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異世界未転生  作者: ハタケ


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12/16

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「まだ終わってもらっては困るんですがそれは」

 ところがエルフちゃんに叩き起こされてしまったのだった。

「もう僕は疲れたよ……パトラ」

「そういうのはいいんで、さっさと魔王退治に行きましょう、勇者様!」

「え、あ、はい」

 いつの間にか地味なローブを着て先端に赤い宝石が埋め込まれた木の杖を手にしているエルフに腕をむりやり引っ張られて僕は大草原、つまりフィールドマップを歩き始めたのだった。どうせ引っ張るのなら腕じゃなくて手か、最低でも肘を引っ張って欲しかった。或いは僕の頗る頼りないこの三番目の足でもいいけどね(ボロン)。

「あっ! 魔物を発見しました!」

「え? うああああああああっ!」

 そうして僕はくだらない下ネタを頭に浮かべたバチが当たったのだった。具体的に記述すると読者のゴールデンボールにもしかるべき激痛イメージが頭に流れ込みそのせいでショック死する危険性があるので控えさせてもらう。しかしその前にこの物語の(おそらく相当な暇人であろう)読者諸氏が死ぬ可能性があるとしたならばそのような思考イメージによるショックが原因となるよりもおそらく世界に存在する冒険譚で一番クオリティが低いであろうこの小説を読んだことで極度に退屈したことによって死んでしまうことの方がいささか高いと言えよう。しかし今はそんな話よりもエルフの木の杖によって叩き砕かれた僕の二つの貴重な玉にしかるべき治療を施すことの方が先決だった。おそらく不思議な力を持っているであろうエルフなら下半身から異様な色の血液をだくだくと流し続ける僕の股間を完全治癒してくれるに違いない、と思い、そのことを懇願しようとしたのだったが、

「ああああああああああああああ」

 僕の口からは絞め殺される寸前の男のような呻き声しか出なかったのだった。

 これもう失血死で死ぬしかねぇな、と観念したそのとき、

「すいません、あまりにもくだらない下ネタの波動が私の頭に流れ込んできたものですからつい」とエルフは頭を下げて、「○フルケア!」とパクリ白魔法を唱えたのだった。

 要するに○の部分は『まる』と発音するのではなく、白魔法という意味だったのだ。これはファミコン・スーファミ世代のFFユーザーなら常識だった。

 ここで僕は黄金期から凋落した現在までのFFの歴史を語るべきときが来たと判断しかけたのだがそれよりも僕のしかるべき股間が本当に快癒したのか気になっていたので垂れ流された赤黒い血液でぐっしょりとぬれたズボンをおもむろに脱いでしかるべき箇所を目視してみたのだが、

「なんか付いてないように見えるんですけど」と僕は、口調は淡々としていたが頭の中は軽くパニックになったのだった。

「すいません、傷口はパクリ白魔法で完全に塞いだのですが打ち砕かれた勇者様の勇者的な物体はこの杖によって粉々になってしまいました。すいません許してください、なんでもしますから」とエルフは配送していたカメラを壊してしまった配達員のように深々と頭を下げた。

「やっぱり壊れてるじゃないか」と僕は混乱とショックのあまり語録の順番を間違えてしまったのだった。

 しかしそのショックはすぐに和らいだのだった。

「まあでも、俺一生独身の予定だから別にノーダメージだし(震え声)」

「あ、そうですか」とエルフは完全に他人事のような表情で恬淡として言ったのだった。「そんなことより魔王城へ向かうルートの確認をするために近くの村に行って宿を取ってそこで仲間を募ったり武器防具を新調したり回復アイテムなどといった道具をいくつか買っておいたりそして夜は私とおたのしみイベントをしましょうかね」

「もうそんなことはできないんですがそれは」と僕はエルフを軽く睨みながら言った。

「そうですか」とエルフは無関心気味に言った。

 しかし僕はふざけきった態度を取ることで僕を怒らせようとするエルフのその挑発には乗らず、

「この汚れちまったズボンも新調しないとダメだしね、早く近くの村に行こうか」と僕は大人の余裕を見せたのだった。

 もうこれからは授業中に黒歴史ノートを書き散らす劣等感まみれの中学生を演じるのはやめて十度くらい重度の挫折を経て人生に期待することを完全にやめて足るを知ることの大切さを味得したことで全てに達観し枯淡の境地に達した精神的老翁の壮年男性を演じ始めることにしたのだった。しかし新・僕の職業は肉体労働を全部奴隷にやらせているために毎日が暇でしょうがなくなって余計なことつまり哲学的なことを二六時中思索する古代ギリシャの偉い人の生き方を表面だけ真似をしてネット上で人生について偉そうに講釈垂れるニートなどではなく、ちゃんと仕事をしている中年男性という設定にしようかなと思いますね。ただし僕という人間は本質的に労働をすることが心の底から大嫌いなのでフルタイムで働く正社員などという冒険的な設定にするのではなく週に三日しかシフトの入っていない非正規雇用という立場でオナシャス。つまりスロー・ライフである(全然意味違うが)。

