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第12話

 修正等完了しましたので投稿します。楽しんでいってね。





 ユウヒが次なる危険物を探すために訪れた砂の海の季節は乾期、雨の少ないこの季節は日陰の中に入ると驚くほど涼しく、スルビルの建物は室内を風が良く通り抜ける構造が多く室内は思った以上に涼しい。


「歩きで行くと半日かかるのか、探す事も考えると野宿確定かな?」


 町の周囲を覆う高い壁にはあちこちに大きな窓が設置され、砂の海から吹いてくる風は複雑な構造の窓の中を通って街の中を通り過ぎて行く。その風を取り込んだ石造りのサルベリス邸の広い応接室では、大きな机に広げられた羊皮紙に描かれた地図をユウヒが見詰めている。


「近くに漁村がありますが、たぶん宿は無いと思います」


「屋根を借りられたらって、ところか……」


 すでに目的地へのルートや距離、必要な時間についてはユウヒの側に居る使用人の女性が説明した様で、目的の場所まで半日は歩き調査と帰りの時間も考えると泊りがけになるが、近場に宿泊施設などなく、民家を頼れなければ野宿は確定の様だ。


「今は雨期ではないので多少は問題ないと思いますが……」


「雨期じゃないなら野宿でも良いか」


 砂漠ばかりの砂の海とは言え雨期になれば雨も降り、地域によって一年の大半が雨の場所もある。そんな砂の海でも比較的乾期の長いサルベリス領であれば、雨を気にすることなく野宿することも可能と言えば可能だ。


「オアシス以外での野宿は危のうございますよ?」


 しかし、整備されたオアシスと違い何もない砂漠や岩場での野宿は野生生物に襲われる危険性が高い。地球でもキャンプ地をクマに襲われたり、海外であれば虎や豹なども出るかもしれないがここは異世界ワールズダスト、魔力の影響下で生まれるより恐ろしい生物がいてもおかしくはない。


「そうかぁ……まぁ様子見ながらかな、一応ジェギソンさんも気絶するくらいの結界があるからね」


「まあ!」


「旦那勘弁してくれよ」


 以前旅した場所でも思わぬ獣の群れに襲われた経験があるユウヒは、そう言った事も考えて結界の魔道具を地球から持ってきたのだった。ジェギソンも一発で気絶することとなった魔道具は、自らの身を守る為にユウヒもあまり自重していない逸品である。


「お待たせしました」


 一緒に地図を見てアドバイスをしていたジェギソンが、使用人の女性達に微笑まし気な目を向けられ恥ずかしそうに肩を落としていると、着替えのために席を外していたシャラハが姿を現し、振り返ったユウヒの視線の先で彼女は楽し気な応接室の雰囲気に微笑みを浮かべていた。


「お、可愛い服だな」


「ありがとうございます」


「あらあら」


 ユウヒの傍まで静かに歩いてくるシャラハは、旅の間のクリーム色に近い白の装いから、白地に刺繍で青い図柄が細密に施されたワンピースに近い服を着替えており、大きく開いた胸元や背中を隠す様に大きめのショールを肩に掛けている。しかし黒いショールの生地は薄く透けている為、大きく開いた背中は色っぽく、胸元に関しては隠すつもりも無いのかショールも掛かっておらず、その美しさにユウヒは特に何か邪な感情を思うことなく素直な感想を洩らす。


「役に立っておりますか?」


「ええ、メイドさんも色々教えてくれて助かっているよ」


「恐れ入ります」


 ユウヒの誉め言葉に裏が無い事を感じ取ったのか純粋な笑顔を浮かべるシャラハは、周囲を見回し主語を抜いて問いかける。その場に居合わせる使用人の女性は三人、それぞれに違った雰囲気のある女性達で、ユウヒの返答に小さく頭を下げているが、彼の視界の外に立っているジェギソンは、主人の言葉からその思惑を見透かし呆れた表情を浮かべていた。


