第41話
修正等完了しましたので投稿します。楽しんでいってね。
風通しの良い乾いた林の地面に穴を開けてウィードの死骸を処理したユウヒは、その後も獲物を探して精霊達の後をついて歩き続けていたのだが、どうにも様子がおかしい。
「うーん、宇宙で使うのとは違うのか、妄想が足りなかったか」
<!!>
その原因は精霊達の点滅の激しさ、そしてユウヒの困った表情の所為であろうか。しかしその根本的な原因はユウヒが死骸処理に使った魔法である。ユウヒの呟きに激しく点滅する精霊達にユウヒは眉を上げた。
「使用禁止? うーん、ゴミ処理に便利な魔法なんだけどなぁ」
どうやら精霊達から使用禁止令が出たらしく、その魔法はユウヒが便利だと言う新たな魔法の【グラヴィティクラシャー】である。最近似たようなな魔法を使ったばかりであるが、それよりずいぶんと大人しい魔法のはずだったのだが、その影響は予想以上だった。
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「そんなに? そうかぁ今度はもっと安全な魔法を使うよ」
念押しする様な精霊達にユウヒは肩を落とすがそれも仕方ないことである。なにせユウヒが一瞬だけ生み出したブラックホールは、死骸を粉砕しただけに収まらず重力異常により林の乾いた地面に割と大きな亀裂生み出し、周囲の木々を傾け地面を一部陥没、また隆起させてしまったのだ。
見えている場所だけでもそれだけ影響を及ぼした魔法は、目に見えないところにも盛大に被害を出しており、その結果アミールの仕事が束で増えたのは言うまでもない。
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あまり反省した様子の無いユウヒに呆れた様子の精霊達、しかし彼女達はそれ以上怒ることは無かった。
「と言うわけで最後の一匹だ【アイスニードル】」
「ギシャ!?」
何故なら新たな脅威が近づいてきていたからであり、上空から急接近するスケルトンウィードの存在に精霊が警告の声を上げる前に、ユウヒは空に向かって杖を伸ばすと足下から氷の針を複数伸ばし空中で魔物を縫い留め、思わぬ攻撃に魔物の口から悲鳴のような声が鳴る。
空中に縫い留めたとはいえ所詮は氷の針、すぐに魔物の重量に耐えられず折れてしまい、地面へと小さな氷の欠片となって降り注ぐ。体を拘束する氷が無くなった事ですぐに魔物は蔦を伸ばすが時すでに遅く、
「良い感じだ【アイシクルランス】」
ユウヒは動き出す寸前のスケルトンウィードに長い杖の穂先を突き付けるとすぐに魔法を発動させ、的確に魔物の中心にある核を穿ちすり潰す。太い氷の槍は高速で回転しながら射出されたからか、魔物を貫通してそのまま地面に深く突き刺さっている。
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「倒し方はこれが一番だな、断頭台で瘤が削れるとは思わなかったよな……さて、瘤を採るか、うぅ……」
初めての戦闘では倒すまでに数分必要だったと言うのに、今の戦闘は一分掛かっていない。よく見るとすでに何体も倒しているらしく周囲には未処理の死骸が転がっており、精霊達が歓喜で騒がしくなる中で魔物を倒した本人は作業を終えた後のようなあっさりとした感想を洩らすと、悪臭との戦いにテンションを下げている。
<……>
「よーし、後は穴に放り込んで埋めるだけだな」
普通の冒険者ならパーティでも十分前後かかる戦闘をあっと言う間に終わらせたユウヒは、戦闘時間の何倍も時間をかけてスケルトンウィードの瘤を取り外すと、念入りに洗い採取袋に放り込む。
<…………>
