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元騎士団のおっさん伝説のピンクビキニアーマーになる ~魅力を添えて~  作者: トリミング中の噛み犬


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第21話 上皇少女

・コスモ(女)=モウガス(男)


元騎士団の39歳のおっさん冒険者

職業は【ソードアーマー】


 領主騎士団時代に負傷した右膝を治す為に飲んだ森の魔女の秘薬、万能薬の効果により39歳のおっさんモウガス(男)から見た目が20歳前後のコスモ(女)となる

 本人は嫌々ながらも着る服が無いので、ピンク色で統一されたビキニアーマーにハート型の大盾、魔剣ナインロータスを仕方なく装備する事になる


諸事情によりモウガスの姪という事になる




 ロンフォード城内の離れの屋敷の一室で上皇アインザーと共に夕食を終えると、シャイラが食器を配膳車に下げ始める。夕食中はアインザーとは特に会話をしていないが、食事の作法がとても上品で、元皇帝を自称をするだけの所作であった。


 シャイラが配膳車に食器を全て移し終えると部屋の扉を開けて出て行く。部屋にコスモとアインザーの2人だけとなる。長机の上には食後の口直しに用意された、淹れたての紅茶が2つ置かれていた。


 アインザーが紅茶の入ったカップを取ると一口啜り、味と風味を堪能する。


「ふう……やはりロンフォード領で採れた紅茶は美味しいのう」


 静かに飲んでいれば、立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花の少女なのだが、まるで老齢の様な話し方で違和感がある。


 緊張していたコスモも気を紛らわす様に、置かれたカップを持つとお茶を一口飲む。紅茶の上品な香りが鼻腔を抜けて行く、味も優しい風味を残している。


「しかしコスモや、お主、ええ乳と尻をしておるのお!」


「ブーーーー!!」


 コスモが顔を横に向けて口に含んだ紅茶を噴き出す。少女とは思えぬ言葉に驚くが、アインザーがコスモの魅力的な体付きが気に入ったのか、にやついた顔で感想を話し始める。


「余が、着替えさせたのじゃが、乳の大きさ張り、引き締まった尻と艶、たまらんかったー!余が40年若かったら、仕込んでいた所じゃ!」


「し、仕込む、ひえっ……」


 アインザーが両の手の平を上に向けて、掴むような仕草をしながら、可愛らしい顔を欲望丸出しの顔に変えて話す。同性ではあるが、仕込むと平然と言ってのける少女に、着替えさせられたのかと考えるとコスモの全身に寒気が襲う。


 だがアンナの言った通り、女好きのアインザーだと言う事は、なんとなくこの発言で理解した。ただ予想以上の助平振りには元男のコスモでも呆れるくらいだ。


 しばらくの間、アインザーがコスモの体付きの良さを思い出し余韻に浸っていた。すると少しして満足したのか真面目な顔に戻っていった。


「いやーすまぬすまぬ、久しぶりの上物で年甲斐も無く興奮してもうた……所で話は変わるんじゃが……」


 今度は少女とは思えぬ老練な顔付きになり話をする。


「まずお主をここに連れて来た理由じゃが、1つは仕事斡旋所の冒険者登録で異常な数値、つまり英雄級の数値を超える者が出た時は帝国に報告する……という件じゃな」


「ええ、確かに受付嬢からもそう言われて了承しました」


 英雄級の能力値は帝国に報告する義務があるとサラに言われていた。帝国から何かしらの接触はあるだろうと踏んではいたが、まさか上皇自ら来るとは思ってもいなかった。


「まあ余が見る限りコスモは問題なかろう。英雄級の能力値を持つとな、中にはその力に溺れて帝国に反逆しようと企む輩もおってな、悲しい事じゃ」


「真に仰る通りに……」


「その点、お主の忠誠心は大陸の様に広大で、大木の根の様に実直、まさに騎士の鏡よな、とても冒険者とは思えぬ、余はそこが気に入っておるぞ、ふふふ」


「お、恐れ入ります」


「この件については後ほど、帝国から正式な使いを出すでな、楽しみに待っておれよ」


 アインザーが少女の容姿に関わらず、確かな人物眼を持っていた。コスモの今までの行動を見てまごう事無き誠実な者と判断したのだ。だがコスモの能力値をより詳しく調査したいのか、帝国から人を出すと伝えられる。


