第24話 作戦会議
遅れてすみません。
金曜日、4時間目の前の休み時間に、僕はカエデに起こしてもらって、教室の鍵を閉めて、次の戦闘の授業のために第1戦闘室に向かってる。
「そういえば、優は新しい席になってから、誰かと仲良くなれた?!」
「全然だよ。水曜日のロングホームルームにちょっとだけチームの人と話したけど、それ以来話してないからね。」
僕は基本的に寝ちゃうから、自分で話す機会を潰しちゃってるんだけどね。もし話しかけてくれようとしてたらちょっと申し訳ないなぁ。別に眠いわけじゃないんだけど、意識が落ちちゃうというか・・・。
「まぁ、2日で仲良くなるのは難しいよね!」
「それに、カエデとか小鳥遊さんが起きてる時に話しかけてくれるから、僕としては新しく仲の良い人を作らなくても良いかなぁ。」
「そんなに私たちと話すのが好きなの?!」
「うん。2人と話すのは楽しいから好きだよ。」
「じゃあ、これからもいっぱい話そうね!」
「うん。」
その後、第1戦闘室についた後すぐに戦闘の授業が始まって、基礎トレーニングを行った後、今日の授業についての説明が始まった。
「まず、戦闘フィールドだが、洞窟型のフィールドを用意している。敵の種類や数、配置は教えられんから、自分たちで情報を取得しろよ。あと、今回はトラップなんかはないから、戦闘だけに集中して大丈夫だ。それじゃあ、それぞれ前のホームルームで決めたチームで作戦会議をしてくれ。時間は10分だ。」
作戦会議をするみたいだね。時間が短い気もするけど、敵の情報も配置の情報もないから、フィールドをどうやって進むかくらいのことを話すだけで良いかな。そう思いながら、チームメイトがいる方に歩いて行った。それでちょっとしてみんな集まったんだけど、前回のホームルームみたいにちょっと困ってる雰囲気を感じだから、僕が話し始めることにした。
「作戦会議を始めるよ。と言っても、敵関連のことはわからないから、それ以外のことについてだけだけど。」
僕がそう言うと、みんなが僕の方を向いた。
「最初なんだけど、今日は洞窟型フィールドだから、視界の確保が必要になってくると思うんだよね。それでなんだけど、森くんか本田くんのどっちかに《灯火》で明かりをつけて欲しいんだよね。」
僕がそう言うと、森くんが手を上げた。
「質問なんだが、なぜ《灯火》なんだ。東雲さんは光属性と闇属性なのだから、《照明》か《暗視》の魔法を使って貰えば良いと思うのだが。特に《暗視》は他2つより遠くまで見える上に、敵からもバレづらいだろう。」
僕が火属性の2人にそう言うと、森くんがそう質問してくれた。《灯火》《照明》は周囲を照らす魔法。そして、《暗視》は周囲を明るく見えるようにする魔法。どっちも暗いところで使う魔法で、《暗視》は特に森くんの言う通り良いことがいろいろあるんだけど、問題もあるんだよね。
「森くんの言うことは確かにそうなんだけど、それをできるだけしたくない理由が何個かあるんだよね。その1番の理由は、その《暗視》を使えるのが光属性も使える東雲さんしかいないことだね。僕たちの中には他に光属性も水属性もいないから、人を回復できる人が東雲さんしかいないんだ。僕たちは遠距離から攻撃する人しかいないけど、相手の接近を許してしまったり、敵も遠距離から攻撃してくる可能性を考えると、東雲さんの魔力をあんまり減らしたくないんだ。特に《暗視》は6人に使う必要があるから、他2つの魔法と比べて魔力を多く使うからね。」
「なるほど。確かに光属性の補助能力を考えるとそうだな。かなり初歩的なことを聞いたな。すまない。」
「良いよ。僕も間違うことは何回もあると思うから、疑問ができたら質問して欲しいな。」
僕がそう言うと、みんなは頷いた。
「それじゃあ、次なんだけど、探索するときに前だけじゃなくて後ろを警戒したいんだよね。例えば、2つとかに分かれてる道があったら、1つの道を選んだ時に、もう1つの道から敵が来る可能性があると思うんだよね。それで、その役割を僕か山本さんがやろうと思うんだよね。」
「わ、わたしですか!」
「どんな広さの洞窟かはわからないけど、土魔法なら《石壁》を使えば、後ろの敵の侵攻をある程度止められるから、壁で後ろを止めてる間に前の敵を殲滅して、その後後ろの敵を倒す、みたいな流れにしたいんだよね。もちろん、戦闘中以外なら後ろから倒すけど。」
「わ、わかりました。ががが、頑張ります!」
「じゃあ、よろしくね。あとは、複数の道があって、そのうちのどれか2つ以上から敵が来そうな時なんだけど、これは僕が壁で塞ぐよ。それで、最後に戦闘についてなんだけど、これに関してはほとんど作戦はないかな。唯一あるのが、遠距離攻撃をしそうな敵がいた時は、僕か前田さんの《雷撃》でその遠距離攻撃をする敵を早めに倒したいっていうことくらい。」
「わかった。」
「あともう1つあるとしたら、どの敵を攻撃するかは言って欲しいかな。」
僕がそう言うと、みんなは頷いた。
戦闘要素があったおかげで、昨日3行くらいしか書けてなかったのにこんなに早く投稿できました。
・・・なぜ本来の投稿日に3行しかできてなかったのか。




