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晏陰  作者: 水嶋
2人の行き着く先

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再会

Mein Name ist In. Ich bin Mayus Ehemann.

(僕の名前はインです。マユの夫です)


Nun, das ist richtig!

(まあ、そうなのね!)


Du wurdest neulich um ein Date gebeten, richtig?

(この間デートに誘われていたわよ?)


Bitte teilen Sie mir den Namen und die Adresse der Person mit. Ich werde töten.

(その人の名前と住所を教えてください。殺しに行きます)


Hahaha, es ist beängstigend!

(ははは、怖いわね!)


Haben Sie Kinder?

(子供はいるの?)


Ich habe vor, es bald tun zu können.

(もうすぐ出来る予定です)



「ちょっとイン!何話してるのよ!」


「マユがお世話になってるホストファミリーにご挨拶してるんだよ?」


「何でそんな普通にドイツ語で話してんのよ!?」


「マユの為に勉強したよ!」


3年生の夏にも麻由は海外へ短期留学に行ってしまった


今度はあらかじめちゃんと行き先を教えて貰ったので今回行く国の言語を勉強した


会えない間はSkypeで会話していた


お世話になってる家族の人にも挨拶と麻由の近況報告をして貰っていた


「私より流暢に話してるし…てか何話してたのよ!?」


「マユを宜しくお願いしますって」


「何か…端々に子供だの殺すだの危険なワードが聞こえた気がしたんだけど…」


「気のせいじゃない?マユももっと勉強しなきゃね!帰って来たら一緒にしよう?」


「まあ…考えとくわ…何か条件出さないとインの場合普通に勉強で終わらないからなあ…」


「あー、早く帰ってこないかなあ…待ち遠しい!」


「そこはしっかり頑張ってって応援する所でしょ…全く…」



そんな風に夏休みを過ごし、クリスマスはマユと過ごした


今回は僕がコスプレをして麻由を楽しませてあげた


「こう言うのはハロウィンでやるんだけどね…」


世間ではそうらしい

反応はイマイチだった





そうして年も明けて春になってもうすぐ4年生になる春休みにマコトの所で勉強していた



「それでは、どこか痛い所とか有りますかー?」


「いえ、特に無いですね」


「そうですか。じゃあ口の中診てみましょうねー。はい舌を出してあーんして」


マコトが口を開いたのでキスをして舌を入れて絡めた


「んっ…」


「あれ?顔が赤くなって…お熱が出てる?胸も診ましょうね…」


胸を揉みながら乳首を弄ってあげた


「んぁっ…」


「あれあれ…感じてるのかなあ…じゃあ下も診てみましょうか…」


耳を甘噛みしながら下に手を入れようとした時に手首を掴まれた



「これ患者さんにやったら確実に捕まるよ?」


「あっ!そうだった…マユにも怒られたんだった…マコトがあんまりにも可愛いからついつい…」


「マユさんにもやったの!?婚約破棄されちゃうよ?」


「えー!それは困る!」


「捕まる方が困ると思うけど…」


「やっぱり僕は医者には向いてないのかなあ…」


「うーん…結局何科に行っても患者さんとは関わるからねえ…難しいねえ今の段階だと…」


「むう…」


「まあ…研究医とか…その辺りだと患者さんと直接やり取りはないだろうけど…インがコツコツ真面目にジッと座って一日中耐えられるかなあ…」


「うーん、無理かも…」


「そうだよねえ。インは色んな人と話すのが好きだもんねえ…」


「僕、人と関わる仕事がしたい…」


「まあ、まだ卒業まであるしじっくり考えよう?とりあえずは医師免許目指して」


「うん…」



3年生は色々しょんぼりする年だった



4年生になっても僕は変わらず勉強を頑張っていた

模擬実習はとにかく練習して何とかこなしていた


麻由はもう少し勉強したいと言う事になり、大学院へ進む事となった


本当は卒業したら海外留学をしたかったみたいだが僕が寂しがったので何とかそれで妥協してくれた


「留学すると今度こそ本当にインが大学ほっぽり出してついて来そうだから…」


そう言って僕を安心させてくれる麻由は本当に優しくて大好きだ


「これで僕達は卒業も同じだね!」


「まあね…私はまずは大学院に合格しなきゃだしインも卒業と医師免許取得やらその後も研修やら有るでしょ?まだまだお互い道半ばよね」



麻由も一応大学院の入試もあるので4年生になっても相変わらず入試対策など忙しそうで中々ゆっくり会えないでいた


今は麻由の大学へお迎えにも行って無かったのでたまに気晴らしに一人で帰りにカフェに寄ってスマホや教科書を眺めたりしていた



「あれっ!?イン!?」


そう声をかけられて顔を上げた




「あっ!シンヤ!?」


「久しぶりだなあ!インは変わらないなあ!見てすぐに分かったぞ!」


「シンヤも!全然変わらないね!相変わらず可愛い!」


「ったく…その辺も相変わらず変わらないなあ…」





眞也と偶然に中学を卒業して以来に出会った


韻は何のコスプレしたんでしょうか…


相変わらずマイペース韻ですが何やら波乱の再会か?

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