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3 女神からの提案

 地図に示された宿へ向かい、チェックインを済ませた俺は、案内された部屋のベッドで休憩中。ちなみに宿の名前は、『ファンシル』というらしい。宿の受付の人に、『ファンシルにようこそ』と言われたから多分そう。

 宿はそれなりに大きいところで、泊まってる人も結構いるみたいだ。ロビーでも、設置されたソファーで(くつろ)いでる人もいたし、部屋の外で談笑してる人もいた。


 先程のおじさまから頂いたお金は、十万セルクあったらしい。宿に着いた時、受付の人に今自分はいくら持ってるのか確認したから間違いない。


 まぁ、何聞いてんのこの人? みたいな顔をされてしまったのだけど。


 ちなみに、セルクというのがこの国の通貨みたいだ。これを日本円にすると実際はいくらぐらい持ってるのかは不明だが、宿は一泊あたり二千セルクだから、大体十万円くらいなのかな? って感覚だ。


 とりあえず、今後の事も考えて一ヶ月宿泊する旨を伝えて六万セルク払ったのだが、それ程の長期滞在客は初めてだったみたいで少し驚かれてしまった。利益出るからウェルカムって感じだったけど。


「それにしてもこの部屋……」


 何というかかなり質素。建物の外観もお世辞にも綺麗とは言えなかったけど、それは中も同じくで。

 まぁ、一泊二千セルクだしこんなもんかと思っておく事にしよう。


 隣に併設されている建物が共用浴場らしく、宿泊客は自由に使えるらしいし、その点も踏まえれば全然悪くないはずだし。


 はぁ、家族は今頃俺を探しまわってんだろうなぁ。どうにかして帰る方法はないものだろうか。

 ふと、そんな事をベッドに横になりながら考えても、そんな方法なんて思いつくわけもなかった。



◇◇◇



 日が暮れ、空はすっかり暗くなっている。


 空腹を満たす為にどこか食事できるところにいかなくてはと思い、宿の受付の人に安上がりで食事できる場所を聞くと、宿の向かいの食堂を紹介されたから、今はそこにいる。


 ここの食堂、一人で来た人は知らない人と相席みたいだし、人気なのかめちゃくちゃ混んでいる。

 ぶっちゃけ、お品書きを見てもなんて書いてあるのか全くわからなかったから、とりあえずテキトーに一番安いもの、ではなく二番目に安いものを指差しで注文した。この世界でも、数字は数字らしく、正直本当に助かった。


 この、何が運ばれてくるのかわからないドキドキ、ちょっと良いかも……。


 なんてことを思っていると、空いた向かいの席に銀髪セミロングの、少しだけウェーブがかった少女が座ってきた。


「はぁ……すいませーん、いつもので。……ん? 何ですか? 私の顔に何か付いてますか?」


 つい観察してしまっていた事に気づかれたのか、少女はそう聞いてきた。


「あ、いや、ここの常連なんだと思って……」

「ハッ……! 私だって好きでここの常連やってるわけじゃないですから。仕方なくですから」

「へ、へぇー……そうなんだ」


 何か怒りに触れてしまったようで、どう反応していいかわからなかった。

 今度は少女が、怪しげな目をして俺を観察している。


「えっと、俺の顔に何か付いて――」

「あなた、この世界の人間ではありませんね?」

「――っ?!」


 少女の言葉を聞いた瞬間、衝撃のあまり立ち上がってしまった。


「……あっ」


 急に立ち上がったものだから、周囲の客の視線が集まってしまい、それを逸らすためにすぐに座る。


「その反応、やっぱりそうみたいですねぇ」


 と、興味深げに俺を見ている少女だが、一体何故わかったのか、それが気になって仕方がない。


「それはそうなんだけど、もっと詳しく説明して」

「それに関しては、私が説明してほしいくらいですね。――あっ! もしかして、これでは私がいくら何でも不憫過ぎると思った女神の誰かが、あなたをこの世界に送ってくれたのですか?! それで、あなたは私を探していたと!」

「いえ違います。全く」


 何やら一人でテンションが上がっていた少女には悪いが、言っている意味がわからない。


「えぇーっ?! あなた、転生してこの世界にいるんじゃないんですか?! ねね、そうでしょ? 意地悪しないで教えてくださいよ。女神に転生させてもらったのですよね? その女神は誰でしたか?」

