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ワールズダスト ~砂の海と星屑の記憶~  作者: Hekuto


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123/149

第123話

 修正等完了しましたので投稿します。楽しんでいってね。



 軽いものも重いものも全てが吹き飛ばされ剥き出しになった岩盤の上に黒い影が落ちる。


 地平線に向かって真っ赤な日が急降下する中、長く伸びた陰の主が巨体を起こし、くぐもった音を鳴らして大きな一つ目に光を灯す。


「起動チェック……ヨシッ! 即席ゴーレム13号も行ってらっしゃい」


「ごーむ!」


 砂と岩で作られたゴーレムが立ち上がり産声を上げる。


 人の腕より長い腕、人の足より太く大地にしっかりと立つ脚、最低限の機能を与えられた体は滑らかでシンプル。ドーム状の頭を回すと、青い単眼を光らせて目的の物を捉えてすぐに腕を伸ばす。


 多関節の腕を滑らかに伸ばし、こちらも人より多い関節を持つ指で掴んだのはガッチガチに魔法で強化された巨大な石のハンマー。片方は平たく、反対側が尖ったそれはハンマーと言うにはあまりに大きく、3メートル以上あるゴーレムが掴み上げても大きく見える。



「あとは明日の朝までにどれだけ進むか、まぁあれだけ派手に壊してれば問題ないだろ」


 そんなゴーレムが13機、日の沈み始めた黒い岩盤の大地に向かって勢いよくハンマーを振り下ろす。振り下ろされるつど、すべての衝撃が一点に集中して異常に硬いはずの岩盤を大きく砕き吹き飛ばしていく。それはユウヒが作った魔法のハンマーによる効果であり、その一撃が大地に突き刺さる事で周囲には衝撃波が走る。


「……久しぶりのアミールは変わらず綺麗だったな。髪の毛がいつもにましてふわふわしてたけど、なんでだろ?寝起きだったかな」


 即席ゴーレムとは何なのか、その異常な性能に満足そうな笑みを浮かべたユウヒは、オレンジ色に染まる空を見上げてアミールを思い出す。


「でも通信がすぐ切れたって事はまだまだ何も変わってないって事だろうなぁ」


 いつもと変わらぬ美しさで輝く女神を思い出し、しかしどこか何時もと雰囲気が違ったなどと首を傾げるユウヒは、もう少し話していたかったと小さく肩を落とした。


 今回の依頼は砂の海に対する神の介入を拒む何かの調査とその危険物の回収、または破壊である。一時的に神の力が届きアミールとユウヒは話すことが出来たが、それもほんの短い間だけであり、【ハイパーケイン】と言う使い方によっては国も亡ぼすほど強力な魔法を使ってもそれだけと言うのは、異常を起こしている物がそれだけ強い影響を及ぼすものだと言う事でもある。


「通信の度にハイパーケイン使うわけにもいかないだろうし、そのレベルの何かが必要となると、ほいほい連絡できそうにないな」


 ユウヒもその事を理解して小さく溜息を洩らすと、今後アミールと連絡を取る難易度の高さに眉を顰めて困った様に呟くのだった。


 そんなユウヒが見上げる空では、高空をキラキラとした精霊の光がたくさん通り過ぎており、それは普段なら中々見れない幻想的な光景である。


<!!>


「あ、おかえり……どうだった?」


 その光が一つ、急停止したかと思うと勢いよくユウヒの目の前に落ちて来た。色からそれが風の精霊だと分かり、ユウヒは主語を端折って問いかける。その問いかけだけで十分会話話が成り立つからだ。


<……! ……!! ……!?!?>


<…………>


「人的被害は耳鳴りと頭痛と腰が抜けた人、あとは飛空艇がちょっと故障したくらいで問題なく飛んでいる……か」


 精霊達が空を縦横無尽に駆け巡っている原因はユウヒ、彼が使ったバカみたいな魔法の後始末と情報収集。風の精霊に続いて集まってくる精霊の声に耳を傾けるユウヒは、思ったほど被害が出ていないことに驚きつつ、しかし申し訳なさそうに眉尻を下げる。


 被害がほぼないと言っていい理由は、たくさんの精霊がユウヒの魔法を補助していたおかげであった。やり過ぎだと怒られるとばかり思っていたユウヒであるが、精霊は今回の魔法に対して非常に好意的であり、それはあれほど巨大で強力な魔法を、精霊の補助でどうにかできるレベルにまでコントロールできたことに対する正当な評価である。


 ユウヒが申し訳なさそうにする姿を見て、少し呆れた様に瞬く精霊の光には、欲張りや贅沢だと言った感情が乗っているようだ。


<……!! ……♪>


「水害地域で快晴? 王都で雨が降ってる? 珍しいの? 珍しいのか……大気の影響は甚大だな、ここも雨降りそうだし」


 そんな精霊の評価を聞いていないユウヒは、飛び込む様に現れた水の精霊からの報告を聞き始め、訝し気な表情を浮かべて空を見上げた。ユウヒが見上げた先には厚い雲が浮いており、それは発達しながら押し寄せて来ている。


