第8話 テストまであと
すみません。1日も遅れました。
白髪の子がクラスに来た日の放課後、帰り支度をしてる時に、いつも通りカエデとハヤテが声をかけてくれた。
「今日来たシルリアちゃん、可愛かったね!」
バスに乗ってすぐに、カエデがそう言った。今日来たってことは、昨日の白髪の子だよね。白髪の子は背が低めだから、カエデの好みにあったのかな。
「そういえば楓、今日はシルリアとずっと一緒にいたよな!どんなやつだった?!」
「小動物みたいな子だったよ!朝、クラスのみんなが話をしに来た時、あわあわしてて可愛かったんだ!」
それ、みんなそうなると思うんだけど。だって、知らない人が周りにいっぱいいて、しかもいろいろ質問されるって考えたら、緊張とか不安とかでそうなっちゃうよ。
「あと今日、魔法の授業で教室を移動したよね!その時にシルリアちゃんが迷子になったの!そのあとすぐに私が見つけたんだけど、その時シルリアちゃんが涙目で私に抱きついたの!シルリアちゃんには申し訳ないけど、とっても可愛かったんだぁ!」
「さっきから、かわいそうなところしか出てきてないんだけど。」
「もちろん、普段の様子も可愛いよ!椅子にちょこんと座ってたりとか!ちっちゃな口でご飯を食べてたりとか!でも、そう言う場面の方が印象に残ってるんだよね!」
「そうなんだ。でも、かわいそうだよね。こんな時期に来るなんて。」
「こんな時期って、何かあったっけ?!」
「何って、もうちょっとでテストの2週間前だよ?勉強をちゃんとしないと。」
僕がそういうと、カエデとその後ろで何かわかってなさそうな顔をしてたハヤテも動かなくなった。もしかして、2人とも覚えてないとかじゃないよね。ホームルームとかでも言ってたよね?魔法の授業とかでも言ってたし。
「ねぇ、2人とも。勉強してないなんてないよね。」
僕がそう言うと、目をそらした。まぁ、うん。中学校の頃からだからわかってたよ。それに、2人は僕より忙しいから勉強する時間がなくてもしょうがないかもだけど、ちょっとは勉強して欲しいなぁ。
「2人は剣の稽古とかで大変なのはわかってるけど、ちょっとくらいは勉強しないとダメだよ。勉強のことならいつでも頼ってくれていいから。」
僕がそう言ったすぐ、カエデが抱きついてきた。
「ありがとう!優くん!」
「今回もよろしくな!優!」
いつも2人にいろいろお世話になってるから、これで少しでも返せてると良いなぁ。
少しして、僕は2人と別れて家に帰ってきた。
「お帰りなさい。兄さん。」
「ただいま、日向。」
家に帰ると、いつも通り日向が玄関先で出迎えてくれた。いつも思うけど、ずっと待ってないよね?いや、もうすでに着替えてるし、いつも何かの家事は終わってるから、ずっと待ってるわけじゃないと思うけど。・・・そういえば、中等部ってそんなに早く終わったっけ?
「いつも言ってますけど、別に玄関で待ってるわけじゃないですよ。あと、家に帰る時間もちょっと早いくらいでそんなに変わらないです。ただ、家事1つ分くらいならすぐに終わるってだけですよ。」
僕がそんなことを思ってると、日向が僕が思ってることに答えてくれた。なんでかわからないけど、日向は僕の考えてることがわかるんだよね。今までも何回かあって、「なんでわかるの?」って聞いたら、「兄さんはわかりやすいですから。」って言ってた。そんなにわかりやすいかなぁ?あんまり表情に出ない方だと思ってたんだけど。
「確かに兄さんは無表情でいることが多いですけど、私や両親の前だとかなり表情に出ますよ?」
「そうなの?」
「えぇ。特に私の作ったごはんを食べてる時は、満面の笑みを浮かべていますし。それに、私としても兄さんが笑顔でいてくれた方が嬉しいですし。」
そう言って、日向は僕に微笑んだ。そうだったんだ。でも、それで日向が嬉しく思ってくれるなら良いかな。
「そういえば、日向はテスト勉強ちゃんとしてる?」
そこでふと、少し前のカエデとハヤテを思い出して、少し不安になって日向に聞くことにした。
「ちゃんと毎日勉強してますよ。」
「そっか。よかった。もしわからないところがあったら気軽に聞いてね。あと、時間が足りないってなったら、僕も家事を手伝うからね。」
「家事は手伝ってもらわなくても時間はあるので大丈夫ですよ。ただ、わからないところがあったら兄さんに聞かせてもらいますね。」
日向にもいつも家事をしてもらってるし、少しでも何か役に立ちたいなぁ。
すみません。だいぶ遅れてしまいました。日曜日に予定があったので、金土で終わらせようと思ったんですが、あまり進まなくて。
そこで考えたんですが、X(twitter)を始めました。本当は林間学校編を消してから始めようと思ってたんですが、今回みたいにすごく遅れることを考えると、遅れた時に進捗とかを投稿するとかの方が良いのかと思いまして。なので、これから何かあったら以下のアカウントを確認してください。
https://x.com/minasakaura