「そして2つ目は、お主の叔父モウガスが森の魔女の依頼を受けたそうじゃな?」


「は、はい!……確かに私の叔父のモウガスが受けました」


 森の魔女の依頼については、ジルトに限らずアインザーの耳にも入っていた。


 それに森の魔女アンナの話が本当なら、アインザーの起こした、【アウロポリスの変】に巻き込まれ息子が亡くなり、その復讐にアインザーに女になる呪いを掛けている。


 つまりアンナをアインザーが敵視している可能性がある。その目的でここに呼ばれたのかと考えていると、予想外の反応を見せる。


「叔父から……魔女については何か聞いておらぬか?元気であったとか、何でも良い」


「は、はい、とても元気でした、まるで叔父を息子の様に可愛がってくれて、右膝も治してくれた恩人です」


「息子?……魔女に息子はおったが、モウガスという男は余程似ている様じゃな、余も一度は会ってみたいものよ……」


 魔女の息子と聞いて、アインザーが懐かしい人を思い出し、憂う様な表情を見せる。その反応から見てアンナに対して、恨みを持っている様子は無かったが、念の為にコスモが確認を取る。


「あの、上皇様は森の魔女に恨みは無いのでしょうか?その様な姿に変えられたと、聞いておりまして……」


「……森の魔女を恨むなど決してありえぬ、むしろ感謝をしておる。邪神竜の呪いがあったとは言え、余の愚行を魔女の息子のストレが命を賭して、止めてくれたのじゃからな……」


 アインザーはアンナを恨んでなどいなかった、逆に感謝をしていた。ただアンナの息子ストレを失った事を、酷く後悔しいる様子で悲しい顔をしている。


 しかし邪神竜の呪いで、アインザーが5人の英雄を誅殺しようとしていた事は、コスモも驚きを隠せないでいた。【アウロポリスの変】はアインザー自身が望んだものでは無かったのだ。


「本来であれば、余が直接出向いて詫びを申すのが筋というものじゃが、余にこの呪いをかけてからというもの、行方が分からぬ。何せ神器と同等の価値がある杖【テレポートの杖】を使いこなす者じゃからな……」


「【テレポートの杖】……」


 モウガスの時に、初めてアンナの住む小屋を訪ねた時、気配を感じさせずに背後にアンナが立って居た理由が分かる。それと同時にアインザーに呪いを掛ける為に、城塞都市アウロポリスに容易に侵入できた理由も分かった。


