記憶力と次の日
今回ははっきり言って中繋ぎの話です。
読んでいってください。
*修正:幽永ノ森→幽永ノ洞窟
すみません。自分でも幽永ノ森の方がかっこいいと思いました。
「ふーっ楽しかったぁー!」
FLOの世界からログアウトした奏は、時間を見てギョッとする
「げ…もう3時じゃん!早く寝ないと!」
こうして奏の人生を変えるかもしれない夜は終わった。
次の日
「おはよう、空!」
「お、おはよう奏…ゲーム楽しかったみたいだね…」
「え?どうして?」
「いやだってさ…そのクマよ」
「え?よく寝たよ?」
「うん。まあいいや。ところでさ、どんな事したの?」
「んーとねぇー、雷狼っていうモンスター倒したり、なんかすごい装備手に入れたりした!」
「え、雷狼ってボスモンスターだよね。」
「うん、そうだよ。」
「奏も強くなりそうだね…私も早くやりたいなぁ〜」
「そんなことないよ!だって私まだ昨日始めたばかりなんだよ?」
「だから、昨日、それも夜始めたばかりの人がボス倒すなんて普通ないんだよ!?」
「そうかな?でも早く空とやりたいなぁ」
「次のテストで頑張ったら良いってさ。」
「明後日かぁ〜じゃあ頑張ってね!」
「うん。分かった!」
その日の夜
「よし!今日もやりますか!」
奏は、そう言うと、VRヘルメットを装着した。
「うわぁー昨日ぶりだけど久々に感じるなぁ〜!」
そう言うとカナデは幽永ノ洞窟に向かった。
空が言ったボスモンスターを初日で倒すのはありえないというのは、普通の人だとしびれ沼にいるボルトナックルというモグラのようなモンスターに大抵の場合負けます。しかしカナデは真っ先にボスのねぐらに向かったらしく、他のプレイヤー達がボルトナックルの犠牲になっていました。南無南無