第99話
修正等完了しましたので投稿します。楽しんでいってね。
どんなに忙しい時でも休憩をとるのは大事な仕事、細心の注意が必要な仕事の前ほど気を張りすぎては失敗するものである。
「妙に仲良くなっているのが気になるのよ」
「ふふふ、もうお嬢様ったらやきもちですか?」
そんな小休止をとっているのはイトベティエ、手元には手紙を書くために使われた後の筆記用具が広げられており、彼女の愚痴を聞いて微笑んでいる初老のメイドが片付けている。
キッチンが併設され、外の光が入り込む明るいモーニングルームの奥では、キッチンでサヘラがお茶の準備をしているようだ。
「そう言うんじゃないけど……」
キッチンにまでイトベティエの愚痴は聞こえているのか、お茶の準備をしているサヘラの顔には笑みが浮かんでおり、主のジト目に苦笑を浮かべている。
「殿方と言うものはそう言うものです。ぶつかり合って均されると言いますから」
「そう言うものかしら……」
彼女の愚痴の対象は男性の様で、しかも男性同士についての様だ。一部界隈なら好奇や感嘆の声が上がるところであるが、この場においてそんな声は聞こえず、諭すようなメイドの言葉にイトベティエが不服そうな声を洩らすだけである。
そんな部屋に聞こえてくる廊下からの足音、その足音だけで誰か理解したイトベティエは口に人差し指を当てて周囲に目配せし始めた。どうやら今の話をするなと言う事らしく、ニコニコとした表情で頷くメイド達の前に現れるのは話題に上がっていた人間の様だ。
「ん? どうした?」
そんな数秒後に現れたのはブレンブ、部屋に入って来た瞬間妙な注目を浴びる彼は直ぐにその視線に気が付き、周囲を見回した後イトベティエに小首をかしげて問いかける。
「いいえなんでも……それでユウヒ様には渡せました?」
どうやら話題の人物の片方はブレンブだったらしく、何でもないと言われて眉を左右対称に歪めた彼は、イトベティエの正面に座るとサヘラにお茶を用意する様に手でサインを送った。
「問題なく受け取って貰えたよ、こちらの考えは完全に見透かされているな」
「……来歴が気になりますね」
問題ないと言いつつも、問題はあると言いたげなため息交じりに話すブレンブ。すでにユウヒについて事情を説明されているらしい初老のメイドは目を細めて呟く。
そのメイドの声はどこか冷たく、詮索は止めておけと言いたげに手を振るブレンブに小さく頭を下げると、インク壺を箱に仕舞って筆記用具の片付けを終える。
「王家と他家の印章についても渋々受け入れてもらえたが、何かあればすぐ逃げるそうだ」
「それは困るんですけど、嬉しそうですね」
リステラン伯爵家にとっても王家にとっても今ユウヒに逃げられることは最悪の状況を意味していると言っていい。にもかかわらず、困った様に話し溜息を洩らすブレンブの表情からは苦笑が洩れており、その顔をどこかつまらなさそうにジト目で見詰めるイトベティエ。
その目に浮かぶのは嫉妬の感情であり、その感情を見透かす老メイドは澄まし顔で笑いを堪えている。
「ん? そんなことは無いが、魔法使いが本気で逃げたら私達では何もできまい」
「それはまぁ、そうですけど?」
イトベティエの心に生まれた嫉妬心は男の友情と言う不可解な行動に対するものの様で、訝し気に話すブレンブの言葉に間違いない事を理解しつつも彼女の乙女心は納得できないでいるようだ。
「もし激怒されでもしたら街が氷漬けにされるかもしれんな」
そんな夫婦の初々しいやり取りに頬を緩める老メイドであるが、ブレンブが肩を竦めながら話す言葉を聞くと、思わず目を見開いて口元に力がこもる。
「そんなに恐ろしい方なのですか?」