後は周囲の死骸とまとめて穴を掘って埋めれば一連の作業は終わりであるが、魔法で穴を掘っているユウヒから離れた樹の影に隠れる精霊達は不安そうに点滅している。
「よいしょっと、そんな不安そうにせんでも……。さっきのは使わないよ、まさか重力魔法で周囲に地割れが出来るとは思わなかったからさ」
どうやらユウヒがまた先ほどと同じ魔法を使うと思っている様だが、予想以上の被害を生み出した一瞬の重力魔法は流石のユウヒも使う気がなく、思い出して頭を掻くユウヒの姿にじわじわと木の影から出てくる精霊達。
<……>
「うーむ、疑惑の眼差しを感じる」
いつもはくっついたり離れたり、ユウヒのすぐ近くに寄ってくる精霊達であるが、やけにゆっくりと点滅する彼女達は、何時でも隠れられる樹の下に留まったままである。
「今度は使い慣れてるから大丈夫だよ、それじゃ小さく凍てつく滅びを【フリーズデストラクション】」
<!?>
ユウヒも周囲に被害を与えたいわけではなく、安全を重視して使い慣れた魔法を選んだようだ。ゲームの中でも現実でも好んで使う氷の魔法、対象を瞬間的に凍結してそのまま粉砕する魔法は、使い慣れた事で割と自由に調整が出来る様で、大きな穴に放り込んだ魔物の死骸だけを凍り付かせるとそのまま細かくバラバラにしてしまう。
「うむ、バラバラになったなあとは埋めるだけ、んー【バックフィル】」
重力魔法の時ほどではないが驚く精霊達を気にした様子もなく頷くユウヒは、魔法で掘り起こした土を魔法で戻すと、白い靄が漂う地面を見詰めて何とも言えない表情で目を細める。
「これで問題ないだろ……若干地面が冷たい気がするけど、そのうち土に戻るよな?」
<……>
両目が僅かに光るユウヒの視界には、【探知】により地面の温度が視界に表示されており、氷点下に振り切った地面の上で舞う薄い青色の精霊達は、ユウヒの言葉に少し考えると問題ないと言った様子で瞬き答える。
「それじゃ次はクサチヘビだけど」
若干の冷や汗を服の下に感じるユウヒは、精霊の瞬きにほっと息を吐くと屈めていた体を戻し立ち上がると、ポンチョを少しはためかせ風を取り入れ空気を入れ替え、ポンチョの下のバッグを抱えなおし杖を持ち直す。
<!>
「そっちか、草原の方かな?」
一匹目を倒してから一定の間隔で林の奥から現れていたスケルトンウィードの瘤を採り終えたユウヒは、新たな獲物を求めて歩きだし、ユウヒの前に躍り出た精霊達は道案内の為に瞬き躍る。
<!!>
「案内よろしくね」
楽しそうに草原の方へと導く精霊達に笑みを浮かべるユウヒは、匂い対策で鼻の上まで上げていた砂避け布を首まで下ろす。布の奥から現れる彼の笑みを見た精霊達は、より楽し気に瞬くとユウヒのポンチョを風で煽り草原方向へと爽やかな風を吹かせるのであった。
ユウヒが新鮮な空気を吸い込んでいる頃、遠く離れた砂と岩ばかりのオアシスの中、立ち並ぶ商人の露店馬車の一角で、フードを深く被った女性が何かを感じて手を止める。
「ん!?」
「魔女様? どうかされましたかな?」
フードの奥で目を見開き、会話を途切れさせた女性は魔女であるらしく、談笑していた露店の店主は心配そうに問いかける。
「ああ、何でもないから大丈夫」
「そうですか、何かご不快な思いをさせてしまいましたかと」
よく焼けて褐色の小皺が目立つ目元を細めほっと息を吐く店主の男性は、何でも無いと言って目を向けてくる魔女を見上げ額の汗を手拭いで拭う。
「そんな心配要らないわよ、それじゃ残りは包んでおいてくれる?」
「はいはい、すぐに」
表情一つ変えず涼しいと言うより冷たい表情で話す魔女は、夜色のフード付きローブを抱きしめる様に腕を組むと、暑さと畏怖で必要以上に汗を掻く店主の背中を見送り小さく震える。
