第43話
修正等完了しましたので投稿します。楽しんでいってね。
あっちにふらふらこっちにふらふら、道草喰いつつスタールへと戻るユウヒは、荒れた街道の真ん中でふと足を止めて空を見上げる。
「日が傾いて来たな、早く帰らないと日が落ちたら宿とれなくなる」
昨日の二の舞にはなるまいと一人ごちると道草を止めて少し速く歩き始めるユウヒは、違和感に眉を顰めると周囲を見回す。
「それにしても……」
周囲をきょろきょろと見渡しながら歩くユウヒの目には、太陽が高い位置にある事で地面の状況が良く見える。
「朝より穴が増えてるな」
<!>
早朝のまだ太陽の低いうちから街を出たユウヒは、精霊に導かれながら時折地面の陥没を目にしていた。その穴が朝より増えているように感じたユウヒに、先導する様に前を飛ぶ精霊は振り向き瞬く。
「だよな、もしかして俺の魔法の影響か?」
精霊から肯定の意思を感じて険しい表情を浮かべたユウヒは、林の奥で使った魔法によって発生した地割れを思い出して唸る様に呟いた。一瞬とは言え超重力を生み出した影響がこれほど広範囲に及んだのかと思い悩むユウヒであるが、
<?>
「え? 元から地面に空洞があった? もしかして先導してくれてるのはそう言う事?」
どうやらそう言うわけではなさそうだ。不思議そうに瞬く精霊の意思を感じ取ったユウヒは、元から地面のあちこちに空洞が出来ていたのだと知ると、今も先導する精霊と荒れた街道に開いたいくつもの穴に目を向け問いかける。
<!!>
「ありがとう、下手したら俺も落とし穴にはまってたかもしれないのか」
ユウヒの考えは正しかったようで、朝からたくさん集まりユウヒを導いた精霊達も、一人残って先導を続ける精霊も、ユウヒが怪我をしないように陥没の無いルートを選んで先導していた。彼女達の行動の真意に気が付いたユウヒは感情のままに笑みを浮かべ、胸を張る様に舞う精霊は機嫌よさそうに淡い光を鱗粉の様に振り撒く。
<?>
「まぁ、飛翔の魔法使ってるから怪我はしないかもしれないけどね」
実際は常に使用している【飛翔】の魔法があるので落下による大怪我は無いのであろうが、それでもユウヒは嬉しそうに精霊を撫でる。
「それでも穴に落ちるのは……? なにか騒がしいな」
フードも砂避けも外しているユウヒの笑みを見上げる精霊であるが、何か気になるのか前方に目を向け、遠くから聞こえてくる音にユウヒも顔を上げて前に目を向けた。
「軽く、軽くならまぁ問題ないだろう……よっと!」
<!>
荒れた街道の先、前方から何か気配を感じるユウヒは、背の高い草で視界の悪い周囲を見渡し、【飛翔】の魔法に魔力を回す。ポンチョの裾がゆっくり浮き上がるとユウヒは軽く地面を蹴り、重力を無視した不自然な勢いで宙に浮き、精霊は慌ててユウヒを追いかける。
「あれは、よっと! 街道に穴が開いて馬車が落ちたのか……こっちほど荒れていないのに穴が開くとは、手抜き工事?」
5メートルほど一瞬で跳び上がったユウヒと、彼の肩に飛びついた精霊が見たのは、荒れた街道と合流する整った街道に開いた大穴に巻き込まれた馬車と、その周囲で右往左往している人と青い鱗の綺麗な馬。すぐに魔法の力を緩めて地面に着地したユウヒは、丁度街道が合流する辺りの惨状に首を傾げた。
「いや、十中八九この水枯れが原因だろうな」
<?>
明らかに足元の街道とは手間をかけた度合いの違う綺麗な街道に開いた大穴に手抜き工事を疑うユウヒは、しかし水枯れが根本原因だろうと困った様に息を吐き、彼の言葉に肩の上の精霊は不思議そうに瞬く。
