第50話
修正等完了しましたので投稿します。楽しんでいってね。
小さな頃から強いストレス環境に置かれることが多かったユウヒは、心の成長が割と早く落ち着いた性格であった。しかしそれは抑えられた表向きの印象であり、抑圧された精神は度々箍を外し表に出てくる。昔はその発散先がクロモリと言うゲームの世界であったが、現在はその行き場を無くしていた。
「正直やり過ぎたと思っている」
<……>
その結果が、度々度を越えてやり過ぎる現状にも繋がっている。実際はそう上手くゲームだけで抑えられていたわけではないのだが、今は魔法と言うブーストによってより大きな結果として形になっている様だ。
「だが反省も後悔もしていない!」
<!?>
ユウヒの前に広がるのは森の奥深くに出来た小さな薬草園、などではなく、森の土と石を魔法で加工した質の良い煉瓦の壁と、こちらも魔法で加工され普通より質も耐久性も良くなったガラスの屋根で作られた大きな建物は室内庭園などと呼ばれてもおかしくないものである。
よく見られる室内庭園であれば壁もガラスやビニールシートであろうが、ユウヒが当初切り拓いた場所より明らかに広い建物の壁は煉瓦であり、その代わり壁の高い位置には太陽の光を再現した魔道具が取り付けられ、室内を明るく照らしていた。
「とは言え、空気中の水分まで少ない現状じゃ、タンク内の水を循環させるだけだから最悪の可能性を引くと枯れちゃうんだろうけどね」
また入り口正面の壁には床からパイプが生えており、天井近くで水を溢れさせる水盤に繋がっており、ユウヒが薬草を魔法で栽培し始めた時の何倍にも増えた花壇を水で潤している。水はユウヒが魔法で出した後、地下のタンクに溜められている様で、供給が無ければ何れ枯れてしまうだろう。
<!!>
「水枯れが改善したら精霊の力で水をなんとかしてくれるの?」
最悪の未来を思い少し残念そうな表情を浮かべるユウヒ、それほどに森の奥の空気も乾燥しているらしく、励ます様に水路の上で飛び跳ねる水の精霊に目を向ける彼は微笑ましそうな笑みを浮かべる。
「まぁその時はその時で少し手を入れるとして、循環型で消費も少ないからすぐに枯れることは無いと思うし、後は今採れる薬草で色々実験してみようじゃないか」
精霊達から聴こえてくる意思はいつもどこか幼さを感じる声であり、それは地球で見た精霊達よりも幼く感じる声であった。それ故にどんなに自信満々な声も微笑ましく感じられ、その奔放な感情に心を洗われるユウヒは活力が湧くのを感じて背筋が自然と伸びる。
「まずは、骨接薬とやらを作ってみようかな? 材料は揃ってるんだよな?」
<!!>
<!!!>
光と水が満たされあちこちに魔道具が並ぶ大きな室内庭園には、どんな作業でも出来そうな大きいサイズの作業机が広い場所を占領していた。石と煉瓦と木材で作られた机の下は棚になっていて、ガラス容器や実験器具のような物が並べられ、机の上には摘まれたばかりの新鮮な薬草が並んでいる。
ユウヒの言葉に反応した精霊達は、ユウヒの目の前に必要な薬草並べながら骨接薬について説明をし始めた。
「なるほど、怪我をした場所に治癒の効果を集める要素と骨を溶かす要素と骨を作る要素の組み合わせによって成立する薬か」
この世界の魔法薬は魔力に敏感な薬草が使用される。魔力によって個々の薬草から必要な要素を取り出し、抽出し、混ぜ合わせる事で一つの薬となるのだと説明する精霊、その説明を聞くユウヒは納得した様に頷く。
「魔力って便利だな」
<!>
薬の作用は人体の自然な自己治癒能力とそれほど変わらず、より安全に早く治療できる薬を作り出す事が出来る魔力と言うエネルギーに感心するユウヒは、右目を明るく光らせると薬草を選別し始める。