「非正規雇用でも派遣社員でもなんでもいいですから一刻も早く仲間を集めに行きましょうよ。私はあなたと二人で魔王と対等に戦えるとは到底思えないので」

 苛立ち気味にそう言ったエルフに僕は、

「申し訳ないが僕はタイトー信者なのでタイトーと戦うつもりはないです」とおちょくった。「たしかに最近のタイトーの過去作復刻ビジネスのやり方はあまり評判はよくないがかつてタイトーのゲームからキャッチ・ザ・ハートどころかキャッチ・ザ・ソウルされまくった僕としてはそれら感動体験への満腔の謝意を表するべく数枚の諭吉を献上するのもやぶさかではないですね。故にたとえ例の有名ゲームクリエイターがTwitterでキャッチ・ザ・マネー商法だと苦言を呈そうとも僕は喜んでタイトーに長文赤スパを送るが如くリリース・ザ・マネーしますね……。それが多感な少年時代に感動させてもらったかのメーカーへのお礼だと思いますから。ところでエストポリス伝記1・2のリマスター、まだ時間かかりそうですか? あ、よみがえる伝説はよみがえらせなくて結構です。あれは主人公とヒロインが受け付けなかったので(私怨)」

「総員戦闘準備!」

 ところが僕の雑談配信はエルフの掛け声によって中断されたのだった。これもう営業妨害で開示請求されるレベルだろ、と僕は憤慨したのだったがたしかに僕らの周りには多数の魔物がいたのでぐだぐだ無駄話をしている場合ではなかった。

「メテオ」

 しかし僕はチマチマ一体ずつ敵を倒すのが嫌いな質だったので最強魔法で一気にザコ戦を終演させようと試みたのだった。

「しかしMPが足りなかったのだった」とエルフが僕の耳元で言った。

 言われたとおり消費MPが99のメテオを唱えるのは最大MPが90しかない僕には不可能だった。つまりテラである。

 さらにエルフは僕に追い打ちをかけるようなことを言った。

「ちなみにあなたはこれから修行してレベルが上がったとしてもMPが成長することは未来永劫ありません。つまりあなたは精神的に向上心のないバカなのです」

「マジかよ……じゃあ僕の好きな人を横取りした奴に当てつけるかのように自殺しなきゃ(使命感)」

「でも安心してください。そのようないくらレベルを上げてもMP、つまり精神が成長しないバカ者が死んだとしても誰も悲しみませんから」

「えぇ……ちょっとテラに対して辛辣すぎやしませんかね……。たしかに僕もテラが死んだときなんとも思わなかったけどさ……。それより早いところ魔物と戦うなり逃げるなりしないとやばくね?」

 僕らを囲んでいる魔物達のレベルは明らかに僕らよりも少し上だったのでこの物語の戦闘システムが反射神経が要求されるリアルタイムバトルではなくコマンド選択式だとはいえ適当に攻撃コマンドを選んだりして戦略ミスをすると全滅しかねなかった。それどころかそのような頭を使う戦闘システムは僕は苦手だったのでむしろアクション系の戦闘よりこれはやばやばいよ~(キュアプリンセス並感)と泣き言を言いたくなるのだった。

 結局僕は戦略を立てるのが非常に面倒というその怠惰な理由だけ以て『オート』を選択し、そしてみんないっしょうけんめいたたかって魔物を倒したのだった。

「ギリメカラがいなくてよかったですね」

 勇者らしからぬ僕の適当さに呆れたエルフが非難がましい視線を僕に送った。

「こういう適当な勇者は最近のWEB小説だけじゃなくて十数年前のラノベでも流行ってたりしたからね、しょうがないね。もうね、自分の運命に真剣に立ちはだかるような勇者像なんて古いんですよね。時代は己の運命を受け入れて身の丈に合った人生に送りましょう、っていう方向に変わったから。もっとも頭の悪い教師は今でも『努力すればなんでも叶う!』みたいな今時のニチアサでも言わないような薄っぺらい教訓を垂れ流したりするかもしれないけどね」と僕は私怨の焔を燃え上がらせるが如く息巻いた。