「地下水の汲み上げ過ぎで起きる地盤沈下は良く聞く話だからなぁ」
ユウヒは地球でも地下水の汲み上げによる地盤沈下の問題を聞いており、その辺の事情は異世界であっても変わらないだろうと呟きながら現場に向かって歩きだす。
「一応通り道の近くだし手伝っておくか」
気が付いてしまったからには手伝はないといけないだろうと、足取りが速くなっていくユウヒに、肩の上の精霊は嬉しそうに輝く。
「あ……これ急ぎだ! よーいどん!」
<!!>
善良な感情を好む精霊が空色に強く輝くと、その瞬間ユウヒは何かに気が付き走り出す。その加速は人の出せる速さを軽く凌駕しており、流石の風の精霊とあっても驚き慌てて肩にしがみ付くほどであった。
周囲の被害を考えながら走るユウヒが向かう先の現場では、男性が大穴の中に向かって声を上げている。
「上がれないか!」
穴の大きさはトラックがすっぽり落ちてしまうほど大きく、一部は街道の外にまで及んでおり、中には複数の馬車が落ちていた。
「無理です! 足に力が、奥様も腰を打ってしまって!」
男性が呼びかける先には二人の女性が蹲っており馬車から投げ出されたようだ。質のよさそうなドレスを身に纏う女性を支える様にメイド服の女性が座り込んでおり、彼女は怪我をしたのか足に力が入らない様だ。
「いたた、このくら!?―――っ」
「もうすぐスタールの警備兵が来てくれるから待っていてくれ!」
奥様と言われた女性が無理に立とうとするも腰が痛いため真面に動けず、その姿に頭を抱える男性は大きな声で大人しくしている様に伝える。どうやらすでにスタールへは応援を呼んでいるらしく、二人の女性以外は馬車や荷車しか落ちていない大穴を見回す男性は立ち上がり溜息を洩らす。
「旦那様、我々が下に降りれば踏み台くらいにはなるかと」
「馬鹿を言うな、この辺りはまだ魔物の領域だぞ? この人員で安全な救助は不可能だ」
最悪の事態は回避できたが、だからと言って何の問題も無いかと言えばそうでもない。彼らが位置する場所はスタールからそれなりに遠く、魔物がいつ出て来てもおかしくない場所である。今いる兵士の力を使えば二人の救助も可能であるが、その状況で魔物に不意打ちを食らえば悲惨な全滅と言う結果が待っているであろう。
「確かにそうですが、あまり時間をかけるわけにも……」
冷静に状況を分析する主にそれでも意見を口にする男性兵士は、穴の中やそこに伸びる影を気にして方針を変えて欲しそうに見詰める。
「大人しく兵士を待ちなさい! つぅぅぅ」
「はい! もうしわけありません……」
恰幅の良い男性も部下の言葉に呻くも、彼が何か言うより早く大穴の底から奥様の大声が雷の様に轟き、背筋を限界まで伸ばし固まる兵士は穴の中から睨み付けてくる奥様に怯むと、恰幅の良い男性に頭を深く下げた。
「奥様ご無理は……」
「ありがとね……はぁ、早く来てくれないかねぇ」
叫んだことで腰の痛みが増したのか、蒼い顔で唸る奥様の腰に手を当て支えるメイド、彼女の言葉に申し訳なさそうに微笑む女性は、青く晴れ渡った空を見上げて思わず心の声を洩らす。
一方穴の上では問題が発生していた。
「……旦那様お下がりください! 魔物だお前たち構えを!」
それは大穴が開き右往左往していた人間の気配を察して現れた魔物、草むらから鼻先を突き出して匂いを嗅ぐ姿に気が付いた兵士が声を上げ、部下に注意を促し仕える主人の前に出る。
