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第71話

 修正等完了しましたので投稿します。楽しんでいってね。





「これ何時までこの感じなの?」


 ユウヒは思わず問いかける。


<……?>


「今日は一日こんな感じねぇ……」


 水で満たされ水没したスタール周辺はしばらくそのままの様で、流れは緩やかになっているが移動には船が無いと無理な状況だ。


 精霊の返事に小さく息を吐くユウヒは、外壁の縁に座ったまま水の流れに目を向ける。当初こそ濁った水であったが、今では透き通った綺麗な水で満たされる氷の壁の向こうには、時折魚が泳ぐ姿まで見え、元からそんな環境なのではと錯覚すら起こす。


「原因ってわかってるんだよね」


<……!>


 原因となった物は把握済みだと瞬く精霊、朧げなイメージを送られるユウヒは、やはり危険物なのであろうと頷く。


「それじゃその原因を探さないとね」


 何時までもこんな被害を引き起こす危険物を放置しておけないと、少しでも早く探さないといけないと言いながらも、湖となった外の状況にめんどくさげな表情を浮かべるユウヒ。


「あーでも、少し水が越えて来てるな」


 まるで湖の中に浮かぶ孤島のような状況のスタールであるが、じわじわと街が冠水しつつある。


「壁の耐久力も思ったほどじゃないのか」


 ユウヒが魔法で作り出した巨大な壁であるが、完全には水を堰き止められていないらしく、予定した強度が出せなかったのかと頭を掻くユウヒに、茶色の精霊がそばに寄って来て声を掛けた。


<!!>


「え、あー地面の方が水流で抉れたか、コスト軽減で柱を深くまで突き立てたけど、壁の下かぁそれは想定外だ」


 精霊達は水が壁を越えた理由を知っていた。


 原因はユウヒの作った壁の下にあり、砂地の地面が水流で削れたことで水の通り道が出来上がっていたのだ、時間と共に広がる通り道からは加速度的に水がしみ出してきている。またスタールは元々湧き水の街である為、そう言った水の侵入経路は塞ぎようがない。


「地面もそれなりに固めたつもりだったけど、陥没とかで弱っていたからな」


 また陥没によって地面の下には空洞がいくつも出来上がっており、そう言った場所はいくらユウヒの魔法で固められたとは言え弱点となり、土壁と氷壁が崩れなくてもそう言った場所からスタールに水を呼び込んでいる様だ。


「直撃よりはマシだと言う事でお茶を濁すか」


 ふらふらと歩きスタールの街を見渡すユウヒは、結構な騒ぎになっている事に気が付くと申し訳なさそうに苦笑いを浮かべ、今のうちに言い訳を考え始める。





 一方その頃、スタールの街には壁を越えた水が勢い良く流れ込んでいた。


「水を水路に誘導するんだ!」


 外の状況と比べればとても信じられない緩やかな浸水であるが、スタールに住む人間にとってはほとんど初めての事態であり住民は慌てて逃げ惑う。一方で兵士にとっては想定こそできない事態であるが、まだ対応できない状況ではなく、その場にある物を何でも使って外壁を越えて流れ込んでくる水を受け流し、枯れていた水路や、湧水が満たされなくなって久しい池へと誘導される。


「陥没が発生した! 水が流れ込んでるぞ!」


 しかし、勢い良く流れ込んでくる水は地面の脆い場所削り、障害物の足元である地面を崩落させてしまう。


 弱くなった地面は水の重さと水流で形を変え、一度崩れ始めれば連鎖的に周囲へ崩落を誘発し、その場に居た人々を引き摺り込んで押し流てしまい驚きの声や悲鳴が上がる。


「気を付けろ! その家はもう……ああ!?」


「たおれるぞー!」


 さらに削られて行く地面は家屋の下までその範囲を広げ、大地震にギリギリで耐えて傾いていた家の柱も地面の中に飲み込みあっと言う間に家屋全体を水流で引きちぎってしまう。


「住民が3人生き埋め! 応援求む!」


 またそんな家屋の中には人が居たらしく、逃げ遅れた住民が半分千切れ残った瓦礫の中に飲み込まれた。その瞬間を目にした兵士は大きな声で叫び、声を聞いた人々は慌てて集まり始める。


「避難したんじゃないのか!?」


「大丈夫そうだからと荷物を取りに行った者が何人かいるようです」


 どうやらユウヒがスタールの街を守った事で、何も起きない街の様子に気が緩んだ人々が、自宅や店舗を心配して高台から降りてきてしまったようだ。街の外で何が起きているかも理解していない人々にとっては、高台への避難は無駄にしか思えない。