怒りで街を氷漬けにしてしまう魔法使いなど、御伽噺に出てくる悪い魔法使いや、愚かな国を裁く恐怖の魔法使いの様で、老メイドは思わず一歩前に出るとユウヒと言う魔法使いに着いて問いかけてしまう。
「いや、とんでもないお人好しだ。しかしああいうタイプは物事の切り替えが明確だろう……相手が誰であろうと敵と見なしたら容赦すまいよ」
ユウヒは普段から覇気がないので、地球でも異世界でも舐められやすいタイプである。しかし彼は多少舐められた程度であれば気にすることなく、そう言った性質は彼の家庭環境などで培われたものである。
一方でライン越えには厳しく、彼の心の中に確かに引かれたラインを越えた者は、滅多な事では許されない。
「貴方はだいぶ危なかったのでは?」
そのラインを今にも飛び越えそうだったのはブレンブである。
実際はそれほど危険な状況でもなかったブレンブであるが、傍から見たら何時怒りを買ってもおかしくない振る舞いをしていた彼に、イトベティエじっとりとした視線で呟き、その言葉に不満そうな溜息ものせる。
「……何も言えん。だが話してみて理解した。ユウヒ殿は風の様な御仁だよ、自由で心が広く熾烈だ……戦いの経験もそこらの兵よりあるんじゃないかと思ったな」
当然、仲直り出来たとは言え理解していなかったわけでは無いブレンブ、彼にもラインと言うものは有れ、それはただの制御出来ない感情からくる勘違いであった。
過去の自分を思い出し、反省しているらしい険しい顔のブレンブであるが、仲を深めた事で改めて、自分が相対していたユウヒの言う人物がとんでもない相手であったことを理解したらしく、それは魔法使いユウヒと言う部分ではなく、彼に理解できる範疇でのユウヒ。
商人として培ってきた眼に映ったユウヒはまるで自然界の風、それは優しくも熾烈なトルソラリス王国民であれば誰しも知るような性格であり、またその彼からは戦いの匂いが感じられたようだ。
「それは私も感じました」
「……不思議な御仁であることは理解しましたが、自由にさせてしまって良いのでしょうか?」
知らない人間が聞けばただの危険人物であるが、その率直なメイドの問いかけにリステラン夫妻は互いに見詰め合い、困った様に笑って肩を竦める。
そんなこと出来れば苦労しないとでも言いたげな表情を浮かべる夫妻に、メイドは訝しげな顔で二人を見比べた。そこには世の理不尽を見て来たような疲れた顔が二つ並んでいる。
いつの間にか席を立ち、夫の隣に座り直していたイトベティエ。
「構わないわ、風なんて抑えられる相手ではないですからね」
言葉を使わずとも通じ合う夫婦は、互いに肩をより添えながらメイドを見詰め、無言でのやり取りの結果メイドに返答するのはイトベティエの役割になったようだ。
人が風を抑えようと手を広げたところで指の隙間を抜けていく、壁を作ったところで隙間から抜けていく。彼女達にとってユウヒはそんな存在と言う結論に至っており、無理に抑えるだけ徒労になるだけだと、納得のいかない表情を浮かべた老メイドに言い含めるのであった。
そんなうわさが飛び交えば、飛び出すのがクシャミ。
「えっぷしっ!!」
<!?>
<! ……?>
そしてお約束のようにユウヒのクシャミで吹き飛ばされる精霊達、そこには熟練した空気読みと卓越したオーバーリアクションが垣間見える。
下手な演劇でも見ているかの様な表情で鼻を擦るユウヒは、天井を見上げながらどこかで交わされているであろう噂話に眉を顰めた。
「噂かな? むむむ、いかん手元が狂った。最初からやり直しだ」
そんなユウヒの手元にはバカみたいな量と質の魔力が渦巻いている。外にはほぼ洩れていない魔力の渦、どうやら彼はまた何かを作っているようだ。