「あ、今勇者様の属性が炎に変わったので次の戦闘から注意が必要ですよ」

 エルフが突然そんなことを言ったその直後に見た感じ明らかに氷属性だと思われる魔物の群れが僕らを取り囲んだのだった。これは逃げたらすぐに取り囲まれそうですね……。

「まずいですよ……ブリザガ唱えられたら僕は9999ダメージ食らってしまいますね……」

 僕の人生が上手くいかなかったのは周りに碌な大人がいなかったからだという怒りの炎が全身から噴き上がっている今現在の僕が氷属性の攻撃を食らおうものならワンパンキルされかねないのでどうにかしてエルフちゃんが炎属性の魔法で魔物を一掃してくれないかなー(チラッ)と僕は期待の目を向けたのだったが、

「メルトン!」

 なんとエルフは敵味方に炎属性ダメージを与える魔法を唱えやがったのだ。どうやらエルフは僕のことを、こいつはどんなにレベルを上げても勇者適性値がマイナス9999から成長しないだろうし永遠に神界転送できそうにないからこれもう焼却処分するしかねぇな、と判断したようだった。このことから察するにこの物語は現実世界の迷える魂をエルフちゃんが探してきてこの異世界に召喚して魔王勢と戦争するための戦士として育成するのが目的だったのだ。つまりヴァルキリープロファイルのパクリである。

「いやヴァルキリーのパクリって言われても僕まだ死んでないんだけど」と僕はメルトンの炎に焼かれながら疑問を口にしたのだったが、「あれ? 熱くない……だと? それどころか体が軽くなったゾ。Foo↑気持ちいい~」

「それはあなたが炎属性を吸収する怒りのリングを装備していたからです」とエルフは平然として言った。

「なんでそんなもの装備している必要なんかあるんですか(正論)」

 さすがに唐突すぎてむりやり感ハンパないなと思ったので、作中で死んだ重要キャラが終盤で甦るとかいうハピエン厨歓喜のご都合展開が嫌いじゃないけど好きじゃないということもあって文句を言ったのだった。つまり僕は幻想水滸伝1・2はあえて108星全員を揃えないタイプだったのだ。

「それは決してご都合主義などではありません」とエルフは言った。

「え、でもシナリオライターの人は1の○○○○と2の○○○が生存しているルートはあまり好きじゃないみたいなこと言ってたんだけど」

「幻想水滸伝の話ではなくて、あなたが怒りのリングをいつの間にか装備している根拠についての話を私は今、しているのです」とエルフは僕の左手薬指を指差して言った。「その指輪はまさにさきほどのあなたの過去への怒りが創り上げたものなのですよ」

 マ? じゃあ俺って実はオリジナリティと器用な指先のタレントと、鉱物学とクラフトと美的感覚のスキルを持ってたのか……。つまりスター・オーシャン2の細工である。あ、だからフィールド上にもかかわらずアイテムクリエーションが実行できたんですね。これは納得。ところで3のアイテムクリエーションはファクトリーでしか実行できなくてしかも多額の資金が必要になるからちょっときつすぎんよ~。

「とにかくこれで氷属性の魔物共は無事、焼き払えたね。アリシャス」と僕は一応エルフちゃんにお礼を言った。

「お礼なんかいいからさっさとしかるべきルイーダ的な酒場に赴いて早く仲間を探しに行きましょうよ」

「なんでそんな急に喉仏の中の二枚の声帯を呼気で以て振動させて作った喉頭原音が声道の共鳴によって出来上がったその声で紡がれた言葉を僕に投げかけるようになったのかな?」

「それは時間がないからですね」とエルフは答えた。「というのも、このゲロ以下の価値もないクソゴミ小説は本来なら3ページほどで打ち切ってしかるべきなんですけどこの物語を紡いでいる作者、つまりあなたが小説の新人賞に投稿するとかいうとち狂ったことを思いついたせいで規定の枚数まで意地でも引き延ばさざるを得ないことになった仕儀なんですよね、私も嫌々なんですけど」

「いや、そんなにこの物語を続けるのが嫌なんだったら僕を説得してこの物語を終わらせればいいじゃないですか(正論)」

「ええ、仰るとおり。本来ならすぐにでもこの腐った下痢便の香り漂う資源の無駄としか言いようがない小説などと称すれば小説という言葉自体に非常に失礼にあたる文字の羅列をブラックホールにでも投げて違う次元に行ってもらいたいくらいなんですが、そんなことをすると異世界に住まう私達までブラックホールの向こう側に行ってしまうのです」

「なるほどね。でも上手くいけば君たち異世界人が現代日本にワープできるかもしれないよ? ためしにブラックな穴にぶち込まれてみるのもいいんじゃないかな」

 そうして僕はデジョンを唱える準備を始めた。つまりあのFF3ネタは伏線の一種だったのだ。

「すいませんが魔法のエキスパートである私にそんな即死魔法なんか無効ですから」

「あ、だったらバニシュで敵を消さなきゃ(使命感)」

「申し訳ないですけどアプデでパッチを当てて簡単にバグを修正できる現代でそんなバグ技は通用しないんです」

「えぇ……嫌な世の中になったなぁ。格ゲーも特定のキャラが強いと判断されるとすぐにアプデでナーフされるし、そういう『みんなで手を繋いでゴール』に通ずるような平等主義ってどうなんだろうね? こんな風潮が続くとそのうち元気が出るKOF97大会の配信を観て笑い転げるようなこともなくなりますかね……」

