 何でそんなに呆れた目を向けるんだ……?




 〇




「さて、学校到着っと」


 今日も面倒な勉強が始まるぜ。勉強嫌い。


「あ、十夜。おはよう」


 お、聡里。


「おはよう聡里。―――――それよりも、今日部活で聞きたい事があるんだが…いいか?」


「……分かった。僕も君に大事な話があるから、どこか二人きりになれる所に行こう。……今は時間がそんなに無いけどいつ、どこでする?」


 ん…そうだな…人があまり来ない所が良いだろうし……


「―――――よし、だったら昼休みに屋上はどうだ? あそこなら人は来ないだろうし」


「屋上? あそこは鍵が掛かってて開かないんじゃないのかい?」


 まぁ普通はそうなんだが……


「あの鍵は簡素な奴だからな。……ピッキングで開けられるんだよ」


 もちろん後半は小声だ。流石に一介の高校生がピッキング出来るなんて言えんからな。

 本来入ってはいけない所に入る訳だし。


「ピッキングって君…まぁいいか。それじゃあ昼休みに屋上だね? 了解したよ……結局は一緒に行くだろうけどね」


「おk、勿論弁当も持って行くだろ? 飯を食いながらの方が間がもたない時も飯食ってたらいいし」


 もしもの時を考える、やり手の十夜と呼んでくれ(キリッ)


「どう考えても他に二人きりで話せる時間が無かっただけだよね……」


 それは言うな…。放課後とかは雫と美咲ちゃんに見られたりする可能性が高いからな……。

 あの二人の事だ。もし俺と聡里が二人して来るのが遅かったら探しに来るに決まってる。

 俺と聡里が二人きりでいたら何をされるか……(ガクブル)


「おーしお前ら席につけー。HR始めるぞー」


 ん、ティーチャーが来たか。


「じゃあ十夜、また昼休みにね」


「あぁ、また昼休みにな」


 さてさて、どうなる事やら……。


さて、次回は聡里と話し合いじゃよ。

別に大して見どころがあるわけでもない。


ちなみに、十夜も薄々聡里に好意を持たれてるのには気付いてます。


何か最近頭痛とか酷いだが風邪だろうか……。

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