「こっそり持ってきたけど、ここじゃ大きな作業は出来ないな」
その魔力が解れて行くと中から出て来たのは手のひら大のどこにでもありそうな石。しかしそれは作るのに失敗してしまったらしく、ユウヒの溜息と共に砕けてしまう。
手持ち無沙汰にならない様にと持ってきた石であるが、通された部屋があまりに豪華で、右目で確認した情報も相まって全く集中できていないユウヒ。集中自体は今までの中でもトップクラスに出来ているのだが、周囲の高級調度品の数々に集中力を乱されてしまっていた。
それでも暇な物は暇らしく、クソゲーだと諦めてすぐにまたコントローラーを手に取るゲーム好きの如く作業を再開するユウヒ。
「うーん、いいな。あとは箱を用意して闇封じの魔法を付与したら完成だな」
それからしばらく、何だかんだと愚痴を零しながらも、作りたかった物を作り終えたユウヒは、体を伸ばす様に立ち上がりながら残りの作業をどうするかと唸り、そのまま仰向けにベッドへと倒れ込む。
迎えてくれる柔らかな感触、そのまま眠りに着きたい欲を抑え重くなる瞼を引き上げるユウヒ。
「今日はもう遅いし、明日朝から出かけようか」
<!>
今日の予定は現在待っている夕食のみ。それを終えれば少し早くもあるが寝てしまって良い時間である。当初の予定なら街に繰り出すつもりであったが、印章の準備など手間取り夕食に時間までの間がそれほどなくなってしまったのだった。
だからこそ暇つぶし用に持ってきた素材の石を魔法で加工していたユウヒ、それも終えてしまっては暇と眠気が襲ってくる。それでも瞼を持ち上げ続けられているのは、腹が訴える空腹のおかげであった。
物流の終着点とも言える王都、その中でも貴族街と呼ばれる場所に位置する伯爵家で豪華な食事を腹に収め幸せな眠りに着いたユウヒ。体に刻まれた早起きの習慣によって早朝から目を覚ます事となった彼は、朝食を食べるとすぐに伯爵家から飛び出していた。
「さて、今日はお昼過ぎくらいには戻って来てほしいそうだからそれまで自由だな」
<!>
ブレンブとイトベティエに出かける事を伝えたユウヒであるが、今日の門限はずいぶんと早い様で、その門限の間に出来る事を考えながら貴族街を歩いている。
その姿は何時もの濃緑のポンチョ、フードこそ下ろしているがあまり貴族街にそぐわない格好と言う事もあって周囲の家を警備する兵士から不躾な視線を向けられていた。楽し気な精霊に微笑むユウヒは特に気にしていないが、一方で家格によって警備員の視線の質も変わる事に気が付くと面白そうに金色に光る目を細め微笑む。
「布団はふかふか、料理は美味い、お風呂まで入ったから気分は爽快だよ」
爽快な気分だからこそ微笑む余裕があるのか、もし最悪の気分であれば愚痴の一つも洩れ出ていたかもしれず、その愚痴を聞いた精霊がどんな反応を示したか、この場で最も運が良かったのは貴族の方かもしれない。
「まさかあそこまで垢が出るとは思わなかったけど」
そんなユウヒは昨日のお風呂での出来事を思い出し思わずため息が洩れる。
「お風呂の世話断ってよかったよ。あんなの見られたらドン引きされそうだ」
その原因は垢。
普段から体を拭ったりしてはいたものの、湯船に浸かる事によってより落ちやすくなった体の垢は、魔法によってごっそりと剥がれたらしく、全身洗濯機の様な魔法によって体を洗った際にその汚れ具合を確認したユウヒは、思った以上に汚かった自分の体に対して地味にショックを受けたようだ。
<?>
「今後は小まめに水浴びを心がけるよ」