「それならよかった。依頼の方は何とかなりそうですか?」


「場所はわかったけど、物がそれなりの大きさらしいから普通にやったらあまり実入りは良くないかも、あとは運かなぁ?」


 ニコニコとした表情の奥でジェギソンへの折檻を考えるシャラハの問いかけに、ユウヒは少し首を傾げながら問題は無さそうだと話すも、何かまだ気になることがあるのか机の上の地図をじっと見つめる。


「大丈夫か? 冒険者が失敗続きって事は大方ワームか何かが出るぞ? つっても魔法使いの旦那にそれを言うのはって感じもするが」


「荒事なら多少は自信あるからな」


 またジェギソン曰く、何度も冒険者が依頼を失敗しているという事は、脅威となる魔物が潜んでいる可能性が高いという。事実、依頼書にもその辺のことが触れられているが、可笑しなことに明確な原因は不明とされていた。しかしユウヒはこれまでに様々な脅威と戦ってきた実績がある為、不意打ちにさえ気を付ければ大丈夫だろうと数日前に見た光線を思い浮かべ鼻息を洩らす。


「出来る事ならご一緒したかったのですが……」


「お嬢様?」


「はいはい、わかっています」


「本当でしょうか?」


 今考えてもホバーバイクから飛び降りると言う対応は最善だったと考えるユウヒが、しかし感情としては別であると肩を落とす中、おてんばお嬢様の残念がる姿に周囲から様々な視線が集まり、その大半が自重を促すものであることにシャラハユウヒと似た様に溜息を洩らし肩を落とす。


「口先だけだなこりゃ」


「もう!」


 自分と同じように肩を落としているシャラハに目を向けるユウヒは、彼女の性格を把握出来て来たのか苦笑を洩らし、


「仲いいんだな」


「……もぅ、ユウヒさんはお腹減っていませんか?」


 ジェギソンのツッコミに怒って見せる少女らしい彼女を微笑まし気に見詰める。まったく邪気の無い彼の言葉と表情に、取り繕う事を忘れたシャラハは顔を僅かに赤くすると小さく声を洩らしながらユウヒから顔を逸らし話も逸らす。


「まぁまぁかな?」


 急にお腹の具合について問われたユウヒは目を瞬かせると、お腹を摩りまぁまぁと呟く。


「そうですか、お父様が是非夕食をご一緒したいとのことで、少し遅くなりそうなんです。言ってもらえれば軽食をご用意しますので言ってください」


「待つのは良いけど、あまりマナーには期待しないでくれると嬉しいな」


 そこまで食欲に対して強い感情を持たないユウヒは、夕食の時間が多少遅くなっても特に気にしない様で、それよりも貴族の食事マナーについて気になっている様だ。地球の上流階級のマナーも不安なのに異世界のマナー、ユウヒとしてはそこが一番気になるところの様である。


「お父様なら大丈夫ですわ、たまにご自分で大衆酒場に顔を出す様な人ですから」


「それならいいのかな? うーん、まぁいいか。それならちょっと外をぶらついて来たいんだけど大丈夫かな?」


 可笑しそうに笑うシャラハ曰く、彼女の父親はずいぶん庶民と近い場所で交流する人物のようで、そこまでマナーを相手に強要するタイプでは無いという。若干の不安を感じつつも彼女の言葉を信じる事にしたユウヒは、まだしばらく時間に余裕があると聞いてまだ日の明るい応接室の外に目を向け、拭き込んでくる柔らかな風に目を細めながら散歩に思いを馳せる。


「ええ、日が落ちる前に戻って来てもらえれば」


「了解、ちょっと行ってくるよ」


 散歩に行きたいというユウヒに対して返答するシャラハは、先ほどまでより少し声に張りが無く、しかしそんな彼女の変化に気が付かないユウヒは、小柄な使用人に先導されながら応接室から出て行く。


「……お話、したかったのに」


「お嬢様、ずいぶんお気に入りのようで」


 ユウヒの姿が見えなくなり、足音が聞こえなくなると見送っていたシャラハは残念そうに呟き、年相応の幼さを感じる表情で唇を窄めて見せる。その姿を見て珍しそうに眉を上げる使用人の女性は、シャラハの肩にかけられたショールを整えながら楽しそうに声を掛けた。


「……お話