「格ゲーのキャラがバランス調整されるのはゲーム性向上のためだと思うんですけど(名推理)。それにレトロアーケードの基盤はそのうち寿命を迎えて使えなくなると思います(当然推理)」とエルフはゲームなんかやったこともないくせいにそうほざいた。「そんなことより次の目的地に行きますよー行く行く」

「お、待てい。まだ君がさっき言ったメタ発言についての説明をまだ聞いてないゾ」

 僕は僕の手を掴んで明日に向かって歩き出そうとしたエルフの手を払いのけようと試みたが彼女の握力はどこぞの天使のように50以上あったのでそれはできなかった。

「私、そんなこと言いましたっけ。多分何も言ってないと思うんですけど(すっとぼけ)」

「嘘つけ絶対言ったゾ。早くこの世界の秘密を教えて、どうぞ」

「おかのした」とエルフは生意気にも僕の真似をして語録を使い始めやがった。汚いエルフだなぁ。「この世界はFD人が作ったゲームなんですよ(大嘘)」

「そういういろんな意味で人を不快にさせるネタはやめてくれよ……(絶望)。まあでもこの世界は僕が作ったんだし、この世界はTDサード・ディメンション人が作ったってことでおK?」

「もうそれでいいですよ。どうせ私はあなたの頭の中にしか存在しないクソエルフなんですし」とエルフは投げやりに言った。

「どうしてそんな悲観する必要なんかあるんですか」

「悲観せざるを得ませんね。たとえばあなたも私と同じように、碌な能力を持たない遺伝子を持って生まれ、尚且つ恵まれない環境の中で育っている自分のことを嘆いて悲観しているじゃないですか。それとまったく同じです」

「なーほーね。要するに自分を産んだこの世界を恨んでいる、と」

「そうです」

「それはいささか贅沢じゃないですかね。魔法のエキスパートのエルフとして生まれたっていうのに自分の境遇に不満垂れるとか現代日本じゃ将来使いものにならなくてニート以外に道がないこの僕から見たら頭に来ますよ~。自分の人生が上手くいかないのを他のせいにする暇があったら幸せになるために日々努力して、どうぞ。ていうか努力なんかしなくてもみんな誰でも幸せになれるから(スピリチュアルの常套句並感)。ほら、あの有名な方も仰ってるじゃないですか。生きてるだけで丸儲けって」

「それはあの人が生きてるだけでギャラがバンバン入ってくるから丸儲け状態というだけのことですよ」

「お、そうだな(心底納得)。あの人にとって仕事で喋ることなんか呼吸に等しいことだろうしね、しょうがないね。じゃけん生きていても苦痛なだけの僕らはさっさと自殺しましょうね」

「いえ、それも私は全力で止めざるを得ないんですよね」とエルフは冷然として言った。「というのも仮にあなたが自殺した場合、あなたの精神はその瞬間の時間軸と空間に束縛されてしまい、そのためあなたの精神の中だけに存在する我々異世界人の時間も静止するんですよ」

「つまりどういうことだってばよ」

「つまり我々異世界人全員が無間地獄に陥るということですね」

「無間地獄の使い方おかしくね? 時間が永久に停止した世界に囚われることと苦しみを永遠に味わい続けのは多分違うと思うんですけど(名推理)。つまり君は無間地獄っていう言葉がなんかかっこいいからここぞとばかりに使ってみましたっていう中二的直感で以てその設定を採用したんだよね間違いない」

「時間が止まった世界に居続けるのって充分永遠の地獄世界と言えると思うんですけど(妥当推理)」

「お、そうだな(多少納得)。まあいいや、僕としても自殺なんていう怖すぎることはやりたくないし、もうちょっと頑張って頭の中のぽまいら(古語)を生かしてやんよ」

「アリシャス」とエルフは僕からラーニングして覚えた語録を使った。「というわけで仲間を探して魔王を倒しにイクゾー!」

「カーンが入ってない」と僕はエルフの未熟さを笑いながら彼女についていった。

 そしてしかるべきルイーダ的店でなんか屈強そうな男女を数人仲間にしたがそのようなバカ――いや、脳筋――いや、三大欲求を満たすことしか考えていな――いや、戦闘のエキスパート達は世界のために命を賭けるなどといった僕ら崇高な勇者ご一行とはいささか価値観が異なったようでザコ戦時の戦術に関してやアイテムの配分、陣形やパーティーの並び順などで言い争いになり、結果、僕とエルフちゃんグループと酒場で仲間にした低民度――いや、屈強な戦士達とは音楽性の違いで決別する流れとなり、さらに彼ら野蛮人は自分達のやり方に難癖を付けられたことが相当ご立腹だったらしくパーティーから外れる際、彼らは腹いせに僕とエルフちゃんに怒りの鉄拳を何発か食らわせた上にいくらかの資金を強奪して去っていったのだった。死ね。

