第7話 新たなクラスメイト
小鳥遊和也視点
「和兄、朝になったよー!」
「うるせぇ!」
ベッドで寝ていると、突然、大声が耳元から聞こえて、起こされた。うるさすぎて鼓膜敗れるかと思ったわ。
「和兄が全然起きないからでしょ!もう、明梨姉が来てごはんを作ってくれてるんだから、早く支度してよね!」
そう言って、美月は俺の部屋を出て行った。俺はベットから出てすぐに着替え、洗面所で顔を洗って髪とかを整え、リビングに入った。
「おはよう、和也くん!ごはん出来てるから、早く座って!」
「おう。」
俺がリビングに入った頃には、テーブルの上に白飯と焼き魚、漬物、味噌汁が並んでいた。相変わらず、美味そうだな。
「それじゃあ、いただきます!」
「いただきます!」
「…いただきます。」
飯を食った後、俺らは学園に登校してきていた。明梨と美月は相変わらず仲良さそうに話していたが、明梨が何かを思い出したかのような顔をして、俺の方を向いた。
「そういえば、昨日の子、大丈夫かな?狙われてるって言ってたけど。」
「大丈夫だろ。学園はセキュリティが厳重だと聞いたことあるしな。」
「そっか。じゃあ大丈夫かな。また会えると良いよね!」
「そうだよね!私もあまり話せなかったから、いろいろと話してみたいなぁ。」
そう話してると、教室に着いた。俺らはそれぞれの席へと向かった。相変わらず、優や園田がすでにきていた。俺らもそこそこ早いんだが、こいつらいつ登校してんだ?そして、俺が自分の席に座ると、園田がこっちに気づき、すぐこっちに話しかけにきた。
「よう、和也。元気か?!」
「まぁ、そこそこ。」
「つまり、いつも通りだってことだな。」
そう言って、園田は笑った後、すぐに真剣な顔になった。なんだこいつ。忙しいやつだな。
「そういえばなんだが、昨日一緒にいた子は彼女か?一緒のソファに隣り合って座ってたけど。」
そう言って、園田は俺にスマホの画面を見せてきた。そこには俺と日向が同じソファに座ってる姿が映っていた。明梨たちが店を見て回ってる時の写真だな。いつの間に撮られたんだこの写真。
「そいつは優の弟の日向だ。その時は2人だが、美月と優と明梨もいるぞ。」
「へー、へ?あー、そうなのか。」
園田は一瞬驚いたようだが、すぐに納得した。まぁ、これはしょうがねぇかもな。日向の見た目はほぼ女子だしな。
「ん?和也、いつの間に優を名前呼びするようになったんだ?前まで苗字で読んでなかったか?」
「日向がいるからに決まってんだろ。2人いるとどっちの話かわからねぇだろうが。」
「そりゃそうかー。」
「そう言うお前は何してやがったんだ。こんな写真撮りやがって。」
「俺は彼女とデートしてたよ。その時の彼女が可愛くて…」
そこからこいつのいつものクソ長い惚気話が始まった。
無駄に長い惚気話を聞いていると、朝のチャイムが鳴り、すぐに先生が入ってきた。
「よし、全員席に着けー。今日は新しいクラスメイをを紹介するぞ!入れ!」
先生がそう言うと、扉が開いて、真っ白な髪が見えた。その姿を見て俺は絶句した。
「シルリア・スノマキア、よろしく。」
そこにいたのは、昨日学園に連れて行ったやつだった。あいつ、同じ学校なのは知ってたが、同じ学年だったのかよ。身長が低いから中等部ぐらいだと思ってたんだが。いや、美月と身長変わらねぇからそれぐらいあってもおかしくはねぇが。
「スノマキアの席は廊下側の後ろの隅だ。翡翠の隣だな。」
そう言われ、スノマキアはその席に向かう。隣の席になる明梨は遠目で見てもわかるほど、目を輝かせてすごいいい笑顔をしていた。あれは色々聞かれまくるだろうな。可哀想に。
ホームルームが終わってすぐにスノマキアはクラスメイトに囲まれていた。これで話題全部あっちに行ってくんねぇかな。
誤字脱字、わかりずらいところ、口調が違うなどを見つけたら報告して欲しいです。