「あぁ活性化した魔力じゃないと駄目なのね」
何かとバグが多いワールズダストと言う異世界、一般的な利用なら問題ないのだが強力な合成魔法を利用するには注意が必要だ。ユウヒの合成魔法は大抵の問題を無い物として扱えるほど強力である為、時に思わぬ結果を生み出す可能性がある。
「確かに不活性魔力は人体に悪そうだもんな」
それ故か、それとも嬉々として作り方を説明する精霊の為か、この世界での一般的な魔法薬のレシピを踏襲して行くユウヒ。周囲から活性魔力を集め葉に浸透させることで、液体がゆっくりと滴り薬皿に溜まって行く。この際に活性化魔力を使うか不活性魔力を使うか、またその量や質などによって抽出できるものが変わると注意を促す精霊。
「何と言うか、精神面に不調をきたすよな」
<……>
雑談を交えながら作業を進めるユウヒが言う様に、不活性魔力は人の精神面に悪影響を与えるような有害な面があり、理解を示す様に瞬く精霊達曰く、毒薬などの体に良く無い物を作ったり抽出する時に不活性魔力は使われるようだ。
「こっちは潰して液状にして、魔力を流して必要な要素を抽出、後は適切な割合で混ぜ合わせて魔力で安定化させるのが本来の作り方ね」
三種類の薬草を混ぜ合わせる骨接薬、最後の薬草をすり潰すために魔法を使うユウヒは、手順を呟き確認しながら手早く混ぜ合わせて行くが、これは右目の力と魔法の力があって出来る芸当であり、一般的な薬師は魔力一つ流すにも複数の機材と魔道具を使い行う為、ユウヒの調薬する姿を見ればその常識を爆破粉砕されること請け合いである。
「とりあえず全部作ってみるか、神様印の目があるからずいぶん楽だよ」
薬皿からガラスのフラスコへ、そこに水を注いで魔法で混ぜ合わせるユウヒは、輝く金の瞳で混ざっていく接骨薬を視ながら呟くと、出来上がった薬の入ったフラスコを木製のフラスコ立てにそっと置く。満足そうな笑みを浮かべる彼は、机の上で薬草と戯れる精霊達を見渡すと、いつもの覇気がない表情とは正反対な活力に満ちた顔で口角を上げるのだった。
ユウヒが森の奥に立派な建造物を作り上げ、さらに薬を作る工房まで作り趣味に走っている頃、スタールの冒険者組合の受付では気まずい空気が流れていた。
「あの、本当によろしいのでしょうか?」
「ええ、構いません。それでは失礼します」
すでに手続きを終えたのであろうカウンターの向こうから、不安そうな表情で問いかける受付嬢、問いかける相手は治療院で報告を受けていた初老の女性、どこか冷たさを感じる微笑みを浮かべて頷く彼女は、特に問題は無いと言った様子で踵を返し真っ直ぐに組合から出て行く。
「あ……これって不味くない?」
残された受付嬢は何か言いたげな表情で治療院の女性職員を見送ると、手元の書類に視線を落とし、隣に近付いて来た同僚に目を向けて問いかける。書類には常時依頼終了届けと言う文字が書かれており、全ての記入欄が埋まった羊皮紙の書類の端にはしっかりと割印が押されていた。
「不味いわね。まぁ私には関係ないけど」
同僚の受付嬢は書類を覗き見ながら肩を竦めると同意する様に呟くが、しかし自分には関係ない事だと言って隣の椅子に座る。椅子の背凭れに体重を預けて軋むような音を鳴らす彼女に、書類を持つ女性は眉を寄せた。
「関係あるでしょ」
「無いわよ、だってこれって組合長代理の指示の結果じゃない? 私何もしてないし」
「それは、まぁね? でも潰れないかなぁ……」
大口の常時依頼が突然取り下げられたことに動揺する女性に対して、同僚女性は全て組合長代理の指示が起こした結果であり、自分たちが何をしようと結果は変わらないと言って頭の後ろで手を組む。冒険者の姿が全くないロビーに目を向ける彼女の隣で、納得する様に小首を傾げる女性は、自分もロビーを見渡し小さく呟く。