「まて!」


「まてと言われて―――!?」


 また現在のスタールでは災害による混乱を良い事に空き巣などの盗みが横行しており、略奪目的で武器を手にして街をうろつく者も居る。大半が走り回る兵士や一部の冒険者によって捕縛されているが、冒険者から盗賊に鞍替えした様な者達は今も街中を逃げ回っていた。


「空き巣か、縛ってどっかに吊るしとけ」


 半壊した家の中からそっと出てくるところを見つかったのは、泥棒になったばかりの一般市民、兵士を前に逃げる事など叶わず、あっと言う間に捕まるとロープで簀巻きにされ、それを確認したベテランの兵士はどこかに吊るしておけと言い放つ。


「良いんですか? 牢に入れなくて」


 普通なら現行犯で捕まえた盗人は牢屋に放り込んで後々事情聴取を行う。


「牢に入れてもいいが、低地は水没しそうだからな? どうする? 牢と吊るしとくの」


 しかしスタールの犯罪者用の牢は地形的に高い位置には無く、全てが町の中でも低い位置に作られている。様々な理由でそうなっているのだが、普段であれば問題なくとも今は洪水が発生しており、それは牢が高い確率で水没する事を示していた。


「……吊るしてください」


 目の前で水に押し流される家屋を目にした泥棒は、真っ蒼になった顔をぎこちなく動かしてベテラン兵士を見上げると、自ら吊るされることを求めるのであった。





 小さな穴が時間と共に大きく広がり家屋が次々と押し流され大地が広く低く均されている中、走り回るの兵士達の報告に頭を、いやお腹を痛めているのはスタールの代官であるガスター。


「と言った具合で、大混乱です」


「大混乱で済んでよかったのか、押し流してくれれば私の仕事も減ったのか」


 キリキリと痛むお腹をぐっと指三本で抑え込む彼は、皺の寄った眉間を努めて広げながら思わず本音を呟いてしまう。その言葉に肩を竦めるのはツンツン頭の兵士。


「俺じゃないんですから、流石に不謹慎ですよ」


「冗談だ、水は引きそうか?」


 どこか不真面目な雰囲気も感じられるツンツン頭の兵士に苦笑を浮かべるガスターは、眉を顰めて困った様に見詰めてくる兵士に水は引きそうかと、どこか諦めた様に問いかける。


「いえ、水嵩がまだ増えているみたいでどこまで増えるかは不明です」


「まだ増えるか、いったいどこからこんな水が流れて来るのか」


 ガスターが問いかけたのは街中の事ではなく壁の外について、街の中の状況を見る限り引くとは思っていないが聞かずにいられないと言った様子だが、まだ水嵩が増えているとまでは思っていなかったようだ。


 代官所が建っている場所が高台とは言え、外壁より少し高い程度であり、彼の執務室からは外壁の外の様子はうかがい知れない。見えるのは大きく街を追う氷の壁くらいのもので、代官所の中庭など奥まった場所に用意された避難所からはまったく外の様子がわからない。


「あと物見からの報告で西の山道がさらに大規模に崩れました。修復は、絶望的ですね」


「北街道も川になったままでは動きようがないな」


 一部の住民は気になって代官所の屋上に上がらせてもらって外の様子を確認しているが、大半の避難民は疲れ切ってそれどころではない。


 そんな代官所の屋上からでも確認できる西の山は大きく崩れ去り、山道は跡形も無くなってしまったと言う。それは即時撤退の狼煙を読み間違えた兵士が叱られた場所であり、急いで帰ってきた兵士は後にこの話を聞いて肝を冷やす事となる。


「……魔法使い殿はどうしているか?」


「外壁の上に座って外を眺めているみたいです」


 また、高台の物見からは外壁の上で座り込むユウヒの姿も確認出来る様で、巨大な氷の壁を生み出して以降ほとんど動かない彼の姿に、魔法使いだと知っている者達は一様に心配していた。


「流石にこれだけの魔法、休憩が必要と言う事か」


「倒れてないのが驚きですよ、一人ですよ一人、普通なら死んでますって」


 何故ならユウヒが使った魔法の規模は異常であり、王国軍の魔法士が総出で作り出す大規模な魔法と遜色がない。そんな魔法を魔法使いと言えど一人で、しかも短時間で作り上げてしまうなど正気の沙汰ではなく、どんなにポジティブに考えても寿命を削る様な魔法にしか見えないのだ。





 そんな、一歩間違えば急激な魔力枯渇で死んでいてもおかしくない魔法を使って疲れたと休憩しているユウヒは、一番強い流れを受けたことで背の低くなった氷壁の外に金色の目を向けていた。


