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hello  作者: ありもだ
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1/1

僕は、学校に居る

ただの日常。それ以上も、以下も無い

1話、僕は、学校に居る。



「ごめん、待たせた!ほんとうに申し訳ない!」

こうして僕の朝は始まる。

「おっそぉ、せっかく来たのに遅すぎない?」

と返す友人。この人の名前吉岡ワタル

一応保育園から一緒の人。

いつも遅れるから呼びに来てもらってる。

次の瞬間手に何かを掴んでいる感覚を感じた

「あ、給食のお箸手に持ったまま降りてきちゃった、後ろに入れてくれない?」

「おっけー、ちょいまち、」

ガサガサと音がする。橋を入れる時間にしては長すぎる気もする。

カバンの蓋を固定する音がした。どうやら終わったらしい

「入れたよ、行こか、」

「ん、ありがとね、」

意識が朦朧としている。昨日夜更かししてずっとアニメを見ていた事を後悔した

「眠い、、、」

ワタルは無愛想に、

「ん、いつもの事やん」

と言う、僕はそれに無言で頷きながら、今日の話を振る。

「そっか、、今日僕のクラスプールだけど水着買ってないから不参加。まぁ、元々入りたくなかったからいいかぁ、くっそ羨ましいなぁ、親が入らなくていいって。」

ワタルは自慢げに言う

「俺は親に心臓が悪いので無理だって書いてもらったからな!」

何となく思った、

「小学校の頃はプール入ってたくない?」

ワタルは茶化すように言う

「あ、あれ?そうなこと?ないけど?なぁ?」

何となく不安になった

「悪くなってるの?」

ワタルは言った

「いや?別に」

少し安心した


学校の前の道に出た

どうやら時間ギリギリらしい、校門の前で先生が急かしている。

「僕走らないといけないパターン?」

ワタルはだるそうに

「だる」

と言った。

校門に向かって走る。運動不足の僕には例え数十メートルでもなかなかのハードな運動だ、校門の中で中央委員が挨拶をしている声が聞こえる。

「ハァっハァっ」

と息を切らしながら校門に入った

校門に入ったら歩いてもまぁ、怒られることは無いだろう。さっさと靴を履き替えて自分のクラスがある階に行く。ワタルは

「じゃ、また後で」

と言う

「じゃぁねー」

僕は教室に入った。1時間目の用意を出し、頬杖を付いて時間が過ぎるのを待った。


1時間目、2時間目がすぎて、次はプールだ、コロナのせいで2年間プールに入れなかったので、この学校ではプール授業は初めて

自分の机の体操服を取り、体操服に着替える。男子のそれが視界に入る。気にしない振りをしてさっさと着替え、逃げるように教室を去る。

「本当は、1、2年生のうちに基本的な泳ぎ方を学んで、3年生は好きな泳ぎ方を得意にするはずだったんだけど、コロナで1、2年生はプールができなかったので、基本的なことを3年生で全部教えます。まずはルールから。」

体育の先生が分かりきったことを言っている。でもルールだけはしっかり耳を傾けようと思った。

「まず、飛び込み無し。水泳部には立位からのプールへの飛び込みを許可しているけど、授業ではそれはやってはいけません。次に、私の言うことはしっかり聞くこと。これが出来ないとプールに入れてあげられないからね。最後に、ふざけないこと。プールは体育の中で最も死亡事故が多いものです。気をつけてしっかりふざけずに、取り組んでください。」

ラジオ体操をしてプールに向かう。見学者は僕含め3人、それを確認し先生に許可を取り、僕達はプールへと向かう。プールには先客がいた。女子達だ。僕は即座に目を逸らし、先生に目をやった。女子たちがプールを抜けていったあとで、先生が色々説明している。多目的室で説明したにもかかわらずこの暑い中でまた更に説明するのかと呆れながら、泳ぐ男子達を眺めながらプールが終わるのを待つ。


プールが終わった先生に教室に戻っていいか、戻ったら何をするべきか確認を取り、戻る。さっさと戻って着替える。ちょうど着替え終わった頃、男子達が降りてきた。僕はそれを見計らい、雑巾を手に取り、床を拭く。男子達はプールで泳ぎ、汚い汗だらけの水滴を撒き散らすので、廊下に落ちたそれを拭くのが先生に言われたことだ。

蹲踞の体制で床を拭くのは疲れるので、膝をつき、四つん這いになって拭いた。これが一番楽だから。


先生がプールから戻ってきた

「膝を着いてまで、」

ガタイがよく、高圧的な先生が申し訳なさそうに言った。少し嬉しかった。

「ここにも水滴あるから、拭いておいて」

と言われたので拭いておく。


プールの後は英語。見学したとはいえ酷暑の中立ちっぱなしでいたものだから、少し体力を使ったのか、眠い。

意識が遠のく瞬間、コンコンと机を叩く音がする。

誰かは分からないけど起こしてもらったのだからこの時間はしっかり起きておかなきゃと思った。


睡魔に抗い、なんとか英語を乗り切った僕は、給食を食べる。なかなか食欲が湧かないが出されたものは食べる。それが礼儀。


「ご馳走様でした。」

給食を食べ終わった僕は食器を戻し、食缶を給食室に返しに行く。それが終わったら教室で少し寝た。


5時間目が終わった。授業は終わった。この後はmeetで講演だから何も準備しなくてもいいし、あわよくば講演中寝れる、と思った。が、その期待は担任に打ち砕かれた。

「起きて、」

という声に起こされ、講演を聞く。内容はDVや暴力の話らしい。どうやら、暴力には、色んな種類があるらしい、こんなの全部いちいち気にしてたら生きてらんないよなぁ、、、と思いながら、ぼーっとみていると、精神的な暴力の話をし始めた。嫌な記憶が蘇る。


~回想~

小学四年生のある日。僕はとても後悔し、これから起こりうる悲惨な出来事に悲壮感を覚えていた。

私は久々にほとんどやっていない宿題を提出した。確か、漢字ノートを、提出したと思う。

先生が僕含めたクラス全員に、僕の提出した漢字ノートの中身、そう、殆どやっていない中身を、やっていないのを、責めるように、馬鹿にするように、貶めるように、見せびらかす、僕はその行動を許可した覚えはない。それがきっかけになったのだろうか。僕は突然にして、クラスのストレスのはけ口になった。元々多動な部分、空気の読めない言動などをよくしてしまうことがあって、自覚はしていたけど、とても、受け入れられなかった。




今でもありありと蘇る。言われた言葉、振るわれた暴力、受けた嘲笑、何も信じられなかった、優しくしてくれる人、笑ってくれる人、仲良くしてくれる人、僕のために、時間を割いて、喋って、心配してくれる人、信じられなかった。あれからは時間がたち、心も落ち着き、今学校に居る。溜息をつき、講演が終わるのを待った。

帰る時。僕は唯一の、好きな人に出会った。強くて、可愛くて、小さくて、信頼できる人。いや、出会ったって言うよりは、どちらかと言うと、見た。の方が正しいか、一瞬、手を振ろうとしたけど、やめた。あの人は僕のことを、不快に、気持ち悪いと、怖いと、思っていそうだから。

そうして、何事もなく、一人で帰る。明日は土曜日だ。次の学校は2日後。今日の一日は時間の無駄だったなと思いながら、家の玄関に入る。



~終わり~

書いてて自分って、どうしようもないなって、思った。これは、僕の、心の、ケジメをつけるために、

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