「……今の感覚は何?」
周囲から一切視線を向けられない彼女は、勝手に震える自分の体を無理やり押しとどめ、険しい表情で呟く。
「たぶん魔法だと思うけど、あんな恐ろしい気配なんて降神の儀式でも滅多にないわよ」
思考を巡らせると次第に震えは治まり始め、きつく組んでいた腕から力を抜くと息を吐きフードの端に見える明るい空に目を向ける。
「あっちだったかな? ちょっと一度戻った方が良いわね」
何やら恐ろしい気配を感じたらしい彼女は、東の空に目を向けると、その恐ろしい気配について調べる必要を感じている様だ。
「ところで魔女様はなぜこんな辺鄙な場所に?」
「ちょっとした調査よ、巨竜山脈側で大きな崩落があったでしょ?」
大きく膨れた布袋を手に戻ってきた店主は、すっかり汗を拭きとった顔に笑みを浮かべて魔女を見上げると、彼女に世間話を投げかける。何せ相手は魔女だ、滅多に会う事のない相手から話を聞かないなど商人としてあってはならないだろう。
そんな商人らしい考えに薄く笑みを浮かべる魔女は、岩穴オアシスから巨竜山脈に続く街道について調べに来たようだ。よく見ればその魔女はスルビルでアダと夜に話していた魔女である、異常な魔力の原因を探して岩穴オアシスまでやって来たのであろう。
「ええ、ワームが通って道がズタズタになってしまって困っておりますよ」
「それ、なんでこんなところにあんなデカブツが出たのかなって」
そんな彼女も巨竜山脈へ向かう街道にスローターワームが出て来たことに違和感があるようで、困った表情で唸る店主の様子に小さく肩を竦めて見せる。
「そうでございますか」
「……あとワームを瀕死に追いやった魔法の調査もね」
「何かおっしゃられましたかな?」
彼女の調べによると、スローターワームを退けるのに大規模な魔法が使用された痕跡が見つかったらしく、小さく呟く魔女の主目的はその魔法と使用者についてであり、よく声が聞こえなかった店主はキョトンとした表情でお金を受け取り布袋を魔女に渡す。
「んーん、ワームも姿は見当たらないからしばらくは安全なんじゃないかなって」
「おお、それは朗報ですな」
冷たくなる、魔女の表情に不安そうな顔をする店主であったが、薄い笑みを浮かべる魔女の言葉には心底喜び、立ち去る魔女の背中に深く頭を下げるのであった。
スタールの住民も利用する、街から少し離れた林を抜けて荒れた街道が見える草原に出て来たユウヒは、あっちにふらふらこっちにふらふら獲物を探す精霊を追いかけてゆっくり歩く。
「クサチヘビいないな」
<……?>
草原に導かれたユウヒであるが、彼の視界に次の獲物であるクサチヘビは見当たらない。それは精霊も同じ様で、不思議そうに瞬く茶色の精霊は地面に降り立ち小さく飛び跳ねている。
「そっちもいないのか」
地面で小さく飛び跳ねる茶色の精霊からは、クサチヘビの姿が見当たらず詰まらなさそうな感情が伝わり、その様子を見下ろすユウヒは困った様に呟くと周囲を見渡し、あちこちで彷徨う精霊の光に首を傾げた。
<!>
「お、居た?」
無邪気な精霊は嘘をつかない、そんな精霊が案内した先でクサチヘビが見当たらないと言う事は、どこかへ移動したと言う事だ。どうやら風の精霊がその移動先を見つけたらしく、上機嫌な意思を振りまきながら空から落ちてくる。
<……>
「え? 調査場所予定の場所に集まってる?」
まっすぐユウヒ目指して落ちてきた風の精霊は、揃えて広げられたユウヒの掌に着地すると、小さく飛び跳ねながらどこにいたか説明するも、どうやら周囲の蛇が一カ所に集まっているらしく、しかもそこが今日の主目的である調査地であると言う事でユウヒは訝しげな表情を浮かべた。
