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晏陰  作者: 水嶋
晏陰

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巡り巡って

謎のSDGsの内容が明らかに?

「で、あの時マコトを嵌めた患者…麻里奈の仕業だと…」


「多分そうだね。田所ならもう少し隠蔽が小賢しいかな」


「成る程ね…」


「アンはまだ田所と繋がってる訳?」


「さあ…あの人も気まぐれだから…私は分からないわ。たまにマコトに会いに来てるみたいだけど」


「近くに居るんだからちゃんと監視してよね。マコトを利用したりまた変な事に巻き込んだりしない様に」


「それはもうやってるわよ。アンタは人の心配してる暇があったらちゃんと自分の家の事でも心配しなさいよ」


「お生憎様、僕はちゃんとマユの為に色々頑張ってるからね!」


「どうせまたロクでも無い事だろうけど…」


「マユは喜んでるよ、ベーっだ」


「幾つになっても相変わらずガキだね…もう治らないねそれは」


「アンも幾つになっても相変わらず腹黒だね、もう治らないねそれは!」



「あと、くれぐれもテルヒには近づかないでよね。何かアンタの口癖移ってたし…」


「僕は子供には興味なーい」


「あとセイヤも…あの子は八神の子じゃないんだから」


「セイヤもテルヒは子供過ぎて眼中に無いし問題無いでしょ。今じゃ家でカースト最上位だよ?」


「それ色々問題な気もするけど…」





○○○○○○○○○○





「セックスは地球を救うんだよ」


「何言ってんの?チャリティー番組タイトルのパロディAVでも見たの?」


「僕がセックスすると世界の経済は回ってSDGsと繋がるんだって。マユがトモハルにそう言ったって」


「まあインの男同士のネタはマユの歪んだ趣向を満たし家族の恥部を晒して切り売りして家の家計の足しにはなるだろうけど、世界の経済は回らないと思うよ」


「そうなの?でもそれで得たお金で買い物したらやがて世界の経済に繋がるんじゃ無い?多分…」


「あとその話の何処にSDGs…持続可能な開発目標が見出せる訳?」


「さあ?」


「2030年までに達成すべき17の具体的な目標を掲げたの?」


「うーん…マユは掲げたのかなあ?僕は知らないけど」


「インがセックスすると省エネや食品ロスの削減や環境に配慮した製品の選択がされる訳?」


「まあ、マユの体力は温存されて省エネ?僕ご飯食べなくてもセックス出来るから食品ロスの削減?コンドーム使わずに生でするから環境に配慮?」


「八神家の中ではサステナブルな取り組みなんだろうけど地球を救う程の規模には程遠いと思うけど」


「サステナブルな取り組みは例え小さな事でも個人個人が意識を持って持続する事が大切なんだよ?それがやがて巡り巡って環境保護、地球を救う事に繋がるんだよ?」


「まあせいぜいマユに愛想つかされない様に程々にね」


「マユも喜んで聞いてくれるから大丈夫!所でセイヤはテルヒの事好き?」


「話が飛ぶなあ…うーん、別に…嫌いじゃ無いけど好きでも無いな。まあその他大勢の中の1人?」


「そっか!良かった。アンが煩くてさ」


「分かってるよ。あの人怖いし。俺まだ事故に見せかけた様に殺されたく無いし」


「まあアンならやりかねないな…」





○○○○○○○○○○





「麻里奈ちゃんにはちゃんと指摘しておいたよ」


「そうですか」


「でも僕にそんな情報教えて良かったのかな?一応恨まれてる自覚は有るけど?」


「まあ、自分の為でも有りますね。巡り巡って…発覚すれば私にも及ぶでしょうし」


「へえ」


「今田所さんが捕まるとやがて私の事も警察は芋蔓式に辿り着くでしょうから。まあ私も色々田所さんのツテは使わせて貰いましたし」


「成る程ね」


「まあせいぜいインに痕跡を見つからない様に頑張って下さい」


「そうだね、僕も常に緊張感を持たないとね。僕はインくんの監察医としてのスキルアップにも貢献出来てやり甲斐を見出せたよ」


「そうですか」


「まあお互い持ちつ持たれつ…八神先生と同様に上手くやって行けそうだね」


「まあ、私に害が及ばない限りは」


「そこもお互いにね…」


田所となんとかは使い様…


付かず離れずお互い利用し合って行くのだろう


私もマコトの様に潰されない様に油断せずに緊張感を持たないと…


せめてテルヒに子供が…

八神の子が産まれるまでは…





○○○○○○○○○○





「お父さん、そろそろ少し休みましょうか」


「そうだな…丁度一段落ついた所だ」


父は入院中に脳外科手術をした

この事は杏と韻には伏せていた


父の場合恐らく薬物によって認知症が引き起こされていたので、アルツハイマー型などとは違い治療可能では無いかと宮乃と話をして踏み切った


術後は徐々に回復していた


ただ、その事を公にするとまた命を狙われる可能性が有ると父は悟っている様だ


普段は極力言葉を発しないで人目に…杏の前には出ない様に、昼間は眠って主に病院が終わった深夜に活動していた



就寝時以外は地下施設の自分の研究室…アトリエに篭っていた


ここは杏も立ち入れる為、表立って実験などはせずに研究している様だ


父には色々思う所はあれど、ここまで育てて貰って感謝している


父が居たから僕や御月が生まれて、杏や韻…そしてその子達…


僕が以前父から守られた様に、巡り巡って…



今度は僕が父を守っている


云足は持ち直している様です


しかし星夜よ、色々将来が不安な子だね

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