6 ステロイドパルス④
とりあえず、こうして第一回目の『ステロイドパルス』は終了しました。
一か月後、再び同じ量の『ステロイドパルス』を行うことで、結果をみることになっています。
なのでとっとと(笑)退院し、次回へ備えることに。
次回からは、必ずしも入院をする必要はないと言われました。
ただ処置が行えるのは、外来を受け付けている平日のみ。
故に、息子を幼稚園に送るとタクシー等で病院へ行って点滴、可及的速やかに帰宅して息子を迎えに行く……という、鬼スケジュールでの実施になります。
息子も幼稚園で給食(週一でお弁当)を食べるようになり、お迎えの時間が午後を回るようになったので、可能な方法でもあります。
(それでも結構ギリギリ、ですが)
ひとつでもイレギュラーが発生したら詰む、綱渡り的スケジュールでもあります。
さすがにもう、夫に無理は言えません(もはや五月、夫の職場は夏季に忙しい職場でもありますし)。ここは自力で頑張りましょう。
梅雨入り手前だったので、急激に天候が悪化することもないでしょう。
(当時。最近だったらそうでもないかも? 十年ばかり経過し、地球温暖化の影響をじわじわ感じるのは……私だけでしょうか?)
いつでも幼稚園に連絡を入れられるようスタンバりつつ、レッツ『ステロイドパルス』!
第二回『ステロイドパルス』実施日。
息子を幼稚園へ送り、事前に自宅前へ来てくれるよう予約していたタクシーに乗り、総合医療センターへ。
今回は処置だけですので、看護師さんから軽い問診めいたものを受けると即、点滴になります。
待ち時間は普段に比べて大幅にカットされますが、点滴そのものが小一時間~一時間半、かかります。
処置が終わってお会計が済むころには、お昼を回っているものです。
幸い大きな病院ですので路線バスが門の前まで来てますし、タクシーも常に2~3台、出入り口に待機しています。
時間と相談しつつ、タクシーかバスを利用して自宅へ戻り、自転車をこいで息子を迎えにゆきます。
時間に余裕があれば、幼稚園へお迎えに行く前にあらかじめ用意しておいたおにぎりくらいは食べられますが、無理な時もありました。
ステロイドパルスは三日間で済みますから、忙しいのはほんの一時のこと。ですが、息が切れそうな気分でしたね~。
今より十歳ほど若かったとはいえ、腎臓半分目詰まりしているアラフォー女にはハードでしたよ~。
綱渡り的スケジュールでの強行でしたが、無事、第二回目のステロイドパルスは終了。
後は、数値が改善するかどうか、時間をおいて検査をする流れになります。
……結論を先に言うのなら、いい結果は出ませんでした。
(なかなか大変だったのに、がっかりでした)
ま、『すでに結構進んでいる』病状だったのですから、ステロイドパルスで劇的改善!など、可能性が低いのは想定内のことであります。
二回目のステロイドパルス終了後も、検査数値は変わりません。
悪化こそしませんが、改善もしません。
いよいよ、この病では最終手段的な処置・扁桃腺の摘出手術をすることになりました。