 テレポートの杖、本来は限定的な範囲の中で好きな場所へと、一瞬で移動できるという効果なのだがアンナの持つ杖は規格外の様だ。


 しかしアインザーがアンナを探しているのには他にも理由があった。


「実は詫びだけが理由ではないのじゃ……この体の呪いは甘んじて受けるにしても、せめて余を困らせる、ある呪いの技能だけは、どうしても治して欲しいのじゃ」


「ある呪いの技能?」


「それはの……この忌々しい技能【魅了】の事じゃーーーーー!」


「ブーーーーー!!」


 アインザーが自分と似た様な技能を持っている事に驚くが、技能【魅力】に続いて技能【魅了】、余りにも似ているので思わず噴き出してしまう。


 アインザーが呪いの技能【魅了】について詳しく語ってくれた。


 自分を中心に半径15歩以内に居る異性が強制的に、自分を対象に欲情をしてくるという恐ろしい効果だった。ただし、同性には完全無効な様だ。


 お陰でアインザーの身の周りを世話をするには、女である事が必須となった。もちろん薔薇騎士団(ローゼリッター)が全員女である理由もこのせいであった。


 シャイラがアインザーの代理として交渉全般を行っていたのも納得する。


「この技能のせいで、当時16歳の我が子に襲われるとは思わなんだ……お陰で邪神竜の呪いが余の体から逃げていったがの……」


「我が子というと……ウェイリー皇帝の事で?」


「うむ、我々親子に深い傷を残していったのじゃ……言うとくが未遂じゃからな!」


 呪いで少女となった父親のアインザーに息子のウェイリーが欲情する。


 話を聞くだけでも十分に恐ろしい呪いだ。コスモの技能【魅力】が可愛く見える位だ。アンナの怒りが、どれだけ大きかったのかが伝わる逸話だ。


「じゃがな、余も手をこまねいて待つ程、愚かではない、技能【魅了】を抑える宝具がある様なのじゃ、それさえ手に入れば余は自由に動けるという訳じゃな、ふふふふ」


 アインザーがまた少女の顔に似合わない悪巧みしたような笑いを見せる。


 歴史書にも記された【アウロポリスの変】の決着が、呪いの技能【魅了】だったのは意外であった。この話を他人に漏らした所で誰も信用しないだろう。


「まあこの話は良いとして、3つ目じゃな。単刀直入に申そう、コスモ、お主【インペリアルアーマー】として余に仕えぬか?」


「上皇様の親衛隊……」


 モウガスの時から夢見ていたアーマー職の最高峰【インペリアルアーマー】。今ここでアインザーからの申し出を受諾すれば成れるという現実が夢にも思えた。


 だが同時にコスモはカルラナの人々の顔を思い出す。右膝の怪我でまともに動けない自分を様々な人が気遣い、1年間も見守ってくれてたのだ。


 右膝が完治した事も、森の魔女アンナの出会った事も、カルラナの人々がいなければ有り得なかった。今こうしていられるのも、自分の力だけでは無い事を良く解っている。


 だとしたら答えは一つだけだ。


「上皇様、ありがたい申し出に感謝が尽きませんが、御受け出来ません……」


「ほう?余の誘いを断ると?」


「私にはまだ、カルラナの人々への恩が返し切れておりません、これを返さねば【ソードアーマー】としての私の誇りが失墜致します、どうかお許し下さい!」


 コスモが椅子から下りて、地面に跪いて許しを請う。


「頭を上げいコスモ、謝る必要などない、まるでストレみたいな奴じゃなお主は……」


 コスモ顔を上げて、アインザーの顔を見ると嬉しそうに微笑んでいる。すると部屋の扉が開き、シャイラが入って来る。


「ストレに誘いの声を掛けた時も、同じく住処の町の人々に恩を返してないと言われ断られましたね」


 扉の外で聞いていたのか、シャイラが笑顔でアインザーに話し掛ける。


「コスモよ、ますますお主が気に入ったぞ!何か代わりに褒美をやりたいのう……」


 アインザーが席を立つと、腕を組みながら部屋の中をうろうろする。しばらくして何かを思いついた様に立ち止まる。


「そうじゃ、コスモ、お主、帝国の象徴(シンボル)になれ!」


「て、帝国の象徴?」


「そうじゃ、邪神竜が討伐されて40年経つが、まだまだ各地では復興が遅れておる、そこでじゃ、お主が帝国の象徴となり、我が臣民に勇気と希望を与えるという訳じゃな!」


 アインザーの言っている意味を良く理解出来ないでいるコスモ、ただ何か嫌な予感がする。


「そなた、確かハート型の盾を好んで装備しておるな?」


「あ、いえ、その……仕方なくと言うか」


「上皇様、コスモ嬢は自分で好んでピンクのビキニアーマーとハート型の盾を装備しております、心配は無用かと」


(おおーい!なんて事を言うんだ!!)