「というわけでこの(クソみたいな)世界で仲間を募ることは得策でないと判明したので僕ら二人だけで魔王勢に挑もうと思うんだけど、君はどう思う?」と僕は(筋肉しか人に自慢することのないアホ以下のバカ戦士に殴られたせいで鼻血が止まらない状態で)エルフに尋ねた。

「そうですね」とエルフは(エルフちゃんのその美しさに嫉妬したヒステリックサイコ女魔法使いに顔を引っ掻かれ、服をビリビリに破られて消沈している状態で)答えた。

「ところで岬の海の向こうに見える魔王の城ってどうやったら辿り着けますかね。距離的には頑張って泳げば行けそうな気がするんですよ。浮き輪さえあればの話だけどね。それともあの海は潮の流れが異様に速い、つまり離岸流がやばやばいんですかね」とキュアプリンセスガチ恋勢の僕は言った。

「いえ、単純に浮き輪一つだとたかってくる海の魔物達にボコボコにされる未来が予想されうるからですね。今の私達みたいに」とどこぞのアホ共のせいで体がボロボロにされてしまったエルフちゃんが言った。

 ちな、さっきのDQN戦士達はあくまでも殴る蹴るの暴行を加えただけなのでエルフちゃんはまだ処女。

「なるほどね、たしかに高さ50メートルくらいのこの岸壁からでも大王的なイカの群れが海面から顔を出している様が確認できますね……。そして僕らのパーティーにはイカの弱点である即死魔法を連発するようなザキ厨はいない……となると今後僕らが取り得る選択肢は自ずと一つに限定されると言えよう」

「あの、私、即死魔法なら使えますけど」

「え、じゃあここからしかるべき即死魔法をぶっぱなせば海面から顔を覗かせているイカの群れ約5000匹を殲滅できるってことでおK?」

「それはノーおKですね」とエルフはだが断った。「5000匹を葬るくらいの魔法を唱えたらMPが枯渇して気を失いかねませんのでね」

「え」

 僕は気を失ったエルフちゃんを宿屋に運んだその後のことが一瞬頭に浮かんだが故に思わず言葉を詰まらせた。これは別に実際にそういういやらしいことを実行しようと考えたとかじゃなくて男の悲しいSa・Gaによるものだから(震え弁明)。

「ところでどうしてMPを使いすぎると気絶するんですかね。あ、もしかしてSO3みたいにMPが0になっても戦闘不能になるっていうシステムなのかな」

「知るかバカ」とエルフはジト目で言った。

 もうすぐ物語が終わろうとしているからか、どうせあと数日で仕事辞めるからこの際ムカつく上司に悪態尽きまくってやろう的な精神で以て僕に辛辣な態度を取るようになったエルフちゃんだった。

「まあとにかく、さっさと魔王倒さないとこの物語が永遠に終わらないってことがなんとなく予想できそうなことになってきたと言えなくもないといった感じなので早いところ海の向こうに見える老朽化して震度1程度の揺れでも全壊しそうな歴史的建造物みたいな古城へと向かいますかね……。で、どうやったらあそこまで行けますかね。僕の予想だとまず東に向かって南の大陸に繋がる地下洞窟を通って南の大陸に出ていろんなアイテムを集めて虹の橋をあの湖上のある島に架けるっていう感じになると思うんですけどね。この物語を創った奴はオリジナリティなんてものは欠片もないからそういったパクリ的な設定じゃないと物語を終わらせることは多分不可能だと思われなくもないと僕はそう言った思考にならざるをえないっすね……」

「私もそう思います」とエルフは便乗した。おい、そこは『そうだよ(便乗)』だルルォ!? とツッコむところだと判断すべき箇所だと思われなくもないが、さすがに100ページもアホみたいなことをやっていると心が病んでこなくもないと言わざるを得ないので、どうでもいいわ(レ)といった域に心境が達さざるを得ない状況になりつつあったのです。つまりまだその域には達してはいない、といった結論に落ちついているんですよね、今現在は。だから僕はエルフに言った。