 猛烈な嵐の発生、そして突然の消失は広大な砂の海の大気を乱し、普通なら起きない様な気象現象や季節外れの降雨を発生させていた。ユウヒの下に近ずく雨雲もその一つで、本来なら異常な標高を誇る森林山脈で足止めされるはずの湿った空気を、強制的に古戦場まで引き込んだようだ。


<♪>


<……>


「ふんふん、良い傾向ではあるのか……怪我の功名とまでは言えないにしろ悪い事にならないらな良いか、もうちょっと自重しよう」


 外れた箍を刺し直すユウヒであるが、異世界ワールズダストにとっては良い傾向であるらしく、砂の海に住む精霊としてはあと何回か【ハイパーケイン】を使ってほしいと言うのが本音である。


 しかしそれは本来精霊がやるべき仕事であり、またどんなに良い効果を及ぼすとは言え急激な変化は諸刃の剣、精霊の総意としては使ってほしくても、同様に頼り過ぎてははいけないという結論に至っている。


「……よし! 反省終了! 今日はテントで休もうね」


≪!!≫


 そんな事になっているなど知らないユウヒは、うんうんと唸ったかと思うと大きな声を上げて気分を変え、精霊に声をかけるとバイクの荷物入れからテントを取り出すために駆け出すのであった。





 ゴーレムは休まない。


 ゴーレムとは魔法により仮初の命を与えられた泥や石の人形であり、その命続く限り与えられた命令を愚直に遂行する。それが砂の海でのゴーレムと言うものであり、一般にゴーレム魔法として知られ、熟達したゴーレム使いは高度な命令魔法を駆使することによって柔軟にゴーレムを扱う。


 そう言った魔法士は人形使いなどとも呼ばれるが、ユウヒのゴーレムはまったくの別物である。


「ごーむ?」


 一般のゴーレムをラジコンだとしたら、ユウヒのゴーレムは自動運転車だろう。与えられた命令を愚直に遂行するのではなく、与えられた命令と条件から最良の結果を導き出すことが出来る。故にユウヒからのお願いを最良の結果にするために彼等は互いに得た情報を交換して最適解を出す。


「ごむごむ」


「ごむ!」


 日も落ち暗くなったことでゴーレムたちの表面からは魔力の粒子が吐き出され、周囲を青白く均一に照らす。それはユウヒの使う【ファイヤフライ】の魔法にも似ている。


 照らされた13機のゴーレムたちは単眼を瞬かせ、声を掛け合って相談を始める。


 あれはどうしたらいいのかと、


「アアアア」


 それは死霊スケルトン。


 広大な場所故に光の石で囲うにも大変な岩盤地帯。ユウヒはすでに早めの就寝に入り相談するわけにもいかない、故に彼等は自分たちで対処しなければいけないわけだが、彼等はすでに十分な力をユウヒに与えられている。


 魔法によって強化された鋼より硬く見た目より軽い石の装甲、内部を流れる砂による柔軟かつ素早い機動力、死霊の涙を複数用いて作られたゴーレムコアに込められた魔力は無補給でも百年稼働することを可能にしている上、不活性魔力吸収機構に魔力活性化装置、各種魔道具を内蔵することにより十分な戦闘が可能。


 とても土木用に作ったなどと言えない仕上がりである。故に彼等の死霊に対する行動ルーチンは一つ、それは殲滅。


「アアアアアァァ……?」


「ごむ!」


 暴風、軽い破砕音。砕け散る骨。


 ただ軽く振るわれた巨大なハンマーは、スケルトンに接触した瞬間衝撃波を生み出しその体を粉砕した。一機のゴーレムが先行してスケルトンを砕く、それを見ていたゴーレムたちは青い単眼を瞬かせ戦力計算を実施。


 極めて脆弱な敵対的存在とスケルトンを記録した彼らは、無数に表れ近付くスケルトンを補足すると青い目を赤く輝かせ、巨大なハンマーを持ち上げる。


 彼等に与えられた任務は辺り一帯の黒い岩盤の除去、その為に必要な行動計算の中に紛れ込んだ不確定要素は、遅延を発生させないためにも即座に排除する必要があった。夜明けとともに最高の結果をマスターユウヒに献上するべく、彼等は死霊の涙によって造られた巨大なゴーレムコアの出力を上げ、赤紫色の輝く粒子を関節から吐き出し始めるのであった。





