バレンタインデー・キッス
「僕はねー、これ食べたい!」
「インの好みは聞いてないから」
もうすぐバレンタインなので友晴にあげるチョコを買いに来ていた
「トモハルにチョコあげないの?」
「日曜買いに行くわよ」
「じゃあ僕ついてく!」
「何で…」
「トモハルがどんなチョコが好きか教えてあげる!」
「多分何でも喜んでくれるよ…」
「毎年僕が貰うチョコをあげて好きなの選んで貰ってるから僕分かるもん!」
「まあインのは全て義理チョコだろうけど…横流ししてたのね」
「だって全部食べたらお腹壊しちゃうもん」
韻は女子から毎年沢山貰っていた
まあ、本命と言うより野良猫に餌を与える感覚だろうが…
「じゃあ、これにする」
インが煩いので差し障りの無いものをさっさと選んだ
「2つ買うの?」
「1つはマコトにあげる」
「ふうん。僕には?」
「あんたは沢山貰うでしょ」
「まあ、アンから貰っても嬉しくも何とも無いから要らないけどね」
じゃあ聞くなよ…
「アンは1人じゃないんだ」
「だってマコトの事も大好きだから」
「マユもトモハルも付き合うのは1人って言ってたけど」
「トモハルとは付き合ってるでしょ。付き合ってるのは1人だけよ」
「でも大好きなのは2人なんだね」
「マコトは…特別だから」
「ふうん。まあ僕もマコトは大好きでセックスしたいけど」
「なら同じじゃない」
「でも特別はマユだなあ」
「へえ」
私と韻はマコトが大好きだけど何かが違うのかも知れない…と思った
「これ、バレンタインの…」
授業が終わって放課後人気のない場所でトモハルにチョコを渡した
「嬉しい!有難う!」
そう言って喜んでくれた
「アン、好きだよ…」
そう言って抱きしめてキスしてくれた
「何か…学校でこんな事してると…ドキドキして緊張する…」
「ふふ、そうだね」
夜には地下施設に行ってマコトにもチョコをあげた
「有難う、アン」
「はい!僕からも!」
何故か韻も渡していた
「何か…インは沢山あるね…」
「うん!学校で貰った!今年はトモハルはアンから貰ったし、他の子の食べたらマユが嫌がるから全部あげる!」
「そうなんだ…僕1人じゃ食べきれないからドライとフォウとツウにもあげとくね」
「うん!皆で食べて!」
結局韻のチョコの最終的な行き先はそちらになったようだ
ホワイトデーにはお返しにクッキーをくれた
どうやら韻と買いに行ったらしい
韻は買い物について行くのが好きなんだろう
そんな風に過ごして新学期を迎えて2年生になった
友晴とはまだキス以上の関係にはならなかった
「トモハルはね、アンが怖がると思ってセックス出来ないんだよ!」
「私は別に…」
「僕もそう思ったけどね、余計な事は言わなかったよ!いつもマユに怒られてるから学習した!」
麻由…有難う…
このまま韻を躾けて欲しい
「やっぱりここは年上で経験豊富なアンがリードしなきゃ!」
韻は何を学習したんだろう…
「まあ、そうだね…それよりインはどうなのよ?」
「僕は頑張ってるよ!まだセックスはしてないけどね」
まあ、あの韻が脇目も振らず耐えているから頑張ってるんだろう
「我慢するとね、すっごく気持ちいいんだよ?」
何を言ってるんだろう…
遂に野良猫改め宇宙猫になったのだろうか?
そしてまた夏休み前に友晴に
「今年も花火一緒に見に行こう?」
「うん」
花火に誘われてそう返事をした
○○○○○○○○○○
「はい、これ」
「やったあ!マユ僕にくれないのかと思って悲しくなって心配しちゃった!」
放課後に麻由に人気のない場所に呼び出されてチョコを貰った
「まあ、あなたは沢山貰ってたから…その中の一つだろうけど…」
「僕マユから貰えたらそれで嬉しい!」
「そう…まあ他の人のものと大して変わらないと思うけど…」
「僕マユから貰ったのしか食べない!他の人から貰ったものは寄付するね!」
「何か…国民的アイドルみたいなセリフね…」
「僕はマユのアイドルになれる?」
そう言って麻由を抱き寄せてキスをした
耳を舐めて甘噛みしていると
「んんっ…んっ…」
と可愛い声を漏らしていた
「ちょっと!ここ学校!」
そう言って引き剥がされた
「えー。マユの家も学校もダメならマユとじっくりキスする場所が無いー!」
「じっくりしなくていいから!でも…」
「何?」
「私からあげたチョコしか食べないって…本当?」
「うん!」
「そっか…何か…一緒に食べられるの…嫌だったから」
「そっか!」
「うん…」
「ふふ…可愛い…」
そう言ってまた抱きしめてキスをした
麻由にバシバシ叩かれた
ホワイトデーにはお返しにお菓子をあげるんだと友晴に言われて何を買っていいか分からなかったから一緒に買いに行った
「多分アンは何でも食べるよ?」
「うーん、じゃあクッキーにしようか…」
そう言って選んで買ってまだ時間が早かったから帰りに友晴が家に遊びに来た
「久々に来たけど…相変わらず何も無い部屋だなあ」
「そう?」
「まあいいや。インは岩見さんと仲良くしてる?」
「うん!マユに好きになって貰ってセックスするために他の女の子と遊ばないで毎日マユを想像してオナニーして頑張ってるよ!」
「何か…頑張りどころが色々…まあいいや。でも毎日!?」
「うん。トモハルはしないの?精子は毎日出さないと身体に悪いんだよ?」
「確かにそうかもだけど…でも…」
「何?」
「前に親父に…試合前にはしないで我慢した方が気力が溜まって集中力が上がるからしない方が良いって言ってた…」
「へえ!そうなんだ!何日か我慢してオナニーすると気持ちよさそうだね!」
「それは…あるかもしれない」
「今度試して見る!」
「そっか。まあ色々程々にな」
「トモハルはアンともうセックスはした?」
「ううん…まだ…何か…」
「何?」
「怖がられないかな…その…勃ってるのとか見ると…」
「怖がる?」
「前に…アンが初めて見るものってちょっと怖いって言ってたから…」
「うーん…」
杏は何回もマコトの見てるだろうし何なら舐めたり扱いたりしてると思うけど…
いつも麻由に余計な事を言うなって怒られてるからその事は黙っていた
「でも、お互い好きならセックスしても大丈夫じゃない?」
「そうかな…あと…」
「何?」
「イマイチどうやれば良いか…」
「そっか、トモハルはエロ本やAVは見てる?」
「まあ…多少は…」
「あれを全部参考にしたらダメだよ!男が気持ち良くても女の子はそうじゃない場合が多いから!」
「そうなんだ…」
そう言って色々教えてあげた
僕はマコトから直伝だから杏も気に入ってくれる筈!
友晴は「そうなんだ…」とか「えぇっ!」とか「うわっ!」とか言って顔を赤くしながら興味津々で聞いていた
「来年は受験に向けてお互い頑張ろうって言ったから…」
「じゃあ、目標は今年だね!」
「もっ…目標…」
「トモハルはアンが好きなんでしょ?セックスしたく無いの?」
「そりゃ…まあ…」
「僕も今年中にマユに好きになって貰うぞ!お互い頑張ろうね!」
「うっ…うん…」