「死んでるねぇ」


<!!>


 彼の視界には【探知】の魔法と金色の目の併用で様々な情報が流れて行き、その中には無数の死体も観測されていた。それは家畜であったり魔物であったり、そして人であったり……。


「おお、勢いよく流れて行ったな」


 どこか冷めた様子で眺めるユウヒを、精霊達は慰めるように瞬き擦り寄る。


「あれはウィードか……死んでる?」


 水流は突然変化して人の遺体を勢いよく遠くに押し流してしまい、その後を追うように今度は大量のウィードが流れてくるが、そのウィードの集団もまた生命の息吹が感じられず力なく蔦を広げて流れに任せ漂う。


<……!>


「ウィードって水につけると死ぬんだ。植物系だから大丈夫だと思ったけど、水の吸収し過ぎで核が弾けるとか怖いな」


 ウィードは乾いた地域でも生き残る事が出来るように進化した魔物である。一部を除いて大半のウィードが少量の水でも効率よく吸収する能力を持っているが、その能力故に大量の水に浸かると吸収しすぎてしまい、最終的に核が内側から弾けて死んでしまう。


 予想外の死に様を見せるウィードに何とも言えない表情を浮かべるユウヒは、静かに手を合わせて絡み合った大量のウィードを見送る。


「それにしても色々流れて来るな、生きてるのも居るけど大抵が死んでるか壊れたものだな」


 当初の濁流に比べれば随分と綺麗になり透き通った水であるが、水と一緒に流れて来るものを見ると、とてもじゃないが中に入りたいとは思えないユウヒ。一方で彼はポンチョのおかげで涼しく過ごしているが、街の住民は自分たちの住居を蹂躙する水であっても思わず喉を慣らし、一部では押し流されて悲鳴も上がってはいるが感嘆の声も同時に洩らしていた。


「あーだるい」


 見ていてあまり気持ち良いものでもない漂流物から視界を切ったユウヒは、大きく伸びをするも体の芯に形容しがたい重さを感じて思わず口から不満が洩れ出す。


「流石に魔力使い過ぎたかなぁ?」


 単純な魔力使用量ならこれまでで一二を争うほどの魔法で壁を作り出したユウヒは、妙な疲れに頭を傾げながら魔力を練り上げる。しかし特にどこか痛みが出たり魔力が出せないと言う事も無く、問題は無いのだが謎が深まったことで眉を顰めると、腕を胸の前で組んで首を傾げた。


<……>


「謝る必要は無いだろ? 何か問題があったからこうなっているだけで、君らがこうしたかったわけじゃないのだろ?」


 その様子を見て心配したのは水の精霊、他の精霊より少し大きい精霊を筆頭に集まってきた水の精霊は申し訳なさそうに瞬き、その様子にユウヒは腕を解く。


 水の精霊がぽろぽろと零す様な声に耳を傾けるユウヒは、思わず眉を上げて首を傾げた。なぜなら彼は水の精霊に対して何の怒りも感じておらず、出来ればもうすこし早く教えてほしかったと言う感情以外はむしろ心配していたのだ。今まで見て来た精霊の中でも特別小さな精霊達に怒る気など、ユウヒには元々ないのである。


<!!>


「失敗は誰にでもある。みんな失敗しながら大きくなるんだ、失敗しないで大きくなった奴の末路は悲惨だぞ? 俺はそれを見て来たから」


≪……≫


 精霊達の姿に色々なものを重ねて見てしまっているユウヒは、小さな子供や妹、友人、または今はもう連絡もつかない会社の後輩なんかに言い聞かせるように話し、弱々しく瞬く精霊を励ます。


「まぁあれらは失敗を失敗と気が付かないで大きくなったんだろうけど、気が付くことも大事だねっと!」


 人々に畏れられる精霊とは言え、その中でも彼女達はまだまだ子供である。それでも精霊としてあろうとする彼女達を責める事など出来ないユウヒは、歳をとって大人になっても子供の様な言い訳しか出来ない人間を思い出し思わず暗い気持ちになると、その気持ちを払う様に大きく飛び上がった。


「んー……少しはマシかな? んんん?」


 外壁から飛び出したユウヒは魔法の力もあって危なげなく氷壁の上に降り立ち、足元から登ってくる冷気をポンチョの中に取り入れると、少しすっきりした表情で水面に目を向けた。


<?>


「今あそこで何か光ったな……お宝かな」


 ユウヒが見せる突然の行動に驚いた精霊達は、ユウヒの言葉と視線に誘導され水面を注視する。するとすぐにまた水の下で何かが光り、その光は水の流れに乗って土壁にぶつかり止まった。