「それはないでしょ、ただ減給にはなりそうだけど」
「ありそう」
いつもなら誰かしら冒険者が談笑しているような冒険者組合のロビー、作戦会議や打ち上げなど楽し気な声が響いていたロビーは静かで、その静けさが彼女達の不安を助長する。
「宿の提携切れが3件、依頼の急な取り下げが5件、そのうち大口が3件……でも受付にどうこう出来る話じゃないのがねぇ」
普段ならそこまで不安にもならない静けさにも顔を顰める理由は彼女の手元にある。
そこにはユウヒの泊まる宿を筆頭に提携破棄の詳細が書かれた書類が3枚、依頼の急なキャンセルについて書かれた書類が5枚、その中には先ほどの治療院と結んでいた大口契約の終了届けが足され、同じような大口契約の終了届けだけで3枚になっており、短期間の間に起きた前代未聞の状況に小さく唸って見つめ合う受付嬢二人。
「おい! どういうことだ!」
「?」
そんな唸り声だけが聞こえるロビー受付に大きな足音が近づいてくる。足音だけで誰か理解した受付嬢の二人は、音のする方に目を向けると、事務室に繋がる通路から小太りの男が怒鳴りながら姿を現すが、彼がどうして怒っているのか分からない女性は小首を傾げた。
「何故あの放浪冒険者が薬草の林に入ってる!」
「知りませんよ、ねぇ?」
「は、はい。特に依頼は受けてませんからこちらでは把握できません」
驚き小首を傾げる女性の隣で、同僚女性はどうでもよさそうに目を細めながら組合長代理に返答し、その言葉に首を傾げていた女性も頷く。どうやらユウヒの動向を監視していたらしい組合長代理の下に、ユウヒが薬草採取に出たと報告が届いたようだが、そんな話を知りようもない受付の二人は不思議そうな表情を浮かべている。
「把握しとけ!」
「「……」」
把握しておけと無理難題を怒鳴りつけられる二人は顔を顰め、組合長代理が飛び出してくると同時にやって来た冒険者の一団は興味深そうにその様子を遠巻きに眺めていた。
「おい! 誰か行って捕まえてこい!」
「は? 捕まえるってなんでよ?」
嘲笑の混じった冒険者の視線に気が付かない組合長代理は、受付の二人に向かって捕まえて来いと怒鳴るが、女性二人は冒険者ではなく街の外に出すなどありえず、流石にその言葉には冒険者たちもざわつく。
「あ? 規約違反に決まってるだろうが! おい! さっさと行ってこい!! お前らも仕事禁止するぞ! 強制依頼だ!」
規約違反だから捕まえるんだと叫ぶ組合長代理は、背後のざわつきに気が付き振り返ると強制依頼だと叫び目の前の集団に指示を出す。
「うわめんどくさ、報酬弾めよ?」
「てか規約違反って何?」
体格の良い斧を腰に引っ掛けた男性はめんどくさそうに顔を顰め、隣の小柄な女性は何の事だかわからないと言った様子で詰まらなさそうに自らの腕を抱く。
「登録外薬草採取のあれだろ?」
「は? その程度で捕縛? くそじゃん」
状況が理解出来ない女性の一方で、ひょろりとした見た目の男性は情報通なのかすぐに何のことだか理解し女性に教え、あれと言われて理解したらしい女性は険しい表情で悪態を洩らす。どうやらユウヒの件はあれと言われて察する事が出来るくらいには冒険者の間で広まっているらしい。
「うるさい! さっさと行け!」
不平不満を漏らす冒険者達は、怒鳴られると面倒くさそうに溜息を洩らしその場を後にする。強制依頼と言われた従わざるを得ず、冒険者たちが出て行ったことに満足した組合長代理は、受付を一睨みすると奥の自室に戻っていった。