 アインザーの質問にしどろもどろになるコスモに、追い打ちをかけるようにシャイラが余計な助言をしてくる。ジルトを庇ったのが仇となる。


 そして鍛冶師ミリットによる桃色の呪いの効果が現在進行形でどんどんと誇大化して行く。


「ではピンクのハート型の盾に因んで<インペリアルオブハート>の称号を余の公認で大陸中に広めてやろう!」


「それは良い案です上皇様!」


 上皇アインザーの決定により、今ここでコスモが桃色のビキニアーマーとして生きる事が確定してしまった。戦神ライオネル伝説をコスモが身を以って始める事になってしまう。


「では早速、シャイラ、ジルト卿に明日にでも論功行賞を行い、コスモへ<インペリアルオブハート>の称号を余の公認で認めるよう伝えて来るのだ!」


「は!早速、伝えて参ります」


「あ……あ……」


 シャイラがアインザーから指示を受けると部屋から急いで出て行く。その様子をコスモが戻らない時を見る様に絶望した表情で見送る。


 アインザーがそれを見送ると真剣な顔でコスモに語りかける。


「良いかコスモ、竜との戦いは終わった、これから時代は人との戦いの時代じゃ……お主にはまだまだ活躍して貰うからの、覚悟しておけい」


 今だ大陸各地では英雄の子孫達が、復興に尽力してはいるが様々な事件も起こしている。それを思っての事だろう。


「時間を取らせたなコスモ、今宵はゆっくり休むが良い、またいずれ会う事もあろう」


 そしてアインザーも褒美を与えて満足したのか、部屋から出て行くとコスモだけが残される。


「ガッッッッデムーーーー!!」


 コスモが久しぶりに四つん這いになり地面を叩く、その姿は悲哀が体中から溢れていて、目を逸らしたくなる位であった。やるべき事をやっただけなのに、この理不尽な仕打ちは筆舌に尽くしがたい。


 しかしすでに走り始めた事象は止められない。しばらくして、コスモが何事も無かったと自分を誤魔化しながらベッドの中に潜り込む。そして夜が更けて行った。





翌朝、中央都市アプリニア、ロンフォード城内の領主の間。


 昨日のロンフォード領の騒乱で、戦果を挙げた者、活躍した者達が招集される事となった。戦後処理がまだ続いてはいたが、上皇アインザーの意向によって論功行賞をジルトが早めたのだ。


