普通すぎる少年
「僕の日常」1年B組 赤嶺 凌
今日も学校に行って、勉強して帰ってから剣を磨けた。こんな当たり前の毎日だけど僕はこれが楽しい。何も面白いことなんてないけど、同時に事件も起きない平穏な毎日。父さんたちが子供だった時代は内戦が起きてそれどころじゃなかったらしい。そんなことを考えると改めて素晴らしい時代だと実感する。つまらない、などという人もいるがそんな人たちに一言言いたい。「…
さて、ここに何を書こうか?なんとなく400行の作文の宿題を埋めるために書いてみたが、改めて考えると別に言いたいことなんてない。いやあるのかもしれないけど言葉にできない。やはりもう少し語彙力を鍛えねばと思うが語彙力の鍛え方なんて知らない。だから高校にもなって、こんな小学生みたいな文を書いているのだ。
ここで少年はあることに気が付く。ある程度の進学校に行った方ならご存じだとおもうが作文の一人称は「私」なのだ。従ってこの「僕」を用いたものは作文ではないのだ。少年は一瞬ため息をついたあと、残り少なくなった消しゴムを用紙に擦り付ける。
しょうがない。一度宿題は止めて剣術でも鍛えるか…
剣術はこの世界に置いては勉学以上に大切なものだった。理由はいたってシンプル。この部屋の窓際に置かれたカレンダーを見れば分かるだろう。今日は「江戸415年11月11日」1が並んだ縁起のいい日だ。いやそんなことはどうでもいい。そう明治維新が起きず江戸時代がいまだに続いているのだ。かつてクーデターを企てた西郷隆盛らは予想以上に強力だった新撰組に捕らえられ、処刑された。今の日本の大統領は徳川国英。いつから将軍という名が消えたのかは知らぬがとにかく江戸時代が続いているのだ。世界では珍しい独裁政治が未だに続いているのだ。
しかし、外を眺めれば車は走っているし、飛行機も飛んでいる。産業は江戸時代の面影などなくしっかり通常通り進んでいるのだ。もちろん、町行く人々は腰に剣をそえているし、剣を用いた決闘だってよくある。暗殺なんかもあるそのため、剣術を筆頭とする武術は必須なのだ。
これはこんな世界にいたって普通に育った1人の少年と異常なほどの英才教育を受けた少女を描いた物語。
最後まで読んでくださった方もそうではない方もありがとうございます。この後書きではできるだけネタバレを書かないようにしていこうと思っています。これがこのサイトでの初めての作品になります。いや~難しいですね~。多分誤字脱字なんかもあるだろうし、おかしな日本語もあると思いますが多目に見ていただければ幸いです。これなら作中の少年だけじゃなく作者も語彙力を鍛えて行こうと思いますのでよろしくお願いします作中でと書きましたが語彙力ってどうやって鍛えるんでしょうね?作者は本は読んでいる方だと思いますがいっこうに語彙力が上昇しません…
才能なのかな?とかは考えずひたむきに読書と国語の勉強がんばります!こんな私ですが応援よろしくお願いします!