「アホ」と。

「あ?」

 するとエルフちゃんにガン睨みされた。ビビり散らかした僕は、

「すいません許してください、なんでもしますから」となんの工夫もなく謝った。

「……」

 そしてエルフちゃんは僕に背を向けて黙々とフィールドを歩き始めた。

 お、待てい、とお決まりのセリフを言うタイミングを失った僕はなんか不機嫌オーラを放ちまくるエルフちゃんの背中をただただ追うことしかできなかった。ついさっきまで僕のアホみたいな言動にちゃんと付き合ってくれる昔のギャルゲーの幼なじみキャラみたいな男にとって都合のいい優しい性格だったのに一体どうしたんですかね……。

 とにかく僕はエルフちゃんについていかざるを得なかったので道中の魔物を倒してレベルアップを図りつつフィールドを移動した。ちなみにその間のザコ戦に参加したのは僕一人だった。エルフちゃんはザコ敵と懸命に戦う僕を尻目に(この際の尻目は目尻で見るという意味ではなく僕に背中を向けて歩き去って行くエルフちゃんが尻に目があるという比喩で使った。つまり肛門に眼球があると仮定して僕はこの言葉を使ったのだ)フィールドを歩き続けた。

 このようにしてエルフちゃんを見失わないようについていきながら魔物と戦い続けたものだから魔王の城までやってきたとき僕はかなり強い勇者に成長していた。もしかしてエルフちゃんは獅子が我が子を千尋の谷に突き落とす要領で以て僕を立派な勇者に育て上げるべくこのような過酷な修行をさせたのかもしれなかったが実際のライオンは谷に落下した子供を大急ぎで救出するらしいからそれはないかもしれぬ、と淡い期待を拭い去っておいた。過剰に期待すると裏切られたときのショックで倒れかねないからね、しょうがないね。

「はい、ここが魔王の城でーす」

 やりたくもないバスガイドという仕事を何年も続けたせいで精神が完全に消耗し投げやりな態度になってしまった女性のように淡々とした口調でエルフちゃんは言った。

 そこは『こ←こ→』だルルォ!? とツッコむ気力はもちろん僕にはなかった。というのも、つまらないことをダラダラと行って時間を無駄に消費することを人生の生業とするこの僕でさせもこのカスみたいな物語を展開させ続けることに限界を感じ始めたのだ(限界が訪れたとは言ってない)。

「というかこんなことするんだったら家に帰って世の中に溢れまくりすぎていて一生かかっても消化しきれない無料コンテンツ達を死ぬまでに少しでも消化した方が有意義に過ごせるんじゃないかって思い始めたりしちゃったんだけど、お前どう思う?」と僕は画面の向こう、或いは紙の向こうの人に向かって語りかけた。つまりそこのあなたである。

「やめてくださいそんな恥ずかしいメタフィクション。見ているこっちが恥ずかしくなってくるんで」とエルフちゃんが頬を朱に染めて言った。

 そして顔を赤らめる表現も、自分で描写しておいて僕は恥ずかしいと思った。

「でも実際さ、こういうクソの役にも立たない創作活動(笑)なんかしてるよりも500時間を越えるぺこーらの配信を全部見た方が人生楽しく過ごせると思うんだよね。というか人生が80年くらいっていうの納得できないんだけど。だって80年間無職だったとしても世の中の全てのすばらしすぎるコンテンツを完全消化するのって到底不可能じゃないですか。おかしくないですかね……たった80年しか生きられないって……」

「ちょっと待ってください。あなたが80年も生きられる保証なんてどこにもないんですけど」

「お、そうだな。まったく健康に気を遣ってないし、たとえ気を遣いまくったとしてもある日突然死が訪れるってこともありえなくもないわけだしね。というか寿命は遺伝子レベルであらかじめ決められてるっぽいんだよなぁ。不摂生してるのに長生きする人もいるしね」

「その点私はあなたがたよりかなり寿命が長いので世界中のVTuberの配信を全部見ることも可能です」

「あっそ。まあ僕は別にVTuberなんて観ても観なくても別に特に困らないからいいけどね。どうせ大抵の配信は酸っぱくてまずい葡萄みたいに僕には不必要だろうしさ(イソップ並感)」

「そうです、それなんですよ、あなたに必要なのは」

 エルフは目を見開いて言った。いきなりどうした。

「それなんですよって何がですかね? 僕がVTuberをどうせつまんねー扱いすることがかい?」

「ええ、そうです。あなたにとってVTuberは必要ない、これは一つの大きな気付きです」

「あっそ。でも今はそうやって『こいつ嫌い』ってネット上でちょっと呟くだけでも開示請求案件になったりするからこれ以上余計なことを言うのはやめてもらえるかな(怯え声)」

「いえ、異世界に在籍している私がいくら開示されようが知ったことではないのでいくらでも言いますとも。あなたがVTuberの配信をクソつまらなくて時間の無駄だと思っているということを」