「あ、はい!!」
「くそ、狼型が何で昼間に!」
上司の声で槍を構える兵士たちは周囲を見渡し敵の姿を探す。街道の周りは腰辺りまである高さの枯草で覆われており、その隙間から背を低くした狼が現れる。本来であれば夜行性の狼が現れたことに焦りの声を洩らす兵士達の前で草地があちこちで揺れ始めた。
「これは、多いな……」
主を背に槍と丸い盾を構える兵士は、本来夜行性である狼型の魔物が多数現れたことに表情を険しくすると、周囲を見渡して魔物の動きを牽制する。兵士が振る槍に身構え大穴の周りをうろつく狼型の魔物、その動きはいつ加速してもおかしくはない。
「魔物、サヘラ私の杖を探して」
「は、はい!」
地上の状況は大穴の下にも伝わり、鋭く目を細める奥様の言葉にメイドはすぐに返事を返すと、周囲に散らばった荷物の中から女性の杖を探し始める。どうやら女性は魔法士であるらしく、しかし地面の崩落が起きた際に杖はどこかに行ってしまったようだ。
「じっとしていろ!」
「出来るか馬鹿!」
「おま!? 旦那に向かって馬鹿は無いだろぉ……」
大穴の中で動き回る二つの気配に穴の上から男性が大きな声で叫ぶも、その声はより大きな女性の声で吹き飛んでしまい、予想以上の返しに男性は肩を落とす。どうやら夫婦の様だがそのヒエラルキーは明確なようだ。
「来ます!」
「気張れよ!」
女性の叫び声か、魔物に背を向けた男性が背中を丸めたからか、一吠えした狼の魔物たちは一斉に動き出す。一直線に走る者、大きく回り込む者、細かくステップを踏み注目を集める者、明らかに連携のとれたその動きに兵士の男性は声を上げて歯を噛みしめる。
魔物の中でも厄介な部類に入る狼型の魔物は男性兵士に襲い掛かり、同時にその脇を抜けてもっとも弱そうな人間に飛び掛かる別の狼、咄嗟に槍を向かわせる兵士だが間に合わず、しかしそれよりも早く、
「【ロックボルト】」
「な!?」
草地の向こうから石の締め具が飛び出し狼達に突き刺さり、男性達の主を狙っていた狼の頭に赤い花を咲かす。
「ヒット3撃破は1か……赤点だな」
草地の向こう側には背を低くしたユウヒの姿、その肩には同じく身を屈めるようにしがみ付く丸い風の精霊。視界に映る【探知】からの情報で狼一匹の死亡を確認したユウヒは、その結果に不満を漏らすと杖を手にして足先に力を籠める。
「【加速】【氷刃】【インターセプター】」
予想外の場所からの攻撃に狼たちは浮足立ち、同時に兵士達も驚きながらも慌てて槍を構え直す。そんな様子を視界に表示されるレーダーで確認するユウヒは、魔法を使って突撃の準備を整え、杖の先に鋭い氷の刃を生成して切っ先を前に重心を大きく前に傾けて行く。
「俺の前で狩りを始めた自らを呪えよ?」
「ギャン!?」
加速からの攻撃は一瞬、姿勢を低くして一声呟くユウヒは一瞬で草地の外に躍り出ると一閃、ロックボルトでよろめいていた狼を切り上げ大きく空へ跳ね飛ばす。
「新手!?」
「人だ馬鹿!」
狼を跳ね飛ばした力を利用して方向転換するユウヒの動きに新たな魔物が現れたのかと槍を噛め牽制する若い兵士は、上司の声に驚くと緑色の高速で動く影を思わず目で追う。
「グルルア!!」
「糞犬が! おら! 離れおわ!?」
そんな隙を魔物が見逃すわけもなく、走り出し飛び掛かると慌てた兵士が前に出した槍に噛みつく。武器を封じられ焦る男性にさらなる狼が迫り勢いよく飛びつくと男性兵士を押し倒す。
狼の身体能力では鍛えた兵士を一匹で捕食することはできないが、複数集まれば簡単である。
