第5話 学園部活紹介
昨日はあの後、日向と一緒にゲームをしたり授業の予習をしたりして過ごした。ゲームはゾンビを倒しまくるゲームで、日向がちょっと悲鳴をあげてて面白かったし、夜に「一緒に寝ていいですか?」って上目遣いで聞いてきて可愛かった。まぁ、日向は甘えん坊だから、毎日日向を抱きしめて寝てるんだけどね。いつもと違ったのは、頭を撫でたりとか背中を撫でたりとかしながら、ちょっとの時間話してたら、安心したのか僕にしがみつきながら寝てて、僕としても安心した。僕の方が先に寝ちゃって日向が寝れないみたいなことがあったらと思うと不安だったんだよね。
それは置いておいて、今日も学校に来ている。昨日は久しぶりに学園に来たから疲れたんだけどなぁ。まぁ、今日も午前中だけだから楽なんだけどね。ただ、カエデとハヤテがそれぞれの友達と話に行っちゃったから、ちょっと暇なんだよね。明日から本でも持ってこようかな。
「よーし。お前ら座れー。さっさと始めるぞー。」
窓際の席で半分眠くなりながらぼーっとしてると、予鈴がなってすぐにシノア先生が入ってきて、その後すぐにクラスのみんなは自分の席に戻って行った。早いなぁ。
「今日は学園を案内するぞー。あと、学園長のバカが1時間も話しやがって部活紹介ができなかったから、実際に部活をしてるところを見せながら、私がそれぞれの部活を紹介していくぞ。」
昨日、校長先生1時間も話してたんだ。ていうかシノア先生、学園長のことバカって言ってた?そのあと、朝のホームルームが終わって、10分の休憩時間が終わった後、1時間目が始まった。
「お前ら全員いるかー。それじゃあ、いくぞー。」
僕たちのクラスは外からの案内だったみたいで、1回靴に履き替えて外に出て、施設と部活を見にいった。この学園のすごいところは、サッカー部はサッカーコートに、野球部は野球場に、陸上部は陸上競技場にみたいに部活ごとに部活するところがあるんだよね。まぁ、1つ1つが大きいから周るのにすごい時間かかったんだけど。個人的に気になったのは、魔法研究部かな。魔法戦闘を研究する部活で、簡単に言ったら魔法の訓練をする部活だった。あと、武術研究会。僕は結構近接での戦いは殴ったり蹴ったりにプラス魔法だから、ちゃんとした武術とか習って、身体の使い方とかをもっとちゃんとするべきかもしれない。
外の施設と部活を周った後、また校舎の中に戻ってきて、施設と部活を見て回った。校舎の中も色々あって、音楽室とか実験室とかいろんな部屋が2つずつくらいあって、第1音楽室はチェロとかヴァイオリンみたいな楽器で第2音楽室はギターとかドラムみたいな楽器みたいに違いがあって、1は吹奏楽部でみんなで合奏、2は軽音部でいくつかの少数のグループでバンドみたいな感じで方向性の違うけど似ている部活があったりして「悩む人がたくさんしてるだろうなぁ」と思った。気になる校舎の中の部活は、魔法薬学部とゲーム同好会、あと魔道具開発部かな。魔法薬学部は魔法薬を作る部活で、実際に魔法薬を作れるから、ここで働くなら、こういうのも良いかなと思って、ちょっと興味があった。魔道具開発部もおんなじ理由で興味が出た。あと1つのゲーム同好会は単純に、僕がゲームが大好きだから。この部活だと一緒にゲームする人がたくさんいそうで楽しそうだった。
全部周って個人的に一番テンションが上がったのは図書室だった。先生によると、この図書館には全部合わせて100万種類の本が置いてあるんだとか。司書さんがいる受付の奥には、吹き抜けになっている高い天井とそこから数えられる4階層分の床、そして、目に見える範囲全てが埋め尽くされている、たくさんの本と本棚が置いてあった。これを読み切ろうと思ったら、「普通の人が全部読もうと思ったら、20年以上かかりそうだなぁ。」と思った。1番すごいのは、そこに見えてる本は全部魔法で作られた偽物で、図書館から出したら消えるんだとか。持ち出そうと思ったら、司書さんに貸出をしてもらって、本物の本を渡してもらうんだとか。しかも、専用の機械で本を探すと、偽物の本がその機械で作られて、取り出せるんだとか。どういう原理なんだろ。ちなみに、僕はゲームも好きだけど、本もおんなじくらい好きだ。この世界でもラノベとかがあるし、この世界でアニメ化してるものもたくさんあるから、結構そういうのを読んでる。この図書館にはそういう本もたくさんあるって先生が言ってたから、結構楽しみになった。明日か明後日にでも借りに行きたいなぁ。
そのあと、自分たちの教室に戻ってきた。いろんなところに行ってたから、ちょっとだけ疲れたね。途中ばててる子とかいてかわいそうだったよ。まぁ、1時間半くらい歩いたり立ったりし続けてたから人によってはそうなるよなぁ。
「これで全部紹介し終えたが、部活に関しては大雑把にしか紹介してないからな。気になる部活があったら、しばらくはやっているはずだから、実際に行って部員に説明受けてこい。まぁ、今週いっぱいはやってるはずだから、今日いかなきゃ行けないわけじゃないぞ。最後に、明日は色々計測するから、体操服をちゃんともってこい。それじゃあ今日の内容は以上だ。それじゃあお疲れ。」
「優くん、今日はひとりにしてごめんね!」
先生が教室から出て行ったあと、帰る準備をしてる時に、カエデが飛びついてきた。
「カエデたちは友達がいっぱいいるから、それはしょうがないと思ってるけど、どうしたの?」
「帰るなら一緒に帰ろうと思って!どうかな!」
「僕も帰ろうと思ってたから一緒に帰るのは大丈夫だけど、部活見に行かなくていいの?」
「それは、明日か明後日にでも行けばいいでしょ!それに、今日は家で稽古があるしね!」
「そっか。じゃあ、一緒に帰ろ。」
そのあと、合流したハヤテと一緒に僕たちは家に帰った。
あまりにも筆が遅すぎて困ってます。
つまり、どういうことか?次から最低週1投稿すると言ったのが始まるということです。
もうちょっとストックしとけよと自分でも思った。