 そして夜が明けた。


「おお、すごいな」


 驚くユウヒが目を向けた先には、聖域建築予定地を含む広大な土地一面に広がっていた黒い岩盤が掘り尽くされた光景が広がっており、あちこちに黒い岩の山が点在していた。その山の中には所々白い石ころとなったスケルトンの残骸も混ざっていたが、あまりに細かく砕かれていた事でユウヒは気が付かなかった。


「いっぱい掘れたね? まさか朝までに終わるとは思わなかったよ、頑張ったね」


「ごむ! ……ごむむ」


 ユウヒの称賛に体を震わせるゴーレムたち、その体はずいぶんと煤けており、一部焦げ跡のような跡も出来ていた。その姿に何となく状況を察したユウヒは、頭の中でゴーレム強化案考えながらゴーレムから差し出された黒い石を両手で持ち上げる。


「これか……うん、これ前に見つけた黒い石とほとんど一緒だ。不活性魔力の吸収と毒電波が発生してる」


 差し出されたのは黒い岩盤の一部、より深い場所から採掘されたものだ。黒い岩盤層を軽く調べたユウヒは、違和感の正体に気が付き、より詳しく調べるために深い場所の岩盤をゴーレムに求めていたのだ。


 その結果は、地球を襲ったドームの先で問題になっていた黒い石と同じ性質の石であり、地球でも不活性魔力対策に利用されたそれは、ただそこにあるだけで随分と周囲に悪影響を振り撒く。どうやら古戦場と言う場所の異常は、大半がこの石による影響が大きそうである。


「放置は不味いだろうから上に全部持って行ってくれる? あとで加工するから」


「ごむ!」


 上と言われて理解したゴーレムたちはいっせいに行動を開始する。


 魔法によって上空に吹き飛ばされた砂や石は、中心にこそ降って来なかったが聖域予定地の周りにはたくさん降り積もっており、それにより岩盤層の周りは小さな盆地になっていた。上と言うのはその降り積もった砂や石の地面の事であり、まるでカルデラのような構造になった斜面にゴーレムたちは道を作り始める。


「とりあえずこのくらい掘れば良いかな?」


<!!>


 ゴーレムを見送り、聖域予定地の中心に立ったユウヒは地面を触りながら精霊に声をかけるが、その返答はユウヒが想像したものとは違った。


「もう少し掘りたいの?」


 どうやら精霊としてはまだ下まで掘って欲しいようで、黒い岩盤層の下から現れたは灰色の岩盤層の上で青色の精霊達が飛び跳ねている。


<……!!>


「地下に大きな水源があるのか……確かに聖域には水源が欲しいとは思うな」


 水の精霊達が言うには灰色の岩盤層の下には大量の水が流れているらしく、その水を聖域に用いてほしい様だ。


 話を聞いたユウヒは少しめんどくさげに眉を寄せるが、暑く乾いた大地は夜に一雨降った程度で潤いはしない。そんな場所で作業するのはユウヒにとっても辛く、そこに水を引き込めると言うのであれば、ユウヒにも断る理由は無い。


 なんだったら水で溢れる聖域を作って水浴びもしたいと、埃っぽい風を頬で受けながらユウヒは頭を見せた日の光に目を細める。


≪!!≫


「この穴をもっと深く掘ればいいの? 君らでどうにかならんの?」


 しかし、水源がそこにあると分かっているのであれば、精霊だけでどうにかならないのかと首を傾げるユウヒ。特に穴を掘るのが嫌だとか言うわけではないが、すでに足元の岩盤には、ゴーレムたちの掘削の衝撃によって大きく深い罅が入っており、もう少し割れ目を広げてあげれば良さそうにも見えるのだ。


 この場にはたくさんの土の精霊もいるし、ユウヒに着いてきた水の精霊の姿もある、彼女達が自分たちで水源を用意した方が何かと便利なのではないかと思うユウヒであるが、彼女達が頼む理由は水以外にある様だ。


<……>

<…………>


 明らかに何か隠した様子で話す精霊達をじっと見詰めるユウヒ。その視線から逃れる様に動く精霊達はそれでもユウヒの魔法で水を汲み上げて欲しそうに囁く。


「魔法でやって欲しいの? うーん、ハイパーケインでも岩盤は掘れないしなぁ」


 嫌というわけではないが、どうしても魔法でという精霊達に不審な目を向けつつ、実際に岩盤の下にある水源まで穴をあけるならどうするかと悩むユウヒ。ゴーレムたちに頼めばすぐにでも取り掛かってくれそうではあるが、その分時間はかかるだろう。


 多少時間がかかってもと思うが、ユウヒとしてはここまで急いできたのだからさっさと終わらせて暑すぎる古戦場から出たい。水浴びする時間は長くても、水を用意する時間は短い方が良いと言うのは、夏場なら誰しも思う事だ。