「ちょっと見てくるか」


 何となくその光が気になったユウヒは、水面の揺れでよく見えないこともあって、歪に凍った氷壁を階段にして降りて行く。


「ひんやり、でもすでに凍結効果が切れて来てるな」


 氷壁を手で触らないようにしながら水面近くへと降りるユウヒは、肌に感じる冷たさで壁の凍結効果が切れてしまっている事を察する。本来触れれば凍り付く氷壁も今ではただの特別冷たい氷でしかない様で、それでもユウヒの靴には霜が降りているのを見るに完全に効果切れと言うわけでもなさそうだ。


「あれか……取れるかな」


 安定した水面は氷壁の効果で、一部がちょっとした桟橋のようになっており、板氷の上から水底を見詰めるユウヒは光る何かを見つけるが、水が酷く透明だからこそ見えるだけで流れる水の底までは数メートルはありそうで、ユウヒはどうやって取ろうか眉を顰めた。


<!!>


「お、取って来てくれる?」


 そんな悩めるユウヒに嬉々として声を上げたのは水の精霊、どうやら気になるお宝をとって来てくれるようだ。


 周囲には色とりどりの精霊達、何をするかわからないユウヒを何時でも手伝えるようにスタンバイしている精霊達も、今の水の精霊の落ち込む具合を見ればユウヒの手伝いを譲らずにはいられない。


<!!!?>


「へぇ、やっぱりこれが原因なんだね?」


 そんな譲り合いの末、水柱と共に跳んできた何かを受け取ったユウヒは、少し大きな水精霊の声に驚きながらも、勘の囁きは正しかったようだと満足気な表情で呟く。


「なになに? ふんふん、ほぉーん……」


 水柱でしっかり濡れたポンチョの表面を水が抵抗なく流れ落ちて行く中、手に持った水晶玉を見詰めるユウヒの右目は強く金色に輝いている。


「これは外れだな、でもこれ一個でこんなことに……おやおや?」


 ユウヒの見詰める水晶は小玉スイカ程度の大きさがあり、よく見ると罅が入って一部欠けている様だが、それでも球体を維持している辺り見た目以上頑丈の様だ。しかしそれはユウヒが求めていた危険物には当てはまらない様な性能の様で、少し残念そうに溜息を吐くユウヒは、また水底に光る何かを見つけた。


「一個じゃなかったってことか、これを探して集めてくれない? 出来る?」


≪!≫


 よく見ればユウヒの足元、水の底にはあちこちで水晶玉が割れた罅に日光を反射している。その状況にユウヒは何かを察して頷くと、妙にそわそわしている精霊達に声を掛け、水晶玉を集めてもらえるよう頼む。当然答えは了承しかなく、水の精霊に譲った精霊達がカラフルな尾を描き水の中に飛び込んでいく。


「それじゃ外壁の上で調べながら待ってるね」


 すでに水遊びの様相を見せている精霊達に一声かけたユウヒは、氷壁を飛ぶように駆け上り一気にスタールの外壁へと戻る。大事そうに抱えた水晶はそんな中でも割れてしまうことは無く、ユウヒの右目に変わらぬ情報を示し続けた。



【 水精霊の宝玉  正式名称:航宙艦用多機能水収集器 型番:ESS-MWCC112】


 専用機器と併用することで、航宙艦内の余剰な水分を吸収し浄化し保管する交換型水収集器のロングセラー。中 も112型は、地  合宇 軍でも正式 採  れ く利 された歴 がある。

 魔力により直接可動の形跡有り、魔力による運用 は設定値がす て最大値となります。速や に利用 停止 、カスタ ーセンターへ 連絡くだ い。

<経年劣化と欠損により情報不鮮明>

損傷率60% 停止中



「宇宙軍仕様と帝国製か……キナ臭すぎる」


 ユウヒが手に持って調べ、それにより詳細が視界を埋め尽くすと、そこには宇宙軍仕様と書かれており、つい先ほど水中から戻って来てすっかり気力を喪失させた火の精霊が、水の底から引き揚げてきた水晶には帝国製の文字が浮かぶ。


 その二種類の水晶玉に何とも嫌な臭いを感じたユウヒは、次々と精霊達が集めてくる水晶の量に眉を顰め、その現実から逃避するように、胡坐を組んだ足の上でぐったりしている火の精霊をそっと撫でるのであった。



 いかがでしたでしょうか?


 拾い上げた怪しいブツは思ったものと違ったが、とても嫌なにおいを感じるものだったようで、同時にユウヒの興味を引く。水浸しになった大地の中心でユウヒは何を思うのか、次回もお楽しみに。


 それでは、今日はこの辺で、皆さんの反応が貰えたら良いなと思いつつ、ごきげんよー

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