 その肝心のアインザーだが、人が集まる前に帝国首都アウロポリスへと一足早く帰還していた。呪いの技能【魅了】があるのだ、男だらけのこの場には居れなかった。


 そして招集された者の中にはコスモの姿もあった。


 いつもの桃色のビキニアーマーとハート型の盾、魔剣ナインロータスを背中に背負い、領主の間の通路脇へ立ち、論功行賞が始まるのを待っていた。


 領主の間の大扉から玉座まで赤い絨毯が続いていて、その赤い絨毯を挟む様に、ロンフォード家に関わる、アーマー部隊のカーク隊長を含む部隊長、重臣の貴族達が並んでいる。


 その中でもコスモの姿が目立つのか重臣達から、じろじろと見られている。その目は懐疑的なものから、色目的なものと様々であった。


 すると領主の間の大扉が開き、白い貴族服に青い外套で正装をしたジルトが登場する。


 赤絨毯の上を歩き玉座へと向かうと、そのまま玉座には座らずに並んでいる重臣達、コスモやシャイラ達の方に向きを変えて、感謝の言葉を述べる。


「まずは諸君らの活躍により盗賊達の襲撃を防げた事に、このジルト感謝申し上げる!これより論功行賞を始める!」


 そしていよいよ論功行賞が始まった。


「まずは第三の功、都市を防衛した部隊長代表カーク、それとアカネ村を鎮圧したカルラナの冒険者達に報奨を与える!カークと冒険者代表はこちらへ」


 ジルトから呼ばれるとカークと、冒険者代表としてコスモが玉座の前まで行くと跪く。


「貴殿らの必死の防衛、アカネ村の鎮圧によって領民を誰失う事無く決着した事に感謝する、よくぞ役目を果たしてくれた」


「は!そう言って頂けると我が隊も踏ん張った甲斐があると言うもの」


「カルラナの仲間にもジルト様の言葉を伝えたいと思います」


 ジルトから感謝状と金一封を受取ると、カークとコスモが立ち上がり元の場所へと戻って行く。


「続けて第二の功、上皇親衛隊、薔薇騎士団隊長シャイラ、我が領の窮地を救った援軍の功績により報奨を与える!シャイラはこちらへ」


 シャイラが特別色の黒い鎧に身を包み、ジルトの立つ玉座の前へと颯爽と向かって行くと跪く。薔薇騎士団を初めて見る者も多く、大きいざわめきが領主の間に響き渡る。


「ウェイリー皇帝の采配による援軍感謝する、其方らの援軍が無ければ多くの将兵が失われる所であった、真に感謝する」


「この身に余る光栄です、皇帝陛下もきっと喜びましょう」


 大部隊での行動は訓練された者でも隠す事が非常に難しい。ウェイリー皇帝が盗賊の不審な動きを察知すると、急所となる場所を予測して、中央都市アプリニアへとシャイラの援軍を差し向けたのだ。


 ジルトから感謝状と金一封を受取るとシャイラも同じく立ち上がり元の位置へ戻って行く。


 そしてとうとう、今回の戦いで一番の功績を持つ者の名が呼ばれる。


「そして第一の功、地方都市カルラナの冒険者コスモ!こちらへ!」


 第一の功のコスモが呼ばれると、歓声が一気に上がる。領主の間の外に居る中央騎士団の部隊の隊員や、コスモを一目見ようと城外に集まったアプリニアの市民達が声を上げている。


 一夜にして南門を守った英雄コスモの名が轟いていた。名を呼ばれたコスモが再びジルトの居る玉座の前に跪く。


「今回の貴女の功績はこの戦の勝敗を決定付ける物ばかりだ、カルラナでのアカネ村鎮圧、盗賊団の策略の掌握、その情報を我々にもたらした事、その上寝る間も惜しみ、単独で破壊されたアプリニア南門を死守、感謝という言葉では足りない位だ」


「私には勿体ないお言葉……やるべき事をやったまでです」


「うむ、そして、この活躍を知った上皇アインザー様からコスモへ感謝の気持ちとして特別に称号を与えるものとする」


 辺りが瞬間的に静まる。上皇アインザーと言えば40年前から表舞台から消えている。そのアインザーが今、コスモへと称号を与えようとしているのだ。


 皆が固唾を飲んで見守る。


「<インペリアルオブハート>の称号を与える、これからもロンフォード領に限らず帝国の盾として臣民の心の支えとなって欲しい」


「ありがたく頂戴致します、このコスモ今後も帝国臣民の為に邁進いたします!」


「「「わああああああああああ!!」」」


 また大きい歓声が上がるのと同時に、称賛の地団駄による足音も聞こえる、領主の間が揺れる位に城内に響き渡る。


 ジルトから感謝状と金一封を受取ると、歓声の中を立ち上がり、元の位置へと戻る。


「以上で論功行賞を終わる、この後、戦勝の祝いとして夕方から宴を始める予定だ、関係者は是非、参加して欲しい」


 論功行賞が終わるとジルトが領主の間の赤い絨毯を通って大扉から外へ出て行く。厳粛な論功行賞も終わりコスモが安堵するが、このビキニアーマーと今後も付き合って行くのだと思うと複雑な気持ちになる。


 しかし、この日を境に今までの状況が一変するとは、知らないコスモであった。


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