「ちょ!? はや!?」
経験があれば対処できる狼の動きも若い兵士では対応できず、そのまま首に噛みつかれるかと思われた瞬間、大きく顔を振り上げた狼の頭が緑色の風によって切断される。よく見ればそれは緑色の外套を身に纏った人であり、あっという間に駆け抜けフードの奥から金と青の光を洩らす姿に兵士は思わず呆けてしまう。
「な、何が起きてるんだい?」
呆けた顔でユウヒに目を向けていた兵士が、急に軽くなった槍に目を向け頭だけになった狼に悲鳴を上げる中、大穴の中では杖を探すメイドを気にしながら空を見上げる女性が不安そうな声を洩らす。
「ぬお!?」
女性が不安を感じ呟く一方でその夫は震える足で穴の前に立ち、細身の剣を手に狼を牽制しているが、どうにも頼りなく狼もまたその実力を理解し強気で吠えたてる。
「旦那様!」
「守れ!」
いったい全部で何匹居るのか、次から次に襲い掛かる狼に手が足りない兵士の男性、彼が目を向けた時にはすでに守るべき主人は手に持った細剣を跳ね飛ばされ、返す牙を突き立てられそうになっていた。そんな主人に声を投げかけ走り出す兵士の脇を抜ける様に青い影が走る。
「!」
小さな泣き声を置き去りに突き進む青い鳥は狼の横っ面を強かに打ち抜き、尻餅を着いた恰幅の良い男性の目の前で空高く舞い上がり次の獲物に目を向けた。
「なにが!?」
「【ロックボルト】」
「ギャン!?」
青い線にしか見えない何かに助けられた男性か、驚いた顔で固まる兵士か、どちらが呟いたかわからない声を後目に、石の締め具が横面を叩かれてよろめいていた狼のこめかみを打ち抜いて命を狩り取る。
氷の刃を一振りして凍った血糊を研ぎ澄ますユウヒは、フードの奥で小さく息を吐くと次のターゲットに目を向けポンチョの奥から拳大の石を取り出す。しかしそんなユウヒのフードが急に風で捲られる。
<!!>
「マジかよ、穴から離れろ! 崩落が広がるぞ!」
慌てる風の精霊に捲られたフードに意識を向けたユウヒは、彼女から伝えられる内容に驚くもすぐに周囲にその内容を伝える為に声を張り上げた。どうやら崩落した大穴はまだ序の口だったようで、精霊曰く、周囲の地盤も弱っているのか崩落が広がり始めているようだ。
「無理だ! 中には妻とメイドが!」
「良いから離れろ! おら!」
「キャイン!?」
崩落がもう一度起きれば大穴の下で動けない二人は生き埋めになりかねない、そんなことは認められないと叫ぶ男性に声を荒げるユウヒは、崩落など関係ないと襲い掛かる狼を切り払い大穴に駆け出す。
「近くに居られちゃ魔法で補強が出来ない! 生き埋めになるぞ!」
「し、しかし……」
大穴の前から動こうとしない男性に呼びかけながら走るユウヒは、杖に魔力を込めて行く。一方で男性は、その場を動けずユウヒと大穴の奥を困惑した表情で見比べ、止まった思考の中で本能的に乾いた咽を潤す様に喉を鳴らす。
「言う通りに離れな! 確かに壁が崩れて来ているよ!」
その思考を再起動させたのは大穴からの声、女性のドスの効いた声に背筋を伸ばす男性は、ユウヒに肩を軽く叩かれ目を見開く。
「う、お、う……離れるぞ!!」
「了解!」
目の前の金と青の瞳に気圧され、振り返った大穴の先から鋭いし視線を向けられ苦悩する男性は、大きな声を絞り出すと走り出す。
「もっとだ! 切り裂く守りの壁よ」
「くそ! 抜けちまった」
