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詩集

八年越しの

作者: しのぶ

「年月」の読みは「としつき」


「まがつ日」の読みは「まがつび」です。

八年越しの夜明けには

日の目を見るもめでたけれ

狭間にあった年月は

伏して過ごしたものだった


待てど暮らせど変わらない

まがつ日を見た年月も

待てば海路の日和あり

まことに長く待ったもの


努めはげんだ年月は

確かに辛くあったもの

時にはそれに耐えかねて

潰れそうにもなったもの


一矢報いてやれたのか

いまだ迷いはあるものの

射当てた跡を眺めれば

今はひとまず成し遂げた


果たされたとはまだ言えず

はるかに先はあるものの

ひとまず越えた一里塚

日の出を今は喜ばん

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― 新着の感想 ―
[一言] この世はけっして、けがれてもいないし、苦しみの海でもない。 そうさせているのは、自分自身の心なのだ。 八年越しの日の出は、さぞ美しいことでしょう。
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