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晏陰  作者: 水嶋
2人の出会い

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杏のクリスマス

「やっぱりトモハルの方が早かったか…」


「あはは、たまたまだから…気にしないで」


待ち合わせの場所に着いたら先に友晴が待っていた


「じゃあ…とりあえずカフェでも入ろっか」


「うん、そうだね」


そう言ってカフェに入った


「アン、何飲む?」


「そうだなあ…じゃあカフェモカにしよっかな」


「オッケー。じゃあ俺はカフェラテにしようかな」


そう言って友晴が注文して支払ってくれた


「有難う…」


「前にラムネ買ってくれたからね、お返し」


自分の分は払うよって言ったけど断られた

真面目で律儀な人だなあと思った


店内はクリスマスのせいか若い男女の組み合わせの客が多かった



「はい、クリスマスプレゼント」


席について友晴にプレゼントを渡した


「わあ!有難う!俺もアンにプレゼント、はい」


そう言われて手渡された


「開けてみて良い?」


「うん。じゃあ俺も」


プレゼントの包みを開けるとマフラーが入っていた


「あはは、俺と同じプレゼントだ」


「ふふ、そうだね」


お互い同じプレゼントを渡し合っていた

やっぱり私と友晴は似てるんだなあって思った


「じゃあ、今日これつけて良い?」


「うん。私もトモハルから貰ったマフラーつけるね」


「うん」


2人ともマフラーはつけていたが其方は鞄にしまった


「インもね、今日岩見さんと約束してるみたいだよ」


「そうみたい。何か麻由の家にお呼ばれして家族と会うって」


「何か色々飛び越えて親に紹介されるって…凄いなインは」


「多分インは何も考えて無いと思うよ。ヘマしないか心配だよ…」


「あはは、やっぱりアンはインの保護者だね」


「保護者ってより調教師だけど…最近は言う事聞かないし。反抗期だね」


「まあインも段々大人になってるんだよ」


「大人になる前にもう少し常識を身につけて欲しいけど」


「でも最初の頃に比べたら大分マシになってるよ?最近は手当たり次第に女の子と遊びまくってないし窓から出たりしなくなってるし」


「まあ、確かに…」


その辺は麻由の功績も大きいだろう。感謝だ

もうこのまま韻の事は麻由に任せたい…


「何かインの話ばっかりになっちゃったな、あはは」


「そうだね、何か変な感じ」


「俺達インの親みたいだね」


「全く…」


「じゃあそろそろ行こっか」


「うん、そうだね」


2人ともプレゼントのマフラーをして店を出た



「寒いから…手、繋ご?」


「うん」


そう言われて手を繋いで歩いた


ライトアップされている場所に着いた頃には周りは薄暗くなってきていた


「綺麗だね…」


「うん…凄くキラキラしてる…」


周りもクリスマスのせいかカップルが多かった


大きなクリスマスツリーがあった


「記念に撮影しよ?」


「うん、そうだね」


クリスマスツリーをバックにスマホにお互いツーショットの撮影をした


マコトもよく初めての時とかに撮影してくれたなあと懐かしく思い出していた



人も多くて混雑していたのでその後少し離れて眺めていた



「トモハルは部活頑張ってる?」


「うん。でも来年の夏の試合でやめようかなって思ってる」


「そうなんだ…」


「大学受験に向けて集中しないとだしね」


「そうだね…お互い難関大学受験だしね。私も頑張らないと」


「アンはもう十分頑張ってるよ」


「そうかな?」


「うん。だから…3年生になったらお互い勉強に集中しないとだよね」


「うん。そうだね」


「多分こうして遊べるのは来年で最後になるかもだけど…」


「そっか…」



「それでも俺はアンと離れたくないし、大学生になっても一緒にいたいって思ってる」


「うん」


「そんなだけど…このまま俺と付き合ってくれる?」


「うん、もちろん」


もしかして別れ話をするのかなって思っていたけど違った様で良かった


私と似ている友晴以外の人と…こういう人に出会えるかも分からないし、この先他の誰かと付き合うのは嫌だなと思っていた



「そっか、良かった!あはは」


「お互い目標があるから…そう言う所も状況が似てて分かって貰えるからトモハルといると安心する…」


「そうだね…俺もアンと居ると安心する…」



「そろそろ帰ろっか」


「うん、そうだね」


友晴は暗くなったからと言って家まで送ってくれた



「それじゃあ、今日は楽しかった。有難う。寒いから風邪ひかないようにね」


「うん。私もトモハルと色々話せて楽しかった。プレゼントも有難う」


「あはは、俺もマフラー有難う」


その後友晴は少し沈黙していた


「アン…」


「何?」


そう呼ばれて手を引かれて抱き寄せられた


「好きだよ…」



そう言って友晴はキスをした


初めて舌を入れて絡ませて来た


暫くクチュクチュと音を立ててキスをしていた

私は友晴に抱きついて答えていた



「ゴメン…嫌だった?」


「ううん。私も好きだよ?」


「そっか…良かった…」


友晴は顔が真っ赤だった



「それじゃあ…良いお年を」


「うん。トモハルも良いお年を」



そう言って別れた




私は久々にマコトとしていたキスを思い出していた


何だかんだで友晴は韻の教えを実践したようですね

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