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第30話 実戦開始

遅れてすみません。

 次の日、僕はいつもみたいにクラスの教室に来たんだけど、すぐにハヤテとカエデが来て話しかけてくれた。昨日は家に帰ってからずっと寂しかったから、学校に来てすぐに誰かと話せるのがとっても嬉しかった。その後も、2人といろんなことを話してると、シノア先生ともう1人が教室に入ってきた。いつの間にかチャイムが鳴ってたみたいだ。

「それじゃあ、今から課外授業に出発するが、その前にこいつのことを紹介しとくぞー。」

 シノア先生はそう言って、一緒に入ってきた男の人、日村先生を簡単に紹介した。水属性を使う魔法使いで生徒の回復と何かあった時に戦う戦力なんだって。

「それじゃ、校庭にバス止まってるから、それで街の門まで行くぞー。」


 僕たちはその後、クラスごとにバスに乗った。できれば仲が良い人と近くがよかったんだけど、この課外授業は戦闘の授業だから、チームで固まって座ることになった。

 ちなみに、今回の課外授業は街の近くにある北城山に街の門から歩いて行って、そこにいるモンスターと戦うって先生は言ってた。北城山にはゴブリンくらいしかいないらしいから、あんまり危なくはないと思いたいけど・・・。生きてるモンスターと戦うのは初めてだから、ちょっと不安だよ。敵の動きが違うかもしれないし、敵の感触だったり匂いだったりで判断が鈍るかもしれないし。それに、ゲームの主人公がいるしね。小説とかだとこういう時に何か異常があって、それを主人公が解決するっていうのが定番だったりするから、警戒しといた方が良いかな。



「よーし、クラスの出発地点についたぞー。こっからはどこからモンスターが出てくるかわからないから気をつけて進んでくぞー。」

 バスで街の門に着いた後、1時間くらい歩いてようやく僕たちのクラスが入る森の入り口に着いた。周りに他のクラスの人はいない。全クラスが1列に並んで歩いたら、1組の人たちばっかり戦うことになっちゃうからしょうがないんだけどね。

 そして、森に入るとさっそくゴブリンがいたみたいで、チーム1の人たちが戦闘した後、1番後ろに移動していった。その表情はちょっと良くない気がする。クラスがちょっと進むとその理由はすぐにわかった。血の匂いがすごいする。たぶん、さっきの人たちの顔色が良くなかったのは、モンスターを倒した時に血を見たからかな。僕の隣を歩いてる山本さんなんかはこの匂いだけで顔色が悪くなってる。

 そのあとも、ちょっとずつ休憩を挟みながら進んでいって、とうとう僕たちのチームの番になった。敵は普通のゴブリンが3体。武器もただの棒を持ってるだけで、あんまり強くなさそうだね。ただ、こっちに気づいて向かってきてるから、一旦《泥沼(マッドプール)》で足止めをしてから、みんなの方に向き直る。

「みんな、戦える?」

「俺は大丈夫だ。少し疲労している上に、道中の血の匂いで気力が削られているが、魔法を使う分には問題ない。」

「・・・私も大丈夫です。」

 2人は大丈夫って言ってくれたけど、他の3人はちょっと大丈夫じゃなさそうかな。じゃあ、あんまり血が出るのはダメかもね。

「それじゃあ、森くん。《蒼炎(フレイム)》で3匹ともお願いしても良いかな?」

「了解した。」

 森くんはそう言って、すぐに《蒼炎(フレイム)》を使って倒してくれた。そのおかげか、3人の顔色はあんまり変わってない。まぁ、今でも十分酷いんだけど。

 そのあと、午前の授業はもう2回順番が回ってきた。最後の1回にはみんなも慣れてきたみたいだったから、みんなで魔法を撃ったんだけど、血を見てみんな気分が悪そうな表情になった。やめとけばよかったかな。


 遅刻し始めたあたりから、土曜日にも作業が延びてたんですが、最近日曜日とかに侵食してきて、本格的にやばいと思ってます。平日で終わらせられれば良いんですけどね。

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