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晏陰  作者: 水嶋
2人のその先

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お迎え

「カイー!」


「あっ!インくん!今日は!」


法医学教室に進学して2年目の終わりに櫂は小学校を卒業してマコトの元に戻って来た

この春中学1年生になっていた

僕や杏が通った学校に入学していた


見た目は僕や杏によく似ていた

真面目で明るく賢く優しい良い子だった


12歳まで家を出ていて全寮制のボーディングスクールに通っていたのでまだこの辺りにも慣れてないだろうと言う事で僕が時間ある時にはたまにお迎えに行ってあげていた


「学校慣れた?」


「うん!」


「友達は出来た?」


「うん!楽しいよ!」


「そっかそっか」


そう言って頭を撫でてあげた


「えへへ」


櫂はマコトと杏の子だが杏には似なくて良かった


「もうセックスはした?」


「ううん、まだ。今年の夏休みにアンちゃんが教えてくれるって。去年は女の人の身体について色々教えてくれた!」


「そっかそっか!」


精通とオナニーはマコトが教えてあげたらしいからこの辺は2人がいるので安心だ


「カイは好きな女の子出来た?」


「うーん、まだ良く分からない」


「そっか。まだ帰って来たばっかりだもんなあ」


男子校だったので身近に同じ年頃の女の子は居なかったからまだ仕方ないか…


「アンちゃんにはテルヒを好きになるんだよって言われてる…テルヒとセックスするんだよって…テルヒの事は可愛いし好きだけど…まだテルヒ小さいしピンと来ない…」


「そうだよねえ…」


照陽は星夜と同い年だからまだセックスする年齢じゃないもんなあ…


まあ櫂も照陽も2人は八神の使命を背負った子だから仕方ないよなあ


照陽が杏とマコトの子なのは杏から聞かされて知っていた

宮乃に尋ねられたあの睡眠薬を使った様だ

杏は僕に将来照陽にだけは絶対手を出すなと言われていた


言われなくても僕はもう麻由一筋だから他の女の子とはセックスはしない


杏は八神家の使命のために大変だな…

僕は弾かれた人間で良かったと思った

まあマコトとならセックスしたいが未だに許してくれない

マコトも中々頑固だ


僕は同意してセックスする様にとの教えを守ってるから杏みたいに薬には頼らない



「でもね…世の中には好きが無くても結婚する人も居るし…カイも大丈夫だよ!八神家の使命だもんね!たとえ好きになれなくてもきっとテルヒとセックス出来るよ!」


眞也みたいに…

もしかしたら杏も…


「そうなの?」


「うん、僕も大好きなマユ以外の人でもセックスは出来るから!まあ結婚してるし今は男の人限定だけどね」


「そっか!うん、そうだよね!」


「セックスするとすっごく気持ちよくて幸せな気持ちになるんだよー!」


「そうなんだー!楽しみだなあ!」


「ふふ、まだカイは子供だから学校の子とセックスする時は無理矢理じゃなくてちゃんと相手の子と同意してコンドームは付けるんだよ?今子供が出来ちゃうと学校に通えなくなるかも知れないし…まあその辺りはアンがちゃんと教えるだろうけど…」


「はーい!」



「ところで…確かアキラさんの子…ニチカくん?もこの学校だよね?もう会った?」


「うん、今は高等部の2年生だよ!マコト…シンに頼まれて仲良くしてねって。校舎が遠いから少しだけ会いに行ってみたけど…」


櫂もマコトが何故名前を変えているかは聞かされて居る様だった


マコトの家だと僕も杏もマコトと呼ぶので櫂もいつの間にか家だとそう呼ぶ様になっていた


皆呼び方を間違えそうになるからマコトが研修を終えて精神科医になれたらふりがなを「マコト」に戒名するらしい


「そっか、仲良くなった?」


「うーん…僕は仲良くしたいんだけど…何か人を寄せ付けない感じって言うのかなあ…」


「そうなんだ…」


杏に似た感じの子なのかなあ?

僕もマコトに学校で会ったら仲良くしてあげてって言われていた


「じゃあ、今度僕も会いに行ってみるね!僕人と仲良くなるの得意だから!」


「うん!」




そんな事をお喋りしながらマコトの家に連れて帰った





○○○○○○○○○○





「あっ!ニチカくん!?」


「誰ですか…?」


後日高等部の学校終わりに校門の前で待ち伏せしていた


顔は志帆さんから画像を貰っていた

志帆さんに会いに行って聞いてみると息子の日風(ニチカ)くんの事を心配していた様なので喜んでくれた


「僕は八神韻って言います!今は○○大学の大学院3年生で法医学教室に通ってるよ!」


そう言って僕は自分の学生証を見せた


「はあ…」


「お母さんの志帆さんは初期臨床研修の時に病院でお世話になったよ!アキラさんとも昔から知り合いだよ?」


志帆とのラインのやり取りを少し見せた



「そうですか…」


「何か…元気無いね?」


「まあ…親から知らない大人とは喋らない様にって…」


「むう!じゃあ今日から僕とは知り合い!」


「はあ…」


歩き出した日風と並んで歩いた


「これからどっか行くの?」


「いや、家に帰ります…」


「じゃあ僕も行く!」


「えっ!?八神さんも!?」


「むう!僕の事はインくんって呼んで!」


「はあ…じゃあ…インくん、僕の家に来ても親達は仕事で夜まで誰も居ないし何も無いですよ?」


「ニチカが居るから大丈夫!」


「えっ!?僕!?てか何で!?」


「もっとニチカとお喋りして仲良くなりたいから!」


「はあ…」


「じゃあ、早く行こ!」


「はあ…」




そう言って日風の家に遊びに行った


韻よ…この流れ…


何だか既視感が…

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