悩みがまだ残った男性の足取りはまだ鈍く、ユウヒの声に押されて兵士が待ち受ける場所へと必死に駆ける。大きな動きを見せれば追ってしまうのが野生の獣、それは魔物とて変わらず、背中を見せる男性を追いかける狼を槍で突き払う護衛の兵士、しかし中には弱った獲物の気配を感じて大穴へと向かう魔物もいた。
「隊長地面が!?」
「くそ!」
頭の良い狼は少ない労力で餌を手に入れようと大穴へと駆け出し、その振動の所為か地面に亀裂が入り、整えられた平らな街道が歪み始める。それでも狼型の魔物にとっては兵士の居る場所を狙うより簡単で確実で、しかしそこは完全な死地であった。何故ならそこには膨大な魔力を杖に溜め、その杖を地面に突き刺すべく振り上げたユウヒが居るのだ。
「我らを守り敵を討て【エッジウォール】」
「ギャボ!」
「グボッ!?」
欲を掻いた狼に助かる術はなく、崩れ始めた大穴の壁の内側から硬く大きく鋭い壁が飛び出し、ユウヒを壁の上に持ち上げると共に大穴に飛び込んだ魔物の腹や首を突きあげる。それはまるでギロチンを逆にしたような光景で、小さく悲鳴を上げたメイドの目には血を流す狼の群れが光に照らされていた。
「よっと、はっ!」
「お、おくさま……」
「いつつ、なんて魔法だい……まさかこんな場所であいたた」
杖を探していたはずのメイドはいつの間にか奥様と呼ばれている女性の体にしがみ付いており、壁の縁を跳ねるように移動しながら飛び掛かる狼を切り払うユウヒを目で追う。それは奥様も同様で、しかし何かの確信を持ったような視線でユウヒを見詰める彼女は、メイドとは違う不安を感じている様だ。
「無理しないでください!?」
「だ、大丈夫なのか?」
不用意に動いて痛む腰を押さえる女性の周囲には何の変化も無いのだが、心配するメイドの声が聞こえた夫は気が気ではない。
「いい加減帰れ!」
「キュン!?」
襲い掛かった当初から随分数を減らした狼はそれでも尚立ちはだかり、狙いを大穴に搾ったのかユウヒを囲むが、飛び掛かった一匹が顎を打ち上げられ、そのまま無防備になった股の間を怒声と共に蹴り上げられ悲痛な声を洩らすと急激に狼たちの動きが鈍くなる。
『…………』
「……【フレイムランス】」
本能的な雄としての恐怖、その恐怖を感じ取ったユウヒは最後の脅しに巨大な炎の杭を杖先に浮かべ静かに魔物を壁の上から睨む。一瞬の静寂、股を蹴り上げられ背中から落ちた狼の明らかな怯え、彼等の闘争本能が瓦解するのに時間はかからなかった。
「ワンワンワン!!」
『!?』
一匹の狼が三度吠えると群れは一斉に動き出し、まさに尻尾を巻いて逃げ出していく。
「帰っていく?」
「は、はは……」
兵士の呟きに力が抜けて座り込む男性、すでに武器も手放し丸腰の彼は、暑さ以外の汗を全身から流して緊張と安堵に眩暈を感じながら乾いた笑いを洩らす。
「ふぅ……やっぱ護衛系は苦手だな、手加減の必要がない方が楽だ」
そんな疲れと安心で緊張の糸が切れる人々を見下ろすユウヒは、あちこちから感じる怯えや畏れの視線に小さくため息を洩らすと、杖先の炎を消して頭を掻く。ゲームの事かリアルの事なのか、護衛が苦手と呟くユウヒは肩の上の精霊の歓声を聞きつつ、頭の上に止まった青い小鳥の重みに笑みを浮かべるのであった。
いかがでしたでしょうか?
思わぬ事故現場に遭遇したユウヒは狼達を退けたが、事故にあった者達は無事なのか、そしてユウヒは宿をとるのに間に合うのか、次回もお楽しみください。
それでは、今日はこの辺で、皆さんの反応が貰えたら良いなと思いつつ、ごきげんよー