「……どう思う? 規約違反しそうな人なの?」
「いえ、冒険者にしてはずいぶん丁寧な人でしたしどうなんでしょう?」
騒がしかったロビーはあっと言う間に静かになり、大きな足音が聞こえなくなるとカウンターの奥で見詰め合う受付嬢二人。少しだけ歴の長い同僚女性の質問に、ユウヒの対応を行っていた女性は首を横に振って困った様に眉を寄せる。彼女がユウヒに登録を迫ったのは、冒険者不足という理由もあるがユウヒの言動に好感を持ったからであった。
「あー……次の仕事探した方が良いかなぁ」
粗暴な人間が多い傾向にある冒険者、そんな中で物腰の丁寧なユウヒは珍しく、彼の姿を思い出し眉を顰めた同僚女性は、天井を見上げながら椅子の背凭れに体重を預けるとため息交じりに悲観的な言葉を洩らす。
「え、見捨てないでくださいね?」
「ふふ、そんときゃ一緒に逃げよかね」
その言葉に驚いた表情を浮かべる女性の言葉に、同僚女性は可笑しそうに笑うと褐色の肌にも映える血色の良い唇の角を上げると、楽しそうに逃げようかと提案するのであった。
太陽のような光で照らされる室内で薬を作るユウヒは、精霊の声を聞き、素材の真理を見詰め、思うがままに腕を振るった。
「正直やり過ぎたと思っている」
<…………>
結果、ユウヒの前には色とりどりの水薬が入ったガラス瓶が並ぶこととなり、握りやすく落とさないようにと角張った円柱状に整えられた小瓶は魔法で作られたものであり、同じく魔法で作られた紙で封がされている。
「だが後悔も反省もしていない!」
≪…………≫
驚きと興味と僅かな困惑の感情で薬の製作者を見上げる精霊、その精霊に後悔も反省もしていないと言い切るユウヒ、しかしその表情には僅かな後悔が滲んでおり、精霊達からは気遣わしげな意思が漂っていた。
「ん? そんなに見つめてどうした?」
<!!>
精霊達の視線に苦笑いを浮かべ頭を掻くユウヒは、薬瓶を観察する精霊達に目を向けると、何が気になっているのか問いかける。よく見れば半数以上の精霊が机の上の薬に興味を示しており、なにやら相談する様に点滅しているのだ。
「え? ガラスが綺麗? 珍しい?」
<!>
「あぁ複数の色が入っているとこが珍しいのか、偶然なんだけどな?」
どうやら精霊達が気になっていたのは薬ではなくガラスの容器、外を歩けばいくらでも手に入る砂を寄せ集めて魔法でガラスに加工したユウヒ、水あめを練る様に作られた小瓶は透明度が高く、部分的に色とりどりの線状模様が入っている。その模様が見せる光のコントラストが気に入ったらしい精霊に、ユウヒは偶然できた結果故に自慢する事も出来ず困った様に笑った。
「とりあえず作りたい物は作ったし、薬草も十分集めたから戻ろうかな」
作業机の上に肩掛けバッグを置くユウヒは、作ったばかりの薬品を丁寧に詰めていく。バッグの中には事前に作っていたガラス容器用の木箱が入っており、綺麗に収まることに満足気な表情を浮かべるユウヒ。また、薬草は少量ずつ束にしてまとめ、布袋にそっと仕舞うと、ぶつけて痛まないように注意しながら杖の穂先に結び下げる。
「……ただまぁ怪しまれるだろうなぁ」
<……>
一抱えほどとなった薬草を杖から下げてみたユウヒは、その量に眉を寄せると怪しまれないかと少し不安そうに呟く。林に入ってから真面な薬草は見つからず、森の奥に入ってもそれほど多くの薬草は見当たらず、樹木の葉なども魔力の淀みによってとても使える状況ではなかったのだ。そんな状況で、目に見えて新鮮で品質の良い薬草の数々を持ち帰るのだから、心配しになるのも仕方ない事である。
「まぁ聞かれても採ってきましたとしか答えられないよね、場所は言わないけど」
