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晏陰  作者: 水嶋
晏陰

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105/108

韻の理想の世界

少し懐かしいと言うか既視感の有るエロが有ります


一応閲覧注意…かな?

「くんくん…」


「何ですか…八神先生…」


「何か匂うぞ」


「えっ!?本当ですか!?俺暫く張り込みしてたから…そんな匂いますか!?」


そう僕に言われて慌てて自分の身体を嗅いでいた



「うーん…事件の匂いがする…」


「もうっ!八神先生は刑事にでもなるんですか!?」


「はいはい、遊んで無いでご遺体を調べますよー八神先生!」


「はーい。じゃあまた後でね、広瀬さん」


「それじゃあ俺は一旦シャワー浴びて来ます」


解剖は数時間掛かるので広瀬はそう言って施設から出て行った



今日運ばれて来たご遺体はホテルで亡くなっている所を発見された


全裸で発見されて状況から所謂腹上死、となったのだが…



「成る程ね」



僕は首筋に注射痕を見つけた




「どうでした?」


「まあこの後顕微鏡検査や血液検査、薬毒物検査もあるから断定は出来ないけど…」


「やはり田所…の手口ですかね?」


「うーん…それに似せた…模倣犯?かな」


「えっ!?そうなんですか!?何か分かったんですか!?」


「監察医の勘?」


「何刑事ドラマみたいな事言ってんスか…」


「はいはい、八神先生も広瀬さんも遊んでないでお仕事に戻って下さい」


「はーい」


「それじゃあまた何か分かったら連絡下さい」


そう言って刑事の広瀬は帰って行った



今回運ばれて来た遺体の男は一時世間を賑わせた話題の男だった


まだ40代だったが手広く様々な業種の事業を展開していた実業家だった


交友関係も派手で妻子がいるにも関わらず女優と熱愛が報道されたり泥沼不倫の末に略奪再婚をしたり悪どい手口で企業買収をしたり様々な黒い噂も…


その分頭もキレる人物だった様で持って生まれたカリスマ性で信者の様に一定数の人々に慕われていた


よくニュースなどでこの人物のSNSの呟きが話題になっていた


確かに数々の噂はあったが…


男との交友関係は聞いた事が無かった


薬物を使用した乱行騒ぎでその場の流れでふざけて浮き足立って羽目を外して男に挿れる事はあるかも知れないが…

挿入される方は普段の行動や言動等から想像出来なかった

男尊女卑の言動も有った権力を持つ人間がそれを許すだろうか?


もし田所ならその点も隠蔽の時に考慮しそうな気もした


行為中に薬物を注射したであろう腕も注射痕は利き腕とされる左側で、尚且つ自分で射した様に見せ掛けた角度で見つかった


少々杜撰な所は恐らく…

麻里奈の方だろう


しかし恐らく検査結果はその乱行の為に使用した薬物の影響と過度の興奮によるショック死となるだろう


今までの犯行のケースから直接原因になった薬物は体内から検出されない可能性が高い


この人物に反感や恨みを持つ人々も多く世論の感情と最近打ち出した政策発表や不祥事などで支持率も落ちて政権が揺らいでいるこのタイミングでこの事件は丁度いい国民の不満の矛先と目眩しとなっている今、警察も何処まで調べてくれるのか…