「だから違うって! 女神とか何だか知らねーけど、家で寝てたはずなのに、目が覚めたらここにいただけだ!」


 と、言い終えたところで頼んでおいた料理が運ばれてきた。


「すいません、もう少しだけお静かにお願いします」


 そう告げて料理を俺の前に置くウェイトレス。


「「ごめんなさい……」」


 と、少女とハモって謝罪する。


 置かれた料理を見るとそこには、オムライスが置かれていた。俺が三百セルクを渡すと、ウェイトレスは忙しそうにこの場を離れた。


「あなたのせいで怒られたじゃないですか」


 おぉー、三百セルクでオムライスなんてコスパ良いじゃないか。


 などと浮かれていると、少女が不愉快そうにそう言ってきた。


 責任を俺一人になすりつけようとしてくるが、お互い様じゃねえか……。


「まぁ、何はともあれそれは置いといて……初めまして二人目の勇者さん! 私、女神アルネと申します! これからよろしくお願いしますね!」


 女神アルネと名乗る少女はそう言うが……。


「――ちょっと待てぇっ! 何のことかさっぱりなんだけど?!」

「しーっ! お静かに」


 アルネは人差し指を口に当ててそう促す。しまった……またやってしまった。先程の店員がこちらに睨みを利かせている。


「学生服を着てますし、見た目的に日本人? といったところでしょうか? ホントに女神に転生させてもらったわけではないのですか?」


 アルネは声のボリュームを下げて尋ねてくる。


「いや違うし。さっき言ったじゃん? それに転生とか、一回死んでることになるしすげー困るんだけど」

「つまり死んだわけではない……とすると、転生ではないのか? とすると原因は、うーん……」


 アルネは顎に手を当てブツブツ呟き、何かを考え始める。


「で、突然だけど女神とは?」

「女神は女神ですよ。言ってしまえば神様です」


 それを聞くと、本当にアルネが女神なら期待せざるを得ないことを一つ思いついた。アルネは俺が日本人だというのも見抜いたし、まず間違いなく嘘はついてないと思うが一応確認しておく。


「お、おい、じゃあアルネが女神ってのはホントなのか?」

「ホントですけど? それより、さっきから女神たる私に対してその言葉遣いは宜しくありませんね」

「お願いしますアルネ様、どうか俺を元の世界に戻してください」


 アルネがそう言うなら仕方あるまいと、言葉遣いを見直し、敬意を払ってお願いした。だって、神ならそれも可能だと思うから。


「嫌ですよ。というか、私にそんな力ありませんし」

「がーんっ……」


 俺の期待は大外れだったみたいだ。希望の光が見えた気がした分、ショックも大きい。


「ですが……、私の願いを聞いてくれたら、それも可能にはなりますよ?」

「――く、詳しく……!」


 俺はその話に飛びつくようにバッと立ち上がった。今さっき力がないと言ったのは何だったのか、俺の生きるべき世界に帰ることができそうではないか。


「あのー、お静かにお願いできますでしょうか?」


 アルネの料理を運んできたウェイトレスが苦笑いを浮かべ俺を見てきた。


 し、しまった……またやってしまった。


「ご、ごめんなさい……」


 と、二度目の謝罪をしてから座る。

 アルネの前には俺と同じくオムライスが置かれていた。


「ハッ……! 学習能力ゼロ」


 アルネはそれを口に運びながら、鼻で笑ってからジト目で見てくる。


 くそぉ……返す言葉が見つからない。


「話を戻しましょうか。私は天界にてこの世界に来る前に、創造神クレアトル様からある物を貰っているのですよ。それがこれ、()()()()()()()()


 アルネは首に巻いていたペンダントを指差す。ペンダントには黄色い宝石のようなものが埋め込まれている。


「このペンダントの力は天界でしか使えなくてですね、無事天界に帰還できたらという条件付きで、その力の使用許可をもらったのです。このペンダント、願い()()分の効果がありますので、一回分、分けてあげても良いですよ?」


 つまり、その力で俺も元の世界に戻れるということではありませんか!


「よし! 早速天界とやらに戻ろう!」


 飯なんて食ってる場合じゃねえ! 一刻も早く元の世界に戻らねば!


 いてもたってもいられなく、そう提案した。


「話聞いてました? 私の願いを聞いてくれたらって言いましたよね?」


 願いはペンダントの力を使えば良いのでは? とも思ったが、見ず知らずの俺にそんな簡単に一回分譲ってくれるなんて上手い話があるはずもないと、今になって気づく。


「とりあえず、あなたの願いを叶える為には天界に戻らなければいけません。ですが、私はある事を達成しないと天界には戻してもらえないのですよ」

「はい? ある事とは?」

「この世界の魔王が倒されれば戻してもらえます。魔王はいずれあなたが倒すでしょう。――ですから、今日からその日まで、私と一緒にいてください……!」


 ま、魔王……? 確かに異世界ものではよくある話だった気がするが、この世界に来て初めて聞いた言葉だ。

 それにしても急すぎる。何故俺が魔王を倒す事になっているのやら……。


「いや、無理だろ。ただの人間なんだけど? 俺」

「ん? 嫌ですか……?」


 アルネは何やらショックを受けたような、悲しげな表情を浮かべている。


「嫌とかそうゆう以前に、魔王なんて倒せるわけないじゃん」

「ホッ……そっちの話でしたか」


 え……? こいつなんで安心してんの? 俺、魔王倒すの拒否してんだけど?


