第6話 ぶつかったのは
服屋さんを言った後も雑貨屋さんなんかも見て回った。僕と日向だけだったら行かないようなところにも行ったから、ちょっと面白かった。和也くんと日向はあちこち歩き回って疲れたみたいだけど。まぁ、ずっと座ってても疲れることってあるよね。そのあと、本来の目的だった食べ物の買い物のためにスーパーに行った。スーパーに行くからそこで3人とは別れると思ってたんだけど、和也くんたちも家に食べ物が少なくなってたみたいで、カートを縦に2つ並べながら買い物した。いつもの買い物だったけど、いつもの違って翡翠さんたちと話しながらだったから、ちょっと新鮮だったなぁ。
それでいま、みんなで一緒にショッピングモールに近い地下鉄の駅に向かってる。
「今日は楽しかったね!」
「あぁ、まあ楽しかったな。」
「優くんは?」
「僕も楽しかったよ。ウィンドウショッピングっていうのはしたことなかったけど、たまにならああいうのもしたいね。」
「如月、嫌だったならちゃんと言えよ。こいつに遠慮なんかいらねぇぞ。」
「別に遠慮してるわけじゃないよ?」
僕がそう言うと、和也くんは微妙な顔をしてた。ずっと歩き回ってたから、無理してると思ったのかも?
「それなら別に良い。」
「和兄、明梨姉に遠慮しないっていうことは、今日は本当に楽しかったんだぁ。へぇー。」
「別に、いつも言ってるだろ。」
「いつもは、そこそことかばっかりじゃん!」
話の途中から、和也くんが女の子2人にいじられる方向に変わった。そのやりとりは面白いし仲が良いのが伝わってくるけど、3人の世界に入っててちょっと疎外感を感じるね。
そう思っていると、和也くんに裏路地から出てきた白髪の子が勢いよくぶつかった。髪の毛もボサボサになってる上に、息が切れてるみたいだ。何かあったのかな。誰かから逃げてるとか、反対に誰かを追ってるとか?普通に急いでるなら、ここで止まらないよね。そう思って、その子が出てきた路地を見てみると、黒いローブを羽織った怪しい人がこっちを見ていたけど、すぐにどこかに行ってしまった。見た目も行動も怪しいけど、でもまぁ裏路地を走ってる人がいたらどうしたのか僕も気になっちゃうかも。まぁ、それはそれとして見た目は怪しかったなぁ。
「大丈夫?とても疲れてるみたいだけど。」
翡翠さんがその子に尋ねると、その子は首を横に振った。
「とりあえず、どこかで休ませようよ。」
「明梨姉、あっちにカフェがあるよ。そこで一回休ませよう。」
「そうしよう。ねぇ君、動ける?」
翡翠さんがそう尋ねると、今度は首を縦に振った。だから、その子のペースに合わせてゆっくりとそのカフェに移動した。それにしても、何にもできなかったなぁ。
カフェで人数分のジュースを注文して、空いてる席にみんなで座った。ちょっとして、ジュースが席に来た時には白髪の子の息も整ってきた。
「大丈夫?」
「かなり落ち着いた。」
「それじゃあ聞きたいんだけど、どうしてあんなに走ってたの?」
白髪の子は女の子だったみたいで、話をするのは女の子の翡翠さんに任せることにした。男の人が嫌いな人もいると思うしね。それにしても、どこかで見たことがある気がする。もしかしたら、ヒロインの1人かも。
「暗殺者に狙われてた。」
その発言に、僕たちは驚いて言葉を失った。暗殺者なんて、ほんとにいるんだ。いや、まぁ、ファンタジーの世界だしいてもおかしくはないけど。
「な、なんで暗殺者に狙われてたの?」
ちょっとして、翡翠さんが絶句した状態から戻ってきて、質問を再開した。それにしても、暗殺者に狙われてるのにゆっくりしてる気がするのはなんでだろ。そう言う人なのかな?
「貴族だから。」
女の子は当然のように言ったけど、この国って貴族なんていたっけ?他の国の人なのかな?
「そ、そうなんだね。じゃあ、これからどうするの?」
「秘幻学園に行く。留学する予定だから。」
その話を聞いて、みんなが固まってしまった。そんなに驚くことかな?別に秘幻学園は留学してる人そこそこいると思うんだけど。とりあえず、バスに乗って、その子を秘幻学園に送った後、家に帰った。
シャドバタノシイ、シャドバタノシイ
多分、今日シャドバ開いてたら、今日の投稿はできなかったと思ったから、デイリーウィークリー終わってすぐ閉じました。無印からやってたので、新パックが増えるだけでちょっと嬉しくなりますね。




