男を当たり前の様に絞め落とす少女
少しだけエロい描写が入ります。苦手な方はここで引き返しますようお願い申し上げます
「私の日常」私立星降川高校1年A組 星光 茜
この作文を読む人には想像できないかもしれないけど、私は週に26の習い事をこなす。物心ついたころからこんな感じだったから特に苦はない。この作文を書き終わったあとに予定では剣道と柔道とピアノを専門の先生に習う予定だ。たしかに今は自由がなく他の人に比べると大変なのかもしれないが、それでもいい。この技術が将来の財産になると信じているから。
ここまで書いたところで、彼女はあることに気づく。この作文は「~だろう。~だ。」の口調ではなく「~です。~ました。」の口調だったのだ。
まだ角が残る消しゴムを用いて美しい字を消していく。習字の心得だってもちろんある。
なんとか書き終えた彼女は服を脱ぎ捨て、全身を見ることができる鏡の前にたつ。
少し太ったか…?
そうは言っても彼女のお腹にはきれいなシックスパックが出来ており、他を見てもきれいな体が出来上がっている。柔らかいところなんて高校生としては大きい方の彼女の胸だけである。
鏡から目を背けた彼女は体のラインにピッタリくっつくスポーツ用のシャツを着て、その上から青色の薄い上着をはおり、部屋を出る。いつもは10分ほどかけて車でいく、星川グループが経営する武道館に走って向かっていった。一応ダイエットのつもりだ。
武道館で始めに柔道の修練をする。基礎トレーニングの反復練習を30分ほどしているとぼさっとした男が声をかけてきた。と、いってとおそらく同じくらいの年齢だろうが…
「ねえ、僕とスパーリングしない?ぶっちゃけ暇なんだよね。いっしょに練習するはずだった友達が来なくてさ」
この様子だと私がここの経営者の御曹司ということはわかっていないようだ。あたりまえだが…
「ええ、いいわよ。私もちょうど暇してたところ。時間無制限で、先にギブアップした方の負けでいいわね?」
「え?一本勝負じゃないんすか?ま、いいですけど」
男は開戦のポーズをとる。私もそれにともなって体勢を低くする。
スパーリングはわずか数分で勝敗がついた。開始早々、彼の投げ技を避け、彼の腰に手を回した私はペースを握り、型通り綺麗に男を投げ飛ばした。そのまま袈裟固めに移った私から男は逃げ出すことが出来ず「あ、あ、くそ…」と悔しいそうな無様な顔で嘆いたまま結局私の腕の中で気絶してしまった。気絶するまでキブしないなんてバカなのか…はたまたMなのか…。
勿論、彼だって技を仕掛けようとはしていたが圧倒的な筋力の差になすすべはなかった。少し可愛そうな事をしたか…と一瞬反省したが勝負を挑んだのは向こうだと言うことを思いだし、彼を道場の真ん中に寝かしたまま剣道場へと身を移した。
日常と非日常の境目で江戸時代を語る2話目はいかがでしたでしょうか?
今回は少し思春期の少年には悪影響な作品となってしまいましたね。しかしこの回で星光茜の性格はよくわかってもらえたでしょう。
この場をかりて、少しこの茜について紹介したいと思います。茜は黒髪和風美人です。身長は165センチ程で、なかなかのスタイルとなっております。彼女の家はもうご察しかと思いますが、大変なお金持ちで日本を代表する企業の1つとなります。
これは、一応1話の普通すぎる凌の対極をイメージして設定させてもらいました。
最低でも1日1話は不定期ですが更新しようと思いますのでこれからもお願いいたします。