俺と美咲ちゃんの…ちょっ、ま、やめ!?
やっとここまで来たぜ……!
実は今までがプロローグ的な何かだったのさ!
まぁ行き当たりばったり&勢い+ノリで妄想を書き殴ってるだけだからね、仕方ないね、ホントにね。
気に入らなければブラウザバックをしてくれぃ!
それが君の為だからな! たぶん!
「それで先輩。新入部員って何の事なんですか? 今いた人がそうなんですか?」
何故か雫と聡里が部室からいなくなっても変わらず、俺は美咲ちゃんから追及を受けていた。
―――――と言っても、普通に考えればただ『そろそろ“同好会”からちゃんとした“部”にする為に、新しく部員を入れるんだー』的な事を言おうとしてるんだが……。
「ああ、今はいないけどさっきの女子…ああ、男子の制服着てるけど立派な女のk「男子じゃないんですか?」いやだから女のk「男子ですよね?」…その、女のk「男の娘ですよね?」……えーっと……」
何故か女の子って言わせてくれないし、そのせいで話が進まないんだよ……。
一体どうしたんだ美咲ちゃんは?
俺に『女の子』って言わせなければ聡里の性別が男に変わる訳でもないし、何より美咲ちゃんの表情的に『女子には見えない』のではなくて、『女子だと信じたくない』って感じなんだよなぁ……
―――――もしかして男の友人が欲しかったとか? 普段雫と一緒にいるから美咲ちゃんに寄って来る男は雫が怖くて近寄らないらしいし、放課後も護身術部(とは名ばかりのグダグダ部)で雫と一緒だしな…美咲ちゃんとまともに喋っているのは俺ぐらいだからな……出会いが欲しかったのか?
でもこの考えが合ってるかなんて分からないし…、素直に聞いてみるしかないよな。それでちゃんと新入部員についての説明を再開しよう、そうしよう。
よし! そうときまったら早速聞いてみるとしよう。
「嘘!? 新しい新入部員、それも女子!? しかも先輩と同級生でクールな美少女だなんて…。
そもそも新入部員だ何て雫ちゃんは嫌がっていた筈。何で今頃…そもそも新入部員を入れる動機は何? 最近あった今までと違った事なんて私が昨日膝枕してもらった事くらい……って、まさかこれが動機!?
私と十夜先輩を二人きりにしないようにする為なの!? ……でも、さっき見た限りでは雫ちゃんは新入部員が女子だってことに凄い驚いていたし……。
そもそも先輩が、この部が護身術部とは名ばかりのグダグダするだけのだらけ部だって事を話す相手って事は、あの男装美少女は先輩とかなり仲が良いって事になるわ…。しかもこの時期に部に入部するって事はそれだけ十夜先輩と一緒にいたいって事よね? だってあの聡里って人と私達二人は今まで接点が無かった訳だし……くぅっ!? 新しく先輩を狙う女が増えたって事!? これから一体どうすれば……」
ブツブツ…ブツブツ…ブツブツ……
は、は……話しかけずれエェェェェェェェェェェェェェ!!!
何か凄いブツブツ言ってる!? 声に温度が感じられなくて凄い怖い!
しかも俯いてるせいで表情が見えないし余計に怖い!! これがダークサイドって奴か!?
一体どうした! 本当にどうした!? これじゃあ説明できねーじゃん!
雫達はどこに行ったんだよ!? 本来は雫が説明しておく事だってのに!!
俺一人で一体どうしたら………
「…仕方無いわ。少しずつ先輩に振り向いてもらおうと思ったけどそうも言ってられないみたいだし…」
お! 美咲ちゃんがダークサイドから戻ってきた! これなら説明できる筈!
「な、なぁ美咲ちゃ「今なら先輩と2人きりだし、今のうちに既成事実を作るしかないわね。いえ、今この時間は神様がくれたチャンスなんだわ。先輩と既成事実を作って夫婦になるチャンス……」…え"?」
ダメだぁ! 戻ってきてないよ! 完全にあっち側じゃん!?
まずいマズイまずいマズイ…どうすれば……
「ねぇ、先輩? 十夜先輩…?」
「お、お…おおう何だ?」
「私と…イイコトしませんか…?」
何か目に光が無いイィィィィィィィィィィ!?
ちょっ、怖い、怖いって! 近づいてくんな! 近づいて来ないで!? 近づいて来ないでくださいぃ…
「何で逃げるんですか先輩…? 酷いじゃないですか…私はこんなに先輩を愛しているのに……」
「い、いや。あ、愛って一体何の事だ…?」
本当に分からん。っていうか怖くてちゃんと頭が回らない! 昔、殺気立った「ヤ」のつく自由業をしている強面のお兄さん達と向き合った時でもこんな事無かったのに……!
「本当に気づいて無かったんですね先輩…。私は、先輩の事が好きなんです。先輩は違うみたいですけどね……」
「いや、俺だって美咲ちゃんの事が好きだぞ…?」
雫の事もあるし、とてもいい娘だし、可愛いし。
「先輩のそれは“友人として”ですよね? 私は“異性として”先輩の事が好きなんです」
その瞬間、俺の頭は真っ白になった。
さっきまで忙しなく回していた思考もあっさりと止まってしまう。
それと同時に後ずさっていた体がソファにぶつかってしまったようだ。
俺の体はソファに倒れこんでしまい、更にその上に美咲ちゃんが馬乗りになってきた。
頭が真っ白になって体も動かせない俺の顔に、美咲ちゃんの顔が寄ってきて……
ちゅっ
「んっ…んちゅぅっ…」
「んむぅっ!?…んんっんむぅっ」
俺と美咲ちゃんの唇が重なってしまった。
バン!
「兄貴! 無事か!? 美咲に何かされて…………え?」
「ゼェ…ゼェ…し、雫…もう少し待って欲し…………なん…だと…?」
最悪のタイミングで、いなくなった2人が帰ってきてしまったようだ。
え? 良く分からないけど本当にヤバくね?
実はタグにある「ヤンデレ」は「(ヤンキー+デレ)」つまり雫の事だけを指しているのではなく、「病み+デレ」、つまりは本来の意味の「ヤンデレ」の意味もちゃんとあるのだよォ!!
……え? 本来の意味のヤンデレが出てくるのは分かってた?
いやいやそんな…………マジで?
――――まぁ流石にずっと美咲をダークサイド状態(病みモード)でいさせはしませんけどね?
それだと守ろうとするであろう主人公や、妹である雫、新しく護身術部に入ってきた聡里達全員がヤヴァイ事になる未来しか見えませんし。
作者は鬱展開が苦手です。超苦手です。
通らざるおえないシリアスな場面とかは頑張って耐えますけどね……。
タグに「シリアス」なんて入れる気も無いですし、その点は安心してくださいな。
色々言ったけどさ、正直今回の話のシーンだけじゃヤンデレとは言えないよねぇ……。あ、13時頃に人物設定も投稿します。