僕 その後
これは前に書いた「僕」という作品のその後を書いたものです
前作を見ていない方は先にそちらを見ていただけると嬉しいです
僕は今、友達と遊んでいる
たくさんの友達ができたのだ
僕は一度人生を投げ出そうとした
君が死んでしまったあの日に・・・・
君が死んでしまった後に僕は初めて君と会った場所に行った
そこで飛び降りようと決めたのだ
「今いくよ、君のもとに・・・」
そう思い、飛び降りようとしたとき、彼女が現れたんだ
「飛び降りちゃダメっ」
「えっ?」
僕は彼女に言った
「なんでっ 僕はもう生きていても意味ないよっ どうせ一人なんだ 僕は居ても居なくてもいっしょだよっ!!」
「そんなことないよっ!」
「えっ?」
「私は君の事が好きなのっ 一人じゃないよ 私がいるからっ」
僕は生まれて初めて告白された
それがすごく嬉しかった
まだ僕を必要としてくれる人がいたんだ
僕は彼女を抱きしめた
「ありがとう すごくうれしいっ」
僕は泣いてしまった
彼女は何も言わず、ずっとそのままの状態でいてくれた
それから月日がたち今に至っている
僕はたくさんの友達ができ、楽しい日々を過ごしている
もちろんあの日僕を助けてくれた彼女ともうまくやっている
こんな僕を見て君はどう思うだろう
驚くだろうか、喜ぶだろうか
今の僕があるのは君のおかげだよ
ありがとう