不思議そうに小首を傾げる精霊に対して苦笑いを浮かべるユウヒは、いくら水に乏しい地域であっても、小まめな水浴びを心がけようと誓うのであった。
<!>
「ふふふ……外で風呂か、場所が良ければそれも良いな」
ユウヒの言葉に輝く水の精霊、彼女達は嬉しそうに輝きながら温かい湯舟を推奨する。
街で寝泊まりする際に、魔法を使って体を洗うのは非常に目立つし問題が多い。一方で場所さえ注意すれば、野宿は湯につかるチャンスとも言え、必死に意思を投げかけてくる水の精霊の姿が、まるで新人のプレゼンする姿の様でユウヒは思わず笑ってしまう。
「さて先ずは冒険者組合だ。案内してくれる人!」
まだ見ぬ開放的なお風呂の事を脇に置いたユウヒの今日の目的は冒険者組合。
本来ならスタールで依頼を受けて冒険者資格の更新を行うつもりだったユウヒ。あまり長い事依頼を受けないままでいればまた面倒な手続きをする必要が出てくるため、なるべく早めに何でもいいから依頼を熟したいようだ。
この手の更新者は後回しにすればするほど面倒になると社畜時代に学んだ彼は、迅速に事を終えるためにナビゲーション役を求め、
≪!!!!≫
その求めに答える精霊達は急激にその数を増やすと、ユウヒに纏わりつきその体を引っ張り押すのであった。
傍から見たら、彼の周囲だけ風の吹く方向が違うように見える精霊の案内のおかげで、一度も立ち止まらず迷わず冒険者組合に到着したユウヒ。
「すごく、大きい」
彼の見上げる先にはスタールの冒険者組合を何倍にも大きくしたような建物が朝日に照らされており、複数ある出入り口からは活気のある声が漏れ聞こえ、冒険者達が様々表情で扉を潜っている。
「んー雰囲気は似てるが規模が違うな」
他の冒険者と同じように扉を潜ったユウヒは、スタールの冒険者組合と似ている空気の室内を見回しながら、しかし一つ一つ区画の規模感が違う建物の中を精霊に引っ張られながら歩く。
精霊がユウヒを引っ張る目的地は、ユウヒの今日の予定である依頼が掲示されている場所である。大きな掲示板に大量の依頼が張り出され、少し離れた場所には掲示板を囲うように背の高いテーブルが並べられている。
「掲示板の白木の板、これも一緒」
あちこちのテーブルで冒険者達が話し合いをする中、他の冒険者に混ざって掲示板を見上げるユウヒは、厚みが不揃いな白木の板が掛けられた掲示板を見上げ右目に光を灯す。
【探知】の魔法と右目の併用により、ユウヒの視界には依頼の内容が次々と表示されていく。それはユウヒの視界に入った依頼書の内容であり、それは文字が小さくて見えなくても関係ない様だ。
「何か街の中で出来てすぐ終わりそうな……何? それやってほしいの?」
<!!>
「緊急?」
じっくり掲示板を眺めながら依頼を選ぶユウヒであるが、彼の思惑とは違い精霊にはユウヒをここまで案内した理由が他にあった様で、ユウヒの正面少し下の方に掛けられた白木の周りに精霊が集まって声を上げている。
どうやらその白木の板に記載された依頼を緊急で解決してほしい様で、珍しそうに眉を上げるユウヒは少し屈むと、釘に掛けられた穴開きの白木を手に取ってその内容を詳しく調べ始めた。
「スラム街、魔物、討伐……え? それって大問題なのでは?」
精霊が頼むからにはこの世界にとって良くない何かなのであろうと軽く考えたユウヒであるが、どうにもその依頼内容がキナ臭い。とても、誰でも受けられる依頼が無造作に集められた掲示板の、さらに目立たない場所に置かれるような内容じゃなかったからだ。
「すみませーん」
「はーい!」
早速周囲の冒険者に習い、依頼の書かれた板を手にして受付に声を掛ける。
