人生の壁
深刻なタイトルですが内容は…まあ能天気な韻です
「患者がこの様に訴えている場合はどの様なケースが考えられるかな?」
「んっとねえ…まず○○でしょ?あと△△、あと□□、※※、◇◇、◎◎、●●と…」
「凄いね…八神くんは良く勉強してるね…どうしてそう診断したのかな?」
「うん!供述と画像とかの状況証拠!」
「そうだね…なんだか刑事みたいな回答だけど…でもね」
「なあに?」
「患者さんは全てを話してくれる訳じゃ無いんだよ?」
「ふむー」
「医師になったら…そう言う事も話して貰える様に…コミュニケーションも上手く取れないとダメなんだよ?そこから調べていなかった箇所も詳しく調べたりする事もあるからね」
「むう…難しいなあ…」
「そうだね…勉強も勿論大事だけど…患者さんから信頼して貰える人にもならないとだよね」
「そっかあ…」
3年生になり臨床医学を学び出したが中々僕には難しい分野になって来た様だった
「やっぱりインに診て貰いたい患者なんていないわよ」
杏が相変わらず嫌味を言って来ていた
「僕人間を相手にするのは難しいのかなあ」
「何、今から獣医でも目指すの?」
「動物は好きだけど…やっぱり人間と関わり合いたいなあ」
「まあ今のままだと難しそうだね。人の話に耳を傾けて患者に信頼して貰って引き出して寄り添うなんてインに出来る気がしない」
「むう…」
「喋れない様な相手がおあつらえ向きだね。死体とか」
「死んでたら治せないじゃん!」
「まあ、そうだよね」
「ふん!僕はマコトみたいな医者になるんだもん!今に見てろ!ベーっだ!」
「その様子だとまだまだ難しそうだね…」
話してくれない人の話を聞き出す…
コミュニケーション…
兎に角実践してみよう!
そう思って麻由に会いに行った
「あっ!航平!久しぶりだね!」
「ちわっす」
「今は高3?だっけ!早いねー!大っきくなったね!」
「うす」
暫く麻由の家には行っていなかったから久々に弟の航平に会った
可愛かった航平も今はすっかり大きくなって立派な男の子になっていた
「もうセックスはした?」
「まあ…ボチボチと…」
「そっか!僕が教えた事役に立った?」
「まあ…かなり…その節はあざっす…相手も喜んでくれてます…」
「そっかそっか!良かった!」
色々女の子が喜んでくれる事を教えてあげたから役立ってる様で良かった
「じゃあ今は航平は付き合ってる子もいるんだね!」
「まあ…一応…」
「そっか!その子の事が好きなんだね!将来は結婚するの?」
「うーん…そこまでは…考えられないかなあ」
「そうなの?僕は航平の歳にはマユと結婚したいって思ってたけど…航平はその子が本気で好きな子じゃないのかな?」
「本気で好き…友達にも最近言われたけど…イマイチ良く分からない…」
「そっか…まあその内そう言う子に出会うか今付き合ってる子にそう思うかするんだろうなあ」
「そうなのかなあ…俺は今の所沢山女の子と楽しく遊べてたら楽しいけどなあ…」
「あー!分かる分かる!僕も前はそうだったからね!今はマユ一筋!」
「へー…」
「まあ、航平は僕の弟になるんだし!何でも聞いて!」
「はあ…何かあんまり参考にならなさそうだけど…あざっす…」
「あ!そう言えば受験生だよね!勉強みてあげよっか?」
「まあ俺志望校は所詮Fランなんで…医学部のインくんの手を煩わせる事は無いっスよ…」
「そっか…」
「まあ…色々気にかけてくれてあざっす」
「ちょっとイン!また航平に変な事教えてる!?」
「違うよ…お兄ちゃんとして…」
「全く!変な影響を与えて航平をすっかり遊び人にしちゃって…」
「じゃあまたね!航平!」
そう言って麻由の部屋に引き摺られて行った
「で?今日は私の家で何かしら?言っとくけど家じゃヤらないわよ?」
「今日はねー、マユのお話聞きに来ました!」
「お話?それなら普段からしてるでしょ?」
「そーゆーのじゃ無くて!最近何処か身体の調子の悪い所とか有りますかー?」
「身体!?何かしら…これは新手のプレイ?お医者さんごっこ!?」
「まあお医者さんごっこ…かな?僕、今人生の壁にぶち当たってて…」
「人生の壁にぶち当たってするプレイとも思えないけど…ここ家だからエロい事しないでよ!?」
「大丈夫!いいから!何処か何か有りますかー?」
「うーん…これといって…頗る健康そのものよ」
「えー、つまんないー」
「何言ってんのよ!喜ばしい事でしょうが」
「まあそうだけどー。ピアノを弾く大事な指の調子はどうですかー?」
そう言って麻由の手を取った
「ちゃんと指輪してますねー!」
「してるわよ」
「じゃあ指の調子を診てみますねー」
指にキスして舐めて咥えた
「んんっ…」
「あれ?何か声が漏れてる…どこか痛いのかなあ?口の中診てみましょうね…」
そう言ってキスをして舌を入れて絡めた
「んっ…」
「あれ?顔が赤くなって…お熱が出てる?胸も診ましょうね…」
胸を揉みながら乳首を弄ってあげた
「んぁっ…」
「あれあれ…感じてるのかなあ…じゃあ下も診てみましょうか…」
耳を甘噛みしながら下に手を入れようとした時に頭をバシバシ叩かれた
「コラっ!ここ家!」
「あっ!そうだった…ついつい…」
「ついついじゃねえわ!やっぱりエロ診察だったわ。一体何しに来たのよ」
「うーん…勉強しに来たはずなんだけどなあ…マユが可愛いのが悪いなこれは」
「何で私のせいになってるのよ…」
結局勉強にはならずしょんぼりしてると麻由がピアノを弾いてくれて元気になった
「じゃあまたねー!」
「今日は謎の1日だったわ…」
僕は医者には向いてないのかなあ…
そんな事を考えながら帰った
航平は荒木と色々話してる頃ですね
その辺りの詳しくは「変な奴」を参照下さい