 そうなると一発強力な魔法をとも思うわけで、


≪!?!?≫


「ええ、絶対だめ? 禁止? そっか禁止かぁ」


 しかしハイパーケインと言う言葉に過剰反応した精霊達の静止によって、緩みそうになった箍はしっかりと自重を働かせることに成功した。ハイパーケインの魔法は精霊達にとって好転的な作用を生み出したが、だからと言って同じ場所で連発されても困ると言うもの、何事も用法容量を守る事は必要なのだ。


 ならばどうするかと空を見上げたユウヒは、昨日より少し綺麗な古戦場の空気で鮮やかに見える青く清々しい空に目を細め思いつく。


「……あ! 宝玉の再現とかしたらいいんじゃない?」


<???>


 それは宝玉の再現、正確には宝玉が起こした水の爆発と言う特殊な現象の再現である。


「魔法単体だと不安だから、宝玉のかわり……良いのがあるじゃないか」


 本来、液体は空気と違ってはどんなに圧力を加えたところでその体積はほぼ変わらない。故に空気の様に圧縮された水が、一気に解放されて爆発するなんてことは自然に発生しないのだが、別空間に水を保管するという魔法が使われた事で疑似的に再現できてしまったのが、トルソラリス王国を襲った災害の原因である。


 地球でも圧縮された空気による爆発事故と言うのは度々起こるが、それでも火薬などを用いた爆発に比べれば、その威力はたかが知れている。だが、もし液体と言う高質量体を気体と同等に圧縮して爆発させた場合、その威力は気体の比ではない。


 その爆発を再現する為に用いられる複数の魔法、その魔法を安定的に利用する為の核として使われるのは、ゴーレムに利用してもなお大量に余っている死霊の涙。この死霊の涙は偶然か必然か、物質を別空間に圧縮保存するという魔法と親和性があり、何ら問題なく危険な魔法兵器に姿を変えてしまう。


「それじゃ入れるぞ?」


<!!>


 あっという間に作り上げたのは小さな円柱形の物体、怪しく紫色に輝くそれを、ユウヒは精霊に一声かけて地面の亀裂に入れる。それなりに深い場所まで届く亀裂の中に入った危険物は、土の精霊の導きによって岩盤の奥深いところまで落ちていく。


 亀裂の中に手作り危険物を入れた瞬間、逃げる為に走り出したユウヒを衝撃が襲ったのは5秒後、あまりに短いためにそれほど離れられなかったユウヒの背後で強烈な振動が発生した。


≪!!≫


「ほわぁ!?」


 圧縮された水の瞬間的開放と言うのがどれほど危険な行為なのか、身をもって体験したユウヒは、弾け飛ぶ岩盤と吹き出す水に押された空気の壁により宙を舞う。精霊という魔力の塊である精神生命体ならその程度の衝撃でどうこうなる事は無いが、生身の人間ではそう言うわけにいかない。


 念のためにと周囲に浮かしていた【小盾】は素早く動くとユウヒを突き飛ばし、そのまま【水衣】を突き破って飛んで来た岩盤の欠片を受けて明後日の方向に吹き飛ばされ、吹き出した水の水圧によって更に吹き飛ばされるユウヒは、縦に回転しながら空中で【大楯】に受け止められ救助される。


「ナイス大楯! ……すげぇ威力、こりゃ街も地面も壊れるわけだ」


 褒められた大楯が嬉しそうにも見える中、宙に浮いた大楯から下を覗いたユウヒは、一トンほど水の力で深くバラバラに吹き飛んだ地面を見て目を見開く。広範囲に渡ってまるで蜘蛛の巣の様にひび割れた岩盤の中央には、ちょっとした戸建て住宅が一軒すっぽり入ってしまうような大穴が開いており、その奥からは勢いよく水が吹き上がっているのだ。


 たった一トンの水でそうなるのだから、宝玉の中に入れられていた水が噴き出したとしたら、たとえその水の吹き出しが段階的に噴き出したとしても、その被害は途方もないものになるだろう。また宝玉はたくさんあったのだから、トルソラリス王国の南半分の土地が機能不全に陥ったとしても何ら可笑しい話ではなく、寧ろ今も復興が出来ているのは奇跡に近い。


 そうユウヒは肌で感じた。と同時に、全身のあちこちに感じる痛みに溜息を洩らし、致命傷にならずとも地味に痛い体で大楯の上に寝転ぶと、自重を更に心がけるのであった。



 いかがでしたでしょうか?


 ゆるゆるに緩んだネジが少しずつ増し締めされているユウヒ、自滅しかねない行動の連続は目に余るが、その姿を確認しているのは精霊だけである。某金の女神の目に留まれば卒倒するだろうし、某先輩女神の目に留まれば歓喜するところだ。


 目指せ書籍化、応援してもらえたら幸いです。それでは次回もお楽しみに!さようならー

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