「あの丘に集まってるのか、その丘の頂上が見てほしい場所なのね」
≪!!≫
荒れた街道が通る草原から北側に目を向けると不自然に盛り上がった丘が見え、低木で覆われたその丘は周囲の草原や小さな丘陵よりも緑が濃く見えた。精霊がユウヒをここまで連れて来たのは、その丘の頂上を調べてもらう為である。どうやら精霊だけでは調べられない何かがあるらしく、集まって来た精霊がユウヒを丘の方へと引っ張り始めた。
それから小一時間後、目立つ場所と言う事もあり普通に歩いて丘を登ったユウヒは、小さくため息を洩らして足を止める。
「割と遠かったな」
現在ユウヒは不自然な丘の中腹を少し過ぎた辺りまで登って来たのだが、見晴らしのいい背後の光景など気にする事も出来ないほど、目の前に広がる坂道の茂みを警戒していた。
「いやいや、蛇多過ぎ問題じゃん」
低いものは60㎝前後、高いものは3メートルほどの樹々が茂る丘の影からは、警戒する原因である蛇が大量に顔を出しており、蛇が苦手な人や心臓の弱い人ならそのまま気を失いそうな光景に、苦手でも何でもないユウヒも流石に嫌そうな表情を浮かべる。
「なんでこんなに蛇が集まってんだ?」
丘を登れば登るほどに増える蛇の密度はピークを迎えており、歩けば間違って踏みつぶしそうな状況に首を傾げるユウヒ。
「大きい奴は腕くらいの太さがあるな、これは噛まれたら大変だな」
これだけ集まればいくら比較的弱い蛇の魔物とは言え冒険者組合で無制限と言う項目付きで討伐依頼になると言うもの、白木の板に書かれた依頼内容に納得したユウヒは、大小様々色も様々な蛇に顔を顰める。
「蛇はあまり殺したくないけど、これも生存競争だ……すまんな」
このクサチヘビと言う蛇の魔物は似たような魔物の総称であり、詳しい分類がされていない。大抵同じ場所で見られるためクサチヘビで纏められているが、共通する特徴は頭の赤く小さな角くらいである。
「蛇の女神様ごめんなさい。よし、ちゃっちゃとやるか!」
<!>
蛇の女神の知り合いが居る為あまり気乗りのしないユウヒは、同じ世界のどこかにいるであろう蛇の女神に祈りを捧げると、覚悟を決めてワームの杖を一振りして前方に穂先を突き付け魔力を汲み上げ始めた。
「【マルチロック】【マルチプル】【アイスエッジ】」
今にも飛び掛かってきそうな蛇の群れに目を向けるユウヒは、体の奥底から溢れ出て来た魔力を杖に通し、魔法の発動キーワード口にして氷の刃を無数に作り出す。
「補足完了、シュート!」
視界不良を起こすほどの文字と記号は全て捕捉された蛇を示しており、一つ一つが包丁ほどの大きさの刃は冷気を吐き出し、ユウヒの指示通り一斉に飛び出す。
その効果は一瞬で終わり、
<…………>
「自分でやっておいてなんだが、エグイな」
結果は血飛沫となって低木の森を赤く染め上げる。
切られた蛇は何が起きたのかまだ分かってないのか、切り離された頭と体は動き続け、画面に納めたら確実に広くモザイクが掛けられるような酷い有様に、やった本人すら若干引いており、精霊は小さく震えている様に見えた。
<……>
「ちょっとこの辺の木を拝借して」
ユウヒが引き起こした凄惨な現場に立つ精霊達は、ユウヒの魔法のエグさに引きつつも、自分たちがそのきっかけを与えたことに思い至り何とも言えない感情でゆっくりと瞬き、その事を誤魔化す様にユウヒの体にしがみ付く。そんな精霊達に小首を傾げながら、ユウヒは足元の枝を拾って合成魔法を展開する。
「よし出来た、竹とかあるともっと良いものが出来そうなんだけど使い捨てだし良いよな」
