第7話 林間学校へ
「兄さん、ちゃんと水筒とハンカチは持ちました?」
「もちろんだよ。日向は忘れ物ない?」
「私も大丈夫です。しおりを何回も確認しましたし・・・。」
「じゃあ、学校に行こっか。」
家から出て、いつものバス停でバスに乗る。今日はとうとう林間学校の日なんだよね。いつもと違って学校に行くのにワクワクする。ちなみに、中等部も林間学校は今日だから、日向もいつもよりソワソワしてるんだよね。昨日なんて、寝る前までずっと荷物確認してたし。
「あ、兄さん、これを一応持っておいてください。」
「これって、防犯ブザー?」
「はい。防犯ブザーです。」
「なんで、防犯ブザーを?」
「遭難した時用です。大声では気づいてもらえないかもしれませんが、防犯ブザーなら気づいてもらえるかもしれません。それに、大声だと体力を使いますしね。遭難中に無駄に体力を使うのは危ないので、遭難したらこれを使ってください。」
「ありがとうね、心配してくれて。」
「当たり前です。兄さんは大切な家族なので。」
「大好きな人にちゃんと言葉で大切って言われると照れくさいね。」
「・・・兄さんの大好きな人っていうのも、結構だと思いますけど。」
確かに・・・。でも、日向が照れてるのは可愛いからたまにはいいかも。
そんなふうに、日向といつもとちょっと違う会話をしながら、学校に行った。
「おはよう、ハヤテ、カエデ。」
「おう!おはよう!」
「おはよう、優くん!とうとう、林間学校の日だね!」
「優はちゃんと寝れたか?!俺は全然寝れなかったぞ!」
「私も全然寝れなかった!結局寝たの2時くらいだったよ!」
「僕はぐっすりだったよ。楽しみではあったけどね。」
「優くんが寝れてないのは想像できないよね!」
「確かにな!」
「まぁ、そうだけどね。」
僕は寝るのが大好きだから、夜に寝ないっていう感覚がないけどね。
「そういえば優くん!その防犯ブザーどうしたの?!」
「遭難した時に自分の場所を知らせる用に、って日向からもらったんだ。大声だと体力を使って遭難中だと危ないんだって。」
「そうなのか!知らなかったぞ!」
「私も知らなかった!でも、普通の使い方もしてね!危ない人が近づいてきた時とか!班の人とかに嫌なことをされた時とか!」
「大丈夫だと思うけど・・・。」
「優くんは危機感が足りてない!ハヤテ!ちゃんと見守っててね!」
「わかってるって!家でも何回も聞いたよ!」
「そんなに僕って、頼りない?」
「よし!全員いるなー!それじゃあ行くぞー!」
ハヤテとカエデとちょっと話してると、シノア先生が教室に来て、出席をとってすぐに移動になった。学校の校庭にはすでにたくさんのバスが停まってた。そうのうちの1つのバスに乗ると、班の4人で乗るためか、普段のバスと違って2人席が向かい合わせになってて、その間には机が付いてた。この世界のバスは魔法で浮いてるから、ほとんど振動がなくてトランプとかしやすいかも。
「おはよう、優、ハヤテ。今日から2泊3日よろしくな。」
「うん、よろしくね。」
「おう、よろしくな!智希!和也もよろしく!」
「あぁ、よろしく。」
智希・・・和也・・・。えっと、智希っていうのは友人キャラで和也っていうのが主人公だったっけ。話の流れ的にも合ってるはず。人の名前を覚えるのって苦手だから、頑張って覚えないと。
全員が乗ってしばらくしたら、バスが動き始めた。
「よし!トランプしようぜ!」
「お、いいなそれ。何やる?」
「ポーカーとかブラックジャックとかどうだ?!」
「なんで、ギャンブルばっかりなの?」
僕たちは林間学校に着くまでたくさんトランプ遊んだ。
危ない。ギリギリ1週間に1つ投稿できた。
昔やってたゲームをまたやりたくなる時ってありますよね。つまりそういうことです(^q^(=======(o_o )
それはそれとして、この前テキトーに考えた設定がいきなり使えるとは思いませんでした。正直、優と日向のシーンを書こうと思ってたんですけど、それ以外をどうしようか考えてたらちょうど良かったんですよね。




