韻の目覚め
「岩見さん、ゴメンね、こんな所に呼び出して…邪魔されずに岩見さんと話したかったから…」
「そう…で、話って何かしら?」
「俺…岩見さんの事が好きだから…付き合って欲しい」
「私を好き…私なんてつまんない女でしょ?どこが良いのか分からないわ…」
「岩見さんは素敵な女性だよ!可愛いし真面目だし、自分にも他人にも厳しくて一生懸命で…」
「あとおっぱいが大きくて!激しく突きながらブルンブルン揺れる姿想像しただけで勃ちそうなんだよね!洋介のお○んちんおっぱいに挟んで扱いて貰いたいんだよね!」
「なっ!?何でそれを…」
「何それ…」
「あと嫌がる優等生のクラス委員長が次第に洋介のテクで快楽に溺れて洋介のお○んちんにしゃぶりついてバキュームフェラさせるんだっけ!?」
「最低…」
「ちっ!違うよ!岩見さん!誤解だから!」
「マユはね!男同士のセックスしか興味無いんだから!」
「えっ…」
「ちょっ…八神韻!!」
「アナルでセックスするぼーいずらぶじゃないと興奮しないんだからね!!」
「アナル…」
「コラっ!八神韻!いい加減にしなさい!!」
「行こっ!マユ!」
そう言ってマユの手を引いてずんずん歩いて立ち去った
「マユ!危なかったね!」
「あぁ…色々終わった…」
麻由が項垂れていた
「洋介は危ない男だからね!近づいちゃダメだよ!」
「それを言ったらあなたの方がよっぽど色々危ないけど…」
「洋介は自分の快楽だけの為にマユをレイプする事しか考えて無いんだから!」
「それを言ったらあなただって私としたいだけなんでしょ?」
「僕は嫌がる子とはセックスしないもん。ちゃんと合意してからしろってマコトにも言われてるし」
「そう…その点はお父さんはまだマトモな教えをしてたのね…他は色々教育に疑問が残るけど…」
「でも…」
「何?」
「マユは…もしかして洋介の事好きだった?僕余計な事したのかなあ…」
「何でそう思うの?」
「だって何かしょんぼりして項垂れてるし…」
「ったく、ホント分かって無いわね…余計な暴露は色々してくれたけど…別に好きじゃ無いし今回の話で寧ろ嫌いになったわ…助けてくれて有難う」
「そう!良かった!夏休みの間洋介から守った甲斐が有った!」
「それで私の所に通ってたんだ…」
「うん!そうだよ!マユが怖くて危ない目に遭わないようにね!」
「そっか…でも…なんであんな…」
「何?」
「私が沼田の事好きかって聞いてくる癖に…強引なやり方で…」
「だって…マユが誰かのものになるかもって思うと何かぎゅーって胸が締め付けられて嫌な気持ちになっちゃって」
「そっか…」
「僕、マユが他の誰かと付き合うのやっぱりヤダ!僕と付き合って!」
「じゃあ…とりあえず…お試しなら…」
「お試し?」
「正式にお付き合いは今後の動向を見て…で良ければ…」
「うん!分かった!僕頑張るよ」
「そうね…頑張って」
「じゃあ、お試しでも付き合ったんならキスはしていい?」
「こういう時はいちいち確認しないで無言で強引に引き寄せるものでしょ!ホント女心が分かって無いわよね…」
「そっか!」
そう言って麻由を抱き寄せてキスをした
暫く堪能していると麻由がバシバシ叩いて来た
「ちょっと八神韻!まあ舌を入れるのは許すとしても…どさくさに紛れてまた胸を揉んで!」
「何か癖で…」
「手をワキワキさせないで!ホント手グセが悪いわね…油断も隙もムードもへったくれも有ったもんじゃ無いわ!」
「おっぱいはまだダメかあ…」
「当たり前よ!まだ正式に付き合ってないんだからね!」
「どうしたら正式に付き合えるんだろう…」
「そりゃ、数多の女子と遊び呆けなければ考えるわよ!」
「それなら大丈夫!僕マユにフラれてからずっと女の子と遊んで無いから!」
「そうなの!?何か意外だわ…よく我慢出来てるわね」
「マユのおっぱいを想像して毎日オナニーしてるよ!」
「何か…聞きたくなかった報告をハキハキとされてしまったわ…」
「マユとセックスできる日が待ち遠しいなあ」
「私は色々恐ろしいわ…」
こうして麻由とお試しで付き合う事になった
麻由に好きになって貰えるように頑張らなくちゃ!
あれから洋介は麻由に絡んで来なくなった
麻由は自分の性癖の暴露を恐れていたけど、洋介にもし麻由の事言いふらしたら洋介の事も皆に言いふらすって言ったら洋介は何も言わないでいてくれた
洋介もあんな酷い奴だけど、ちゃんと話し合えば分かってくれる奴なんだ!と思った
麻由にはまだお試し期間なんだから周りの皆に自分と付き合ってるって言うなと言われた
麻由がまた誰かに言い寄られないか心配だったけど
「私はたとえお試し期間だろうが同時に複数の相手は絶対にしないわ!あなたと違ってね!」
と、僕を安心させてくれた
やっぱり麻由は真面目で優しくて大好きだ
マコト以外で初めて人にそう思った
韻よ、それは話し合いとは言わず世間では脅しと言う…