呪文も言葉もなく、ただユウヒの妄想と想像によって引き起こされる魔法現象は、木の枝の姿を瞬く間に変えて行き、掴みやすそうな先端を持った木のトングが現れる。竹のようなしなりは無いものの、最低限物を掴むことはできる長いトングを軽く振って強度を確認するユウヒ。
「ひょい、ひょいっと……こっちにもあるな」
どうやら使用に問題はないようで、精霊を侍らせるユウヒは地面に落ちている蛇の頭を拾い上げては、組合でも借りた袋に放り込んでいく。
「魔物と言うだけあってかな? 皮も良い感じだ……食べられるのかな?」
頭を拾うのと同時に長い胴体も拾って一カ所に集めて行くユウヒは、思った以上に厚みと質の良さを感じる蛇革に目を輝かせ、切断面から見える厚みのある蛇肉に食欲をそそられる。
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「え? 血に毒があるの?」
両親の仕事に付き合ってあちこちめぐった経験から、ユウヒは蛇肉を食べる事に抵抗がないようだが、慌てる精霊達曰く、クサチヘビの肉には大抵毒があるらしく、それは彼女達が人間の様子を観察した中で知った知識であった。
「毒持ちかぁ……よいしょっと、まとめて【剥ぎ取り】」
ユウヒ同様に異世界ワールズダストの住民も食べられないかと考えるクサチヘビの肉、それほどにぷりぷりと美味しそうに見える肉を食べる事を断念したユウヒは、革だけでもと魔法で剥ぎ取っていく。
「うん、加工して財布とかにしたら高く売れそうな光沢だな」
高級革財布が売るほど作れそうな量の皮を纏めるユウヒは、その表面を撫でて満足そうに頷くが、視線は自然と剥き出しの蛇肉に引き寄せられる。
「毒抜きして食べたりしないのかな?」
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地球に住む人の中でも特に食に対して貪欲な日本人の血が騒ぐのか、食べれば確実に死ぬ食材すら毒抜きしてまで食べる文化を持つ国の人間としては、何とかならない物かと唸るユウヒとそれを必死に止める精霊達。
「だめ? そっかー……【ディグ】しょうがない安らかに眠れ【フリーズデストラクション】【バックフィル】」
精霊達の必死な様子に眉を寄せるユウヒは不満を洩らしながらも諦めたらしく、足元に穴を掘ると杖で蛇肉を搔き集める様に穴に落とし凍らせて粉砕し埋める。どこか勿体なさそうに表情を窄め埋めた場所を見下ろすユウヒに、精霊も呆れた様に瞬く。
「次は食べておいしい魔物が良いな」
<…………>
どうせ殺すなら埋めてしまうより食べたいと呟くユウヒに、精霊達は不思議と肯定的な感情を浮かべ、相談する様に互いに瞬きを繰り返す。そんな精霊達の様子を不思議そうに見上げるユウヒは、杖を振って汚れを払うと頂上に目を向ける。
「さあ、次は調査だ。天辺まで登ればいいのか?」
ユウヒの魔法による魔力を感じ取ったからか、いつの間にか周囲から蛇の気配は消えており、ユウヒの視界にも頂上まで敵対的な生物の存在は確認できない。ならばあとは調査だけだと歩を進めるユウヒに、周囲の精霊は慌ててついて行く。
<……!>
「頂上に井戸? なんでそんなところに……」
ユウヒの側に寄って来た青い精霊は、調査に向かう場所について説明をしている様で、それによると目的地には井戸があるらしく、丘の山頂にある井戸なんて珍しいと呟くユウヒは、何か問題解決の糸口がありそうだと自然その歩幅が大きくなるのであった。
いかがでしたでしょうか?
気を抜くとやらかすユウヒはスプラッターな光景を生み出しつつ、精霊の導きによって丘の頂上に向かう。次回も楽しんで貰えたら幸いです。
それでは、今日はこの辺で、皆さんの反応が貰えたら良いなと思いつつ、ごきげんよー




