第10話 勉強の合間
テストの2週間前の土曜日に僕と日向は朝早くからカエデたちの勉強を見るために2人の家に来てる。いつも学校でいろいろお世話になってるからね。2人ができなくて、僕ができることなんて勉強くらいだから、こういう時に頑張らないと。まぁ、僕だけ気持ちがはやって2人に無理させちゃったらダメだから、ちゃんと休憩をとりながら勉強をしてる。まぁ、2人とも僕が何回か説明したらすぐ理解してくれるから、2人ともちゃんと勉強してたら僕いなくても良い点数取れる気がするけど。でも、2人は剣の修行とかで毎日疲れてるだろうし、あと、勉強のモチベーションが2人だと維持できないのかも。
そして、今は勉強を始めてから1時間くらい、最初の30分くらいはいろいろ2人に教えてたんだけど、今は宿題に集中してる。ときどきわからないところを聞くこともあるけど、それもちょっと説明したらすぐ理解して問題を解いてる。2人とも順調みたいだね。2人とも1教科の宿題が終わりそうだし。でも、2人ともちょっと疲れてるみたいだから、終わったところで休憩を挟むべきかも。
「んー!1教科目終わり!」
「ようやく、1つ目が終わったぞ!疲れたー!」
「おつかれさま。」
2人とも1つ目の宿題が終わったみたいで、すぐに声を上げた。やっぱり疲れてたみたいで、2人は終わってすぐ寝転んだ。2人がおんなじタイミングでそれをするから、ちょっと笑ちゃった。
「2人とも急に叫ばないでください。私はまだ勉強してるんですから。」
2人の声が大きかったから、一緒に勉強をしてた日向が2人にそう言った。日向はこの部屋に来てからずっと集中して勉強し続けてたけど、流石に集中が切れたみたいだね。でもまぁ、日向もちょっと疲れてるみたいだし、ちょうどよかったかも。
「日向も、ちょうど良い時間だから、一緒に休憩にしようよ。」
「もうこんな時間だったんですね。確かにちょっと疲れたので、私も休憩します。」
そう言って、日向も少し足を崩した。そのすぐ後、突然カエデが起き上がった。急にどうしたんだろう。普通にびっくりしたんだけど。
「あ!私、飲み物持ってきてなかった!今持ってくるね!」
「忘れてた!優!日向!ちょっと待っててくれ!」
そう言って、カエデはハヤテと一緒に部屋を出ていった。確かに飲み物はなかったけど、別にそこまで慌てなくても良いのに。
「相変わらず、カエデさんたちは慌ただしいですね。」
「確かにあんなに慌てなくても良いよね。でも、ああいう元気なところが、カエデたちの良いところの1つだと思うよ。」
「それはそうですけど、運んでる途中でコップを落としたりしないか心配です。」
「確かに、それはそうかもね。」
「お茶を持ってきたぞ!」
「一緒におやつも持ってきたよ!」
ちょっとすると、カエデとハヤテが部屋に入ってきた。カエデはお菓子が載っている大きめのお皿を、ハヤテはお盆に乗ったコップとお茶のボトルを持っていた。カエデはお皿を机の真ん中に、ハヤテは4つのコップにお茶を注いで配っていった。それにしても、お昼ごはんを食べる前なのに、お菓子を食べても良いのかな?
「優くんどうしたの?!早くお菓子食べよ!」
「でも、ごはんの前だよ?お菓子を食べたら、お昼ごはんが食べられなくなるかも。」
「大丈夫だよ!ごはんまで2時間くらいあるし!」
「そうだぞ!それに、別にこれ全部を今食べる必要もないしな!」
そう言って、カエデとハヤテはチョコを食べた。確かに、ごはんまで2時間もあるなら、食べ過ぎなければ良いかも。そう思って、お皿からクッキーを取って口に運ぶ。サクサクした食感と香ばしいバターの香り、そしてほのかな甘味でおいしかった。
「このクッキー、おいしいね。」
「優くん!こっちのマドレーヌも美味しいよ!」
「こっちの煎餅も美味いぞ!」
そんなふうに、わいわいお菓子を食べて、休憩時間を楽しんだ。
今回はちゃんと遅れずに出せました。これで気を抜かずにこれからも頑張っていきたいと思います。