どうしたものか…


と考えあぐねていた




「お疲れ様です、八神先生」


そう言って最近入って来た解剖助手の都築眞司はコーヒーを淹れてくれた


「わあ!有難う!シンジ先生!」


「いえいえ」


「甘くなくてミルクいっぱい!僕の好み分かってるー!」


一口飲んで喜んだ


「八神先生は甘いのは余り好きじゃ無いくせに苦いのは苦手って難しい人ですからね…」


「うんうん!苦いの嫌い。シンジ先生は僕の事気遣ってくれて可愛いね!」


「もうっ!またそれ言う…」


眞司は臨床検査技師で見た目も童顔で年齢の割に幼く見えた


何より名前にマコトと同じ字が付いていてその点も好きだった


「ねえねえ、シンジ先生は付き合ってる人とか好きな人は居ないの?」


「えっ!?何で急にそんな話題に…」


「うーん、職場の人との円滑な関係を築く為の交流?雑談?暇つぶし?都築なだけに?」


「はあ…何だか変な俺の名前弄りと女子が休憩時間にする様な話題ですね…」


「で、どうなの?」


「まあ…それなりに…いませんよ」


「そうなの?」


「ええ…まあ…勉強ばっかりして来ましたし…女性とどう接して良いか良く分かりませんし…コミュ症気味ですし…友達も殆ど居ませんし…」


「そうなんだ…じゃあ僕と友達になろう!」


「えっ!?」


「今日からシンジ先生と僕は友達ね!」


「はあ…そうですか…」


「それじゃあ今日シンジ先生の家に遊びに行って良い?」


「えっ!いきなり今日ですか!?」


「うん!約束とか有った?」


「いえ、それは無いですが…でも俺の家に来ても一人暮らしのマンションで何も無いですよ?どっかご飯とか…飲みにでも行きますか?」


「ううん。僕お酒飲めないし。シンジが居るから大丈夫!」


「えっ!俺!?」


「楽しみだなあ!きっと色々楽しいよ!」


「何が…」





「おじゃましまーす!」


「はいどうぞ…」


仕事終わりに一緒に眞司の家に帰った



「わあ!シンジのお家、シンジの匂いがする!」


「俺の匂い?」


「うん!いい匂い!」


「そうなんだ…何かよく分からないけど…多分使ってる洗剤とかシャンプーとかの匂いかな?柔軟剤や芳香剤は使わないからなあ…」


「僕、子供の頃から消毒の匂いのする所に居たから人の家の匂い大好き!」


「そうなんですか…何か色々変わった環境で過ごしてたんですね…監察医してるだけあって…」


「そうなのかなあ?」


「まあ…俺も臨床検査技師なんてしてるんで人の事とやかく言える人間じゃないですが」


「シンジは何で臨床検査技師してるの?」


「まあ…不特定多数の…生きてる人間を相手にするのが苦手と言うか…そんな感じですかね…」


「ふうん。そうなんだ」


「まあこんなだからこの歳になっても女性ともお付き合いした事も無いですしね」


「へえ、そっか」


「まあ結婚してお子さんまでいる八神先生には取るに足りないバカみたいな奴ですよね…」


「そんな事思わないよ?シンジ可愛いし」


「うっ…またそれを言う…大の男が言われて喜ぶ言葉じゃないですよ…とりあえず何か出前でも取りますか。お腹空いたでしょ」


「ううん。大丈夫」


「そうですか…はあ…やっぱり八神先生は難しい…」


「そうかな?僕素直で分かりやすいと思うよ?」


「そうなんですね…」


「シンジはキスした事ある?」


「えっ!?ある訳ないじゃ無いですか!」


「じゃあしてみよう!」


「えっ!?八神先生と!?何で!?」


「練習?この先好きな人が出来て誰かとお付き合いする時の為に?」


「ええっ!?でもっ!」


「大丈夫、練習だから。僕お腹減った…」


「そっそれなら出前…」


「シンジの口美味しそう…」


「美味しそう!?」


「頂きまーす」


「んんっ…」


「シンジの唇柔らかくて美味しい…」


「中はどうかなあ…」


「っ…」


舌を入れて絡めるとシンジは身体がビクッとしていた


「もう友達なんだから…これからはインって呼んで?」


耳元で囁いて耳の穴に舌を入れたり耳たぶを甘噛みしたり首筋を舐めながらシャツの下から手を入れて胸を撫で回して乳首を弄ってあげた


「んぁっ…インっ!?…」


「ふふ…耳も乳首敏感だね…感じる?もう乳首勃ってるよ…気持ちいい?」


「あぅっ…何して…」


シンジのズボンの前が膨らんでいた



「ほら、こっちも気持ちいいって言ってるよ?」


「あっ…そんな所…触っちゃ…」


ズボンのボタンを開けて下着の隙間から手を入れてやわやわと握って先端を弄ってあげた


「ふふ…コッチもおっきくなって勃ってるよ…」


「あぁっ…そこは…」


「先っぽ気持ちいいよね…ヌルヌルして来た…」


「んんっ…」


「ねえ、ベッド行こ?」



そう言ってシンジの手を引いてベッドに連れて行った





その後弄り有ってお互い何度もイって楽しく遊んだ


「可愛い…シンジ。次はナカでイこうね…」


喘ぎ疲れて眠ってるシンジにキスをして部屋を出た





就職して社会人として漸くスタート出来た


やりがいのある仕事と職場でも新しい友達も出来た


そして今日は田所に似た犯行を行われた遺体と関わった


僕はこの先仕事をこなしながら田所の足取りを辿り必ず突き止めて証拠を掴み警察に逮捕させる


マコトは無事殺人に関しては冤罪が言い渡された


しかしもう今更生きている事は公表出来ず別人となってこの先の人生をやり直す事を余儀なくされている


僕はマコトが事件に巻き込まれた時から…


麻由と出会って結婚して子供も授かって目指していた医者にもなれてこの仕事にも行き着いた


今の僕がこうして居られるのは地下から外に出して穏やかな幸せをくれたマコトのおかげだ


僕が大好きで僕の神様のマコトに今度は僕が田所をこの世界から排除して穏やかな幸せをあげるんだ


僕は理想の世界に生きている






今もこの先もずっと…


韻は相変わらずな感じですかね


他の3人の様な劇的な物は無く安定のドクズです


仕事中はマトモな思考になる所だけが今回新たになった部分位ですかね


そして広瀬刑事、お久しぶりの登場です

広瀬に関しては「探偵前物語」「地石」を参照下さい

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