衝立で大まかに分けられた受付に声を掛けると、手すきの受付担当がやってくる。受付ごとに決まった担当が居るわけでは無いらしく、少し癖のある銅色の髪の女性は駆けてくると、服の身嗜みを整えながら席に座り笑みを浮かべて見せた。
「あの、この依頼の詳しい内容を聞いても良いですか?」
特に自己紹介もなく表情で要件を促す女性に、ユウヒは白木の板を渡しながら詳しい内容を求める。
依頼の書かれた掲示板の板には、簡単な内容や報酬などが書かれただけであり、板の端には詳しくは受付でと言う文字が判で押されており、こういったやり取りが受付と冒険者の間では一般的なようだ。
「少々お待ちください」
ユウヒの言動には何も問題が無かったようで、寧ろ少し好意的に微笑む女性は、白木の板を受け取るとすぐに席を立って奥に消えてしまう。
それから5分ほどで女性は戻ってくる。その手には依頼書より大きな板を持っており、大きい割に文字があまり書かれていない事に気が付いたユウヒは、訝し気に方眉を上げた。
「内容不明瞭?」
「はい、こちら討伐とされてますが、調査だけでも報酬が出ます。旧スラム街は武力集団が縄張り争いをしている所為で情報が不鮮明な事が多いんです。なので確認、調査、討伐と順序だてるんですが……なんで討伐に変わっているのかちょっと聞いてみますね?」
ユウヒが確認した内容は、簡単に言うとスラムに発生した魔物の討伐である。本来王都どころかその周辺にも滅多に出ない魔物が、スラムとは言え街の中に存在するのは大問題である。
普通なら騎士団が動く内容であるが、何分場所がスラム。非常に大きな王都、スラムとは言え地方のちょっとした街と変わらないくらい広く、それだけ広ければ派閥が勝手に生まれて互いに牽制し合うのが人という生き物。
通常であれば組合員によって事前の調査なりが行われるところであるが、危険な場所と言う事もあり、調査するところからが冒険者の仕事で、実際にはまだ詳しい状況が判明していない様だ
「いや、とりあえず見て来るよ。それで解決できるようなら解決しちゃうし、無理そうなら分かった事を説明に来るよ」
依頼内容をメモしておく大きめの板に何も書かれていないことこそ、確認と調査が終わっていないと言う証拠であり、何故それらを飛び越して討伐になっていたのか気になっている受付の女性は、ユウヒの言葉に顔を上げると心配そうな表情を浮かべる。
「良いんですか?」
明らかに不手際が多い依頼、しかも依頼者がスラムの武力集団。普通なら確認や調査でも冒険者は嫌厭する依頼だ。
「聞き回ってたら時間も掛かりそうだし」
そんな塩漬け待ったなしの依頼を受けてくれるような、組合員にとっての優良な冒険者に無理はさせられない。無理をさせればその被害は自分たちに返ってくるのだ。そんな思惑を含んだ表情を浮かべた受付の女性は、軽く微笑みながら返答するユウヒに最大限サービスする事に決めて微笑み返す。
「わかりました。依頼承諾の半木用意しますね」
いつもより何割か元気な同僚の声に周囲の受付担当が振り向く中、女性がてきぱきと依頼承諾の準備をする姿に、ユウヒは興味深げな表情を浮かべるのであった。
尚、銅色のくせ毛とかわいらしい眼元の受付女性は、受付女性の中でも三番目くらいに冒険者から人気がある若い受付嬢で、普段より明るい表情で話す彼女の姿に目を血走らせる冒険者が居たとかいなかったとか、それはどうでもいい話なのかもしれない。
いかがでしたでしょうか?
ユウヒに対して王都の冒険者の一部が敵愾心を抱いたようです。精霊がアップを始めました。でもどうでもいい話です。
目指せ書籍化、応援してもらえたら幸いです。それでは次回もお楽しみに!さようならー




