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一話

 僕は三場紫音。21歳の男。

 既に成人してるし大学は行ってないけどちゃんと稼いではいるし一人暮らしも既にしてる。


 まあ働いてると言われればずっと家に籠りっぱなしなんだけども…

 そんな僕を見かねてか姉の春香が僕をとあるゲームに誘った。


 それは最近流行っていてテレビCMでもやってるWorldWaveOnlineと言うVRMMOゲームだ。

 僕は最初は断ろうとした。


 だってMMOって…

 しかもVRで。


 そんな強制的に誰かと組まないといけないなんて協調性が終わってる僕に勧めるなといいたい。

 でも姉曰く、このゲームはソロでも遊べるんだそう。


 戦闘での攻略だけじゃなくソロでスローライフ的なものも出来るんだと。生産でも頑張ればレベルも上げれるらしい。


 う~ん……

 

 まあ取り合えずやってみるよ、と答えておいた。

 そして今日大型アップデート当日で新規もいっぱい入ってくるから大丈夫だとか。

 

 僕は自分の頭にヘルメットタイプのフルダイブギアを被って仮想現実世界にダイブした。


 ★


《ようこそWorldWaveOnlineの世界へ。これからアナタが使用するアバターを作成します。では名前を決めて下さい》


 真っ黒な空間で響いた一つの声にそんな事を言われた。

 ああ、キャラクリか。

 名前…流石にリアル名を付けるのはあれだし、ササで。


 次に種族と性別を決める。

 これは流石に男にした。


 いやゲームなんだし、性別も決めれるみたいだから女にしてもいいかもだけどでもやっぱりそんなロールプレイが僕に出来ると思わないから。

 

 種族は人間、エルフ、ドワーフ、獣人、砂人、小人、鬼人から選べる。

 小人にしよう。

 こういう世界、小さい方が何かと動き易そうだし。

 

 でも身長は小人の中でも一番高くした。

 それでも145センチだけど。


 人間と違うのは耳が少しだけ尖ってるところだけ。

 あと顔が幼く可愛い系だ。


 可愛すぎて違和感しか感じなかったので弄っていたら昔の自分が出来た。

 ああ、これでいい。これで。


 次に職業を2つ決める。

 1つは戦闘職から「調教師」。所謂テイマーってやつ。

 もう1つは生産職から「錬金術師」。唯一全ての生産職に携わり、頑張れば全ての生産アイテムを作れるんだそう。


 そしてこのゲーム何と最初からお店や家が持てる。

 これに関しては完全に課金なんだけども。


 僕は課金でお店パックを買った。

 この後は注意事項やシステムメニューの説明、スキル等の使い方、ブロック機能を各種弄り、僕はナビに見送られた。


《ではササ様、アナタの旅路に幸多からん事を願って、行ってらっしゃいませ――!》

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