「嫌がらせしたいのかな、このクソエルフは」と僕は心底憤激した。「いや、たしかに僕はVだけじゃなくてオタクコンテンツそのものに多少の嫌悪感を抱いていると言えなくもないけどさ、クソつまらないだなんて思ってないんだけど。その証拠に暇なときはたまに観るしね」

「いえ、もうそんな無理はしなくていいんですよ。あなたにとってVTuberの配信とはそのように暇なときにたまに観る程度のものなのですから。つまり観ても観なくても別にいい娯楽コンテンツなんですよ」

「お、たしかにそうだな」と僕は一応納得した。「まあ君の言うとおり、暇なときにしか観たくない、つまり忙しいときや精神的に余裕がなくて鬱っぽくなってるときは絶対観たくないコンテンツですね、僕にとっては」

「でしょう? だからあなたが本当にいいと思ったものだけを手に取るようにしなさい。さすればあなたがこの先生きのこるにはどうしたらいいかがわかると思います。そしてもしわからなかったとしても先生を恨まないようにしなさい」

「わかりました、きのこる先生」と僕は適当に敬礼をした。「ところで僕が本当にいいと思っているものって一体なんでしょうかね?」

「そんなものは貴様自身で探しなさい」

「たしかにそうですね」と僕はド正論を言われてぐうの音も出なかった(一言も言葉が出なかったとは言ってない)。「でもこれだけは断言できるんですけど、とりあえず異世界を冒険することではないですね。ためしにこうして授業中にノートに僕が異世界に行って無双する物語を書き始めたんですけど、ぬわあああああん、疲れたなもうう……やめたくなりましたよ……。数年前からネット上でやたら流行ってるから自分も真似して書いてみたんですけど本当につまらなすぎて頭おかしなんで……。こんなもん何が面白いのか一切理解できないです……。読むのも書くのももう(二度としたく)ないです。じゃけん純文学でも読みましょうね。やっぱり僕はまず、王道を往く、ドストエフスキーを選びますかね」

「で、あなたにそういった大層な小説を理解する知能はありますか……?(小声)」

「ないです(即答)。まあそんなことより、オタクコンテンツだけじゃなくて娯楽そのものが好きじゃないらしいのでこの暇すぎる時間をいかにして潰すかが喫緊の課題なんですけど、どうしたらいいですかね。人間を越えた存在であらせられるあなたからそれなりのアドバイスが頂けると僕は確信せざるを得ない心境に達しつつあるんですけど」

「やることがないのならとりあえず今すべきこと、今しかできないことをすべきです」とエルフは普通にアドバイスを始めた。

「それはなんですかね」

「なんですかって、貴様は今学生なのでしょう? でしたら勉強を頑張ったらいいじゃないですか」

「ところが僕は異世界転生以上に勉強が嫌いなので、それは華麗にお断りしたい所存ですね」

「なるほど。では死ぬしかないですね」

「うわっ……このきのこる先生辛辣すぎ……」と僕はげんなりした。「申し訳ないがそういう弱者を見捨てるような発言は僕の大嫌いな女担任を彷彿とさせるので大NG。僕みたいな遺伝子的に劣っている落ちこぼれが社会でこの先生きのこるために道を開いてやるのが教師としての務めだと思うのでそういったドロップアウト予備軍を見捨てるような発言はやめちくりー。というか実は僕、先生の股も開いてみたいと思っています(唐突な下ネタ)」

「とにかく、時間があるうちに自分を模索しなさい。それはあなた自身にしかできないことなのですから」とエルフちゃんは下ネタなんぞものともせずに言った。

「わかりました。じゃあなるべく勉強しつつ、僕、今中学二年だけどもう将来どんな職業が向いているかいろいろ調べてみることにしますよ。14歳のハローワークを読みながらね……。ついでに『コインロッカーベイビーズ』と『昭和歌謡大全集』も読んで、いざ社会に報復する段になったときに毒ガスや原爆を作れるようにもしたいと思います」

「そういう発言は現代だと冗談でも完全なライン越えだからやめてもらえますかね」とエルフちゃんは珍しく震え声で言った。

「でもこの二作品は名作だから読んどけよ読んどけよー。まあ僕は『超電導ナイトクラブ』が最高傑作だと思いますけどね。あんなに個性が強い小説ってこの世にないと思うんで。ちな、世界最高のコメディ映画は『ピンクフラミンゴ』だと思います。異論は認めないっす」

「なら映画評論家にでもなったらいいじゃないですか」

「いえ、映画もたいして興味ないっす。好きな映画だったら50回くらい観ますけど、世の中でヒットしている大半の映画は僕の琴線に掠りもしないっすね……」

「だったらあなたはなんで生きてるんですかね(辛辣)」

「知らんがな。そんなの僕が一番知りたいんですけど」と僕は投げやりになった。

 現実世界でもやる気がない、異世界に召喚されてチート能力を授かったというのに世界を救うのはもちろん欲望に任せて目の前のエルフちゃんにしかるべき快楽を与える行為に尽力することもない(婉曲表現)――これもう男として終わってんな。