「人はみな最初はただの人間です。ですがこの世界の人々の中にも、生きる為、はたまた大切なものを守る為に鍛えたり、魔法を身につけたりする人もいますよ? それはあなたにもできる事です」


 な、何?! この世界、魔法とかあんのかよ? 俺も使えるようになんの?!


「それに、例え腕が引きちぎられようと足がもげようと、死なない限り私が治癒魔法でチョチョイと治してあげますし! あなたも魔王を倒せば元の世界に戻れると。――それまで、私と一緒に過ごす! 悪い話ではないですよね?」


 最後の一文だけ聞けばな。何その、ちょっとやそっとじゃなく、めちゃくちゃ痛い思いする事が前提の提案は? しかも、死んだらゲームオーバーとか洒落になんねーよ。


「やっぱ断る! 絶対死ぬやつだし、それ」

「ハッ……! あなたもあのクソ勇者と同じですか。ムカつきますね! 女神たる私がプライドを捨ててまでお願いしたというのに……! そのくらい聞いてくれても良いじゃないですか……」


 アルネは鼻で笑い、これまでのお淑やかな態度から豹変し、苛立ちを露わにした後、悲しげな顔をした。


「そのくらいって、無理難題言いやがって……」


 アルネの言う通り、確かに戻る方法の一つであるとは思うが、魔王とか超強そうな奴と対峙して死なずに済むとはとてもじゃないが思えない。そもそも、その辺を歩いてる衛兵っぽい人とかと対峙しても俺は瞬殺されるだろう。


 この世界において圧倒的弱者であろう俺には、そんな提案を受け入れることはできなかった。



◇◇◇



 オムライスも食べ終わったことだし、そろそろお(いとま)しようか思いと立ち上がる。


「――えぇっ?! ちょ、ちょっと待ってくださいよ!」


 アルネは大急ぎでオムライスを掻き込み、口周りをケチャップまみれにしたまま俺の後を追ってきた。


「あの、なんで付いてくんの? てか、口周りケチャップだらけなんだけど」


 宿の中に入っても付いてくる、女神とは思えないくらい口周りが汚いアルネにそう尋ねる。


 アルネは一度服の裾で口を拭き……おい、汚いな。


「あなたが付いてきたんじゃないですか。私、ここに泊まってるんですから。――あっ! はっは~ん、そーゆーことですかぁ。あなた、お金とか全然持ってないのではありませんか? こんなとこ泊まってるくらいですし」


 それ、遠回しに自分もお金ありませんって言ってるようなものでは? まぁ俺自身、確かに金銭的余裕があるわけではないのだが――。


「と、とりあえず一ヶ月分の宿泊費は払ったし、残り後四万セルクくらいあるから……」

「——一ヶ月?! 残り四万?! どこでそんな手に入れたんですか?! 聞いてないんですけど?!」


 アルネは何故かやたら驚いて目を見開いている。とりあえず、側に設置されていたフロントのソファーに腰掛けると、アルネは隣に座ってきた。


「何故か、イケメンなおじさまにもらった」

「紹介! 紹介してください! その無礼な口振りを許してあげますから!」


 女神であるアルネに対して、いつの間にか元の口調に戻っていた俺だが、アルネがこんな感じなんだからそれが悪いのだ。


 何? この日本でもありふれた、肉食系の方々がグイグイいこうとする感じは。ホントに女神なの? こいつ。


 接しているうちにアルネが女神だというのが嘘のように思えてきてしまう。


「誰か知らんし。なんか俺にお金渡してどっか行っちゃったから、街中で見掛けない限り自分から会うことはできない」

「なんだぁ、残念。でもそれって、あなたのお金じゃないってわけですよね? なら私にください!」


 ――なんでそうなる?! というか、聞こう。


「嫌だよ。……もしかしてお前、金無いの?」


 と、俺が聞くとアルネは拳を握り体を震わせた。


「あのクソ勇者が……あのクソ勇者のせいでっ……!」


 アルネは顔を真っ赤にし誰かに憎悪を向けるように呟いた。


「はぁ……そうですね。私は日々ギリギリの生活を送ってますよ。毎日毎日、ブルサンを三体倒して三千セルク。それが私の収入です!」


 アルネは落ち込んでそう話し出したかと思えば、最後には何故か胸を張りドヤ顔をかますが、どこにドヤる要素があったのか理解できない。

 だって一泊二千セルクに、残り千セルク。朝昼晩と食事をしたら楽勝で消え去るどころか、ちょっとひもじい気もする。というか、他に何もできそうにない。


「と、ここで提案です。私は今、ブルサン狩りに日々勤しんでいるのですが、あなたも一緒にやりませんか? 今は私一人で毎日三体、調子が良い日は五体くらい倒してますが、二人掛かりでやれば毎日八体から、多い日は十体以上倒せると思うんですよ。一体あたり千セルクです。取り分は一対一で。どうです? 四万セルクなんて、何も収入がなければすぐに無くなりますよ? 悪い話ではありませんよね?」