杖を肩に掛けるユウヒは、今更言っても遅いかと自嘲気味に溜息を吐くと、木製の扉を押し開き室内薬草園から森の中へと足を踏み出す。言ったところで信じてもらえるとは思えない森の中の室内庭園、当初の倍以上切り拓かれた森の中に建てられた建物は大きく、背の高い木の扉を閉めるユウヒは太陽を背にした煉瓦造りの建物を見上げる。
「……しかしこう見ると中々に良い感じの庭になったな、誰か入って来て荒らさないと良いけど」
拓かれた森の変化は建物だけではなく、空気が淀み倒木は腐り地面は黒く変色していた森は、ユウヒの魔法によって肥沃に変化し、成長促進の魔法の余波の所為か土剥き出しだった地面は瑞々しい緑で覆われていた。
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「え? 普通の人は入れなくなった? なんで?」
人が入って来て荒らされる可能性を考えたユウヒであるが、足元で大きく跳ねる土の精霊が言うには、室内庭園の周辺は普通の人間が入れない場所となっているそうだ。突然そんな事を言われ困惑するユウヒであるが、周囲の精霊からはどこか呆れにも似た感情が漏れてくる。
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「確かに周囲に有害なものが入ってこないよう念入りに浄化の魔法を使ったけど……それで人が入れなくなるのか?」
普通の人が近寄る事も出来ない理由は、半分以上ユウヒの魔法にあった。精霊に連れてこられたユウヒが見たのは有害な空気に満たされた森、人目につかないと言う一点については完璧な森の奥だったがそれ以外は問題だらけ、故に森の腐った樹々を切り開き、強力な魔法で物理的にも魔力的にも消毒して回ったユウヒ。
<?>
「精霊の住処? 聖域?」
ユウヒは非常に軽く考えているが、彼が使う魔法は発動と同時に高濃度活性魔力を周囲に振り撒く。広い範囲や風通しの良い場所、また数回の発動でどうこうなることは無いが、条件が揃うと周囲に劇的な変化を与え、それは精霊の思惑もあって森の奥に特別な空間を作ることとなったのだった。
<!!>
「へぇ、あの三叉路も昔はそうだったんだ。でも今は人が入れるよ?」
聖域や精霊の住処などと呼ばれる特別な空間はこの異世界に多数存在し、スタールに来る途中にあった三叉路オアシスもかつてはそう言った場所だったのだと楽しげに話す精霊達。
<!! ……!>
「あぁ……血塗られた歴史ってやつか、もしかして調べて来たの? 嫌な事を調べさせてしまったなぁ……」
どこかヲタクが得意分野を説明する様に、早口気味な意思を伝えてくる精霊、その姿に何かを感じ取ったユウヒの問いかけに対して照れた様に瞬く小さな精霊達。精霊の住処と言う魔法資源が多く手に入る場所を求めるのは人の常、遠い昔には三叉路オアシスを求めて戦争が起き、美しい水は血で赤く染められ、その清浄さを失い精霊は土地を追われたのだった。
<?>
「え? 当時の人間はいないから気にしないって、ドライだねぇ」
精霊自身すっかり忘れていた過去の歴史をユウヒの一言で調べ直した彼女達、申し訳なさそうなユウヒに笑って返す彼女達は、人の感覚では測れない異質さがある。見て話してコミュニケーションをとれるユウヒにとっては無邪気な精霊達も、大半の者にとっては恐怖の対象であり、この地で魔法使いが畏れられるのもそこが原因なのだった。
いかがでしたでしょうか?
存分に趣味を楽しんだユウヒは森の奥の庭を出て街に戻る。薬草を手に入れたが果たしてどうなるか、次回もお楽しみに。
それでは、今日はこの辺で、皆さんの反応が貰えたら良いなと思いつつ、ごきげんよー