「その無欲、無意欲から察するにあなたは」とエルフがなんか説教をし始めた。「おそらくテストステロンが足りないんでしょうね」

「テストステロンっていうと男らしい外見、性格、行動力を形成するのに必要不可欠なしかるべき体内物質のことだよね?」

「そうですね、その言い方が適切かどうかは別として。で、あなたにはかの体内物質の総量が他の一般男性に比べて低めなのではないでしょうか。だからそんなに無気力、無意欲なんだと思いますよ」

「お、そうだな(思考停止便乗)。ところでその無意欲っていう造語、なんかイラッとくるからやめてくれよ……」

「とにかくこの世界が魔王に蹂躙される寸前だというのは一応事実ですので」とエルフは僕を無視して続けた。「まずはあなたのその無意欲や無性欲、無行動、無思考、有投げやりといった人生どうでもいい的な性格を是正しないと話が先に進まないと思うんですよね」

「お、そうだな(投げやり便乗)。実際僕はストーリーを展開させる気なんかサラサラないし、このフィールドマップのど真ん中で24時間連続雑談配信でもしてお茶を濁したいくらいっすね。お、そうだ(投げやり唐突)、じゃあさ、魔王討伐なんていう前世紀の遺物的シナリオなんかもううっちゃってさ、もう俺ら二人でこのまま人生についてとことん話し合わない? そっちの方が世の中の需要と合致すると思うんだよね。だって国内のエンタメがおそらく一番元気だった90年代~2000年代って平和そのものだったじゃん。バブル崩壊がどうとかは不動産投資とは無縁の一般庶民とはあんまり関係ないし、まあ不景気ではあったけど治安はよかったからね。でも今はニュースとか見てるとこれもう世界崩壊が近いんじゃないかっていう気がしてくるし、近くはないにしても大抵の人達は23世紀なんか来ないと思ってるだろうしさ。だってその頃になると地球の平均気温が考えたくもない数値になるらしいしさ。未来のことだけじゃなくて今のこの生活を維持するのも大変だっていう現代で呑気なファンタジー小説なんか誰が読むかっての」

「じゃあなんでネット小説ではその呑気なファンタジー小説が大流行してるんでしょうかね? それの説明お願いします」

「それは呑気と見せかけて実は現代人の悩みや快楽を寓話的に表現している優れた創作だからじゃないですかね。だから多くの人が共感して人気になってんじゃないですかね、僕はそういったものに全く詳しくないのでわかりかねませんが」

「じゃあこうしましょうよ。私もそういったネットで流行ってるよくわからない小説に詳しくないので二人で今からああいったライトな物語の何が面白いのかを徹底的に分析しましょう」

「嫌です」と僕は断った。「というのもね、実は僕も過去に何回かそういった超人気ウェブ小説をサラッと見たことがあるんだけど、うーん、たしかに文章とか読みやすくてすごいんだけど読んだそのすぐ後にすぐに頭から消え去っちゃうんだよね。ようするに何が面白いのかよくわかんないっす。いや、ランキングの上の方にある小説って一流が書いてるだけあってウェブ小説にまったく興味の持てない僕なんかでも多少面白く感じるんだけど、でも心の底では興味がないから感動はできないんだよね。というかアニメでもマンガでもVTuberでもなんでもそうだけど、そういうオタクコンテンツが好きな人って人生に一度でもいいから日常生活が手に付かなくなるほど感動したことってないんかね。言っちゃ悪いけどああいうのってコスパが高いからかその分、感動度があんまり高くなかったり、賞味期限――つまり飽きが来るまでの時間が短いと思うんだよね。ようするにインスタント食品みたいなもんだね、エンタメってのは」

「ということは芸術作品は感動度が高くて飽きも来ないと」

「いや、必ずしもそうでもないと思うんですよ。芸術は芸術でオタクコンテンツ同様に供給過多だしなぁ」

「で、結局何が言いたいんですか?」

「そんなの僕ですらこれもうわかんねぇな」

「じゃあそろそろ……終わりますかね」

「そうしますか。そろそろネタも尽きたし」


 というわけでこれにて僕らの(なんの役にも立たないゴミ以下のカス)物語はようやく終わりを告げたのだった(致命的疲弊)。はあ……(クソデカため息)。これでようやく現実世界に戻れると思ったら世知辛い現代の生活もまあ悪くないかなって思えるようになりましたね……(むりやりプラス思考)。

 じゃあ俺、ギャラももらわずに帰るから……。


 完。

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