 と、アルネはご丁寧に長々と説明してくる。

 アルネの言う通り収入が無い現状、収入源は必須だ。四万セルク無くなってから始めます、では遅い気もする。俺にとって悪い話ではない……ないのだが、確認することがある。


「それって強いの? ブルサンって何?」

「ブルサンはモンスター、魔獣です」

「――ふぁっ?! そんな危ない奴倒して一体千セルクなの?!」


 聞けば凄い割に合わない気がしてならない。てっきり、この世界の食材となる動物かなんかかと思ってた。いや、よくよく考えたら動物も人間が戦うとなったら危険な気もするが……。


「危なくないですよ? ブルサンはこの世界で最弱の魔獣ですから。ここエトワールにはクエストを収入源にした人が結構いますが、エトワールを拠点にする彼らはそれなりに強い人ばかりなので、ブルサンは見向きもされないくらいです」


 なるほど、あの武装した人たちはそういう仕事を主とした人たちだったのかと少しだけ納得できた。


「ブルサンは言ってしまえばただのハエのようなものです。どこからともなく湧いて出てきますから」

「なんだハエか。なら俺でもなんとかなりそーだな」


 もはや向こうの世界にもありふれた厄介な存在こと、ハエ。身体的大ダメージこそ与えられることは無いが、それでも痒みをもたらす忌々しい奴ら。でも、流石の俺も奴らに負けることはまず間違いなくあるはずもない。


「はい、そうですよ。なんとかなるんです。ブルサンが厄介な点は、成長した先にあります。それを食い止める為のクエストです。ブルサンが、フォルサン、プリュフォルサンに成長したら今のあなたでは勝てませんが、ブルサンなら楽勝ですよ」


 と、アルネはニコッと笑って言う。


「なるほどねぇ。まぁ、ハエ倒すだけで千セルクならやってもいいかな」

「では決まりですね! それで、あなたは徐々に強くなっていき魔王を倒すと……! その間、私と一緒に過ごすと……!」


 アルネは俺の両手を握り目を輝かせ見つめてくる。


 ちっ……! こいつもこいつで、発言諸々を抜きにすれば容姿だけは素晴らしい。客観的に見てリラと肩を並べているといっても過言ではない。まぁ、あくまで容姿のみであり、主観的に見たらリラ一択なのだけど。


「魔王は倒さねえ、絶対死ぬから」

「まぁ、最終的に倒すんでしょうけど、今はその意気でも良しとしてあげます」


 なんて、アルネは上から目線でものを言ってくる。神だから当然と言えばそうかもしれないが、なんかちょっとムカつく。


 つか、何度も言うが倒さねえよ?


「ところであなた、名前は何と言うのですか?」


 そういえば名乗ってなかった。聞かれてないし、すっかり忘れてた。


「天鷲一輝。天にいる鷲の中で一番輝くと書く」

「あ、そうゆうの良いんで。漢字を教えたいんでしょうけどこの世界にありませんし、面倒なんで」


 アルネは真顔でサラッと言うが、ちょっとフレンドリー感を出してみただけなのに悲しくなるんですが……。


「アマワシ・カズキ……ですか。それでは改めてよろしくお願いしますね、カズキさん」

「あー、よろしくな。じゃ、そうゆうことで部屋戻るから」


 そう告げてから立ち上がり、部屋に戻っていく。


「――あっ! ちょっと! 四万セルク! これから一緒に生きるわけですから、半分でいいので分けてくださいよ!」

「――無理っ!」


 どうして分けてやらなきゃならんのだと、大慌てで部屋に逃げ帰った。


「全く、もしかして俺は金目当てで捕まったのか? って、勘繰っちゃうよあれじゃ」


 アルネは女神を名乗るが、昼に会ったリラの方が俺的にはよっぽど女神に思えてしまう。


 靴をくれたおっさんといい、昼食をくれたリラといい、お金をくれた謎のイケメンおじさまといい、親切な人ばかりと接したから余計にアルネの不親切さが――いや、方法はいかがなものかと思うが元の世界に帰る術は提示してくれて、今後の収入源も与えてくれたわけだから、親切な奴……か?


 一休みした後、今日一日の疲れを落とす為、浴場に向かった。

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