韻のクリスマス
「マユ!メリークリスマス!」
「いらっしゃい」
「おじゃましまーす!」
マコトに教えて貰ったクリスマスの挨拶をして夕方麻由の家に行った
「あ、航平!」
「ちわ…」
「その後どう?」
「まあ…ボチボチと…」
「そう!航平は好きな女の子はいる?」
「まだ…でも何人かには好きだって言われた…」
「そうなんだ!航平はモテモテだね!」
「あざっす…」
「じゃあもうセック…」
「コラ!約束!」
「あっ、そうだった…」
今日は麻由に『セックス』とか『おっぱい』とか言っちゃダメって言われていた
親がビックリするかららしいけど…
麻由の事だってお父さんとお母さんがおっぱい揉んでセックスして生まれてきたのに…
そう思ったけど麻由が嫌がる事はしない!と決めたので従う事にした
「また違う日に色々教えてあげるね!」
「うん…」
こっそり航平に耳打ちした
「航平は可愛いよね!僕周りに年上しか居なかったから弟が出来たみたいで嬉しい!」
「私からしたらあなたも弟みたいな感じだけどね…下手したら航平より年下の…」
「えっ!?じゃあマユは僕の事可愛いって思ってくれてるの?嬉しい!」
「…そこは男として喜んじゃダメだと思うけど…」
「そうだ!マユ、はいクリスマスプレゼント!」
そう言ってポケットから包みを出して渡した
「有難う…何かしら」
「開けてみて!」
「これは…星の飾り?」
「うん!きらきら星!可愛いでしょ?マユとピアノ弾いたの思い出して来る途中に見かけて買っちゃった!」
「これは…クリスマスツリーに飾るやつね…」
「そうなの?紐が付いてるから何でだろって思った」
「まあ…あなたらしいプレゼントだわ…有難う」
「くんくん…何か良い匂いがする」
「…やっぱり子供…野良猫だわ…それじゃあ行きましょうか」
「うん!」
「初めまして!僕八神韻です。マユのクラスメイトで今お試しでお付き合いしてます!」
杏にご両親にはちゃんと挨拶するように念を押されたのでしっかり挨拶した
「お試し…」
「コラっ!余計な事言わないで!」
そう言われて肩を叩かれた
何か間違ってたのかなあ?
「まあ…私からお願いして今はそんな状況なの…」
「そっ…そっか、私は麻由の父の敏夫でこっちは妻の裕子」
「いらっしゃい、インくんね、今日は無理言って来て貰って有難うね」
「ううん!皆さんに会えるの楽しみにしてました!」
「そう、良かったわ!こっちは麻由の弟の航平」
「航平とはもう仲良しだもんね?」
「まあ…仲良し…かな?」
「そうなの?良かったわ」
「それじゃあ冷めちゃうから頂きましょう!」
「うん!」
「裕子が麻由の初めての彼氏だって張り切って作ってたから」
「そうなんだ!嬉しいなあ!」
そう言って皆で席についた
「じゃあ、インくんを歓迎して、メリークリスマス」
お父さんが挨拶した
「メリークリスマス!」
僕は元気に答えた
「わあ!美味しい!」
「インくんは食べ方が上品で綺麗ね。よく躾けられたのね」
お母さんが褒めてくれた
「うん!お手伝いさんに色々言われてテーブルマナーとか頑張ったよ!」
「何か…手掴みでかぶりついて貪り食べるイメージだったから意外だわ…」
麻由も何故か驚いていた
「お手伝いさんって事は…インくんのお家は立派なのね」
「僕の家は立派か分からないけど…病院を経営してるよ!お爺さんが院長で」
「そうなのね…」
食後にイチゴの乗ったケーキを出してくれた
「わあ!僕イチゴのケーキって初めて食べる!」
「そうなの?」
「うん、家だとこう言うの出て来なかった」
「そうなんだ…厳しいお家なのね」
「頂きまーす!」
「どう?」
「甘くてふわふわして、麻由のおっぱ…」
そう言い終わる前にテーブルの下から麻由に脛を蹴られた
「うっ…」
「は…はは…でも、最近は麻由も元気になって…やっぱりインくんのおかげだな」
「僕?」
「コンクールで1位になれなくて一時は塞ぎ込んでピアノも弾かなくなってたけど…今はたまに弾いてるし」
「そうなんだ!良かった」
「そっ!それは…またいきなりあなたが弾けって言ってくるかも知れないから練習してるだけよ!」
「そっか!じゃあまた聞けるね!嬉しい!」
「そっ…そうね…」
「じゃあ僕そろそろ…」
「待って、プレゼント貰ったしお返しするわ」
「ホント!?嬉しい」
食べ終わって帰ろうとしていたが、そう引き留められて麻由の部屋に入った
「クリスマスだし…クリスマスメドレーを演奏してあげる」
「わあ!やったあ!」
そう言って麻由は楽しそうなクリスマスの曲を色々弾いてくれた
「最後は…たまにはポップスでも」
そう言って明るい楽しい曲を弾いてくれた
「これはマライアキャリーのAll I Want For Christmas Is Youよ」
「クリスマスに欲しいのはあなただけ…」
「流石勉強だけは出来るわね…」
「勉強以外も出来るよ?僕が欲しいのはマユだけ…」
そう言って麻由にキスをした
「んんっ…」
そのまま耳を舐めて甘噛みした
「んぁっ…」
「ふふ…可愛い…やっぱりマユは耳が敏感で感じるね…」
「もうっ!ここ家だし!親も居るから!クラスの子が急に男出してくるって言ってたけどホントいきなり切り替わるから驚くわ!」
そう言ってバシバシ叩かれたけどおっぱいを触った時みたいにダメって言われなかった
良かった、今度から耳を舐めてあげよう!
家を出る時にお母さんに呼び止められた
「今日はインくんに会えるの楽しみにしてたの」
「僕もお父さんとお母さんに会えるの楽しみにしてました!」
「麻由は…素直じゃないし可愛げがないかも知れないけど…最近随分明るくなってやめてたピアノを弾く気になってくれて…インくんのおかげだと思うわ」
「マユは可愛いし僕大好きだよ!」
「有難う…これからも麻由を宜しくね」
「うん!」
良かった!お母さんに宜しくって言われた!
「お母さんと何話してたの?」
「マユが可愛いって言った!」
「何よそれ…」
「じゃあマユ、良いお年を!」
「良いお年を!真っ直ぐ帰るのよ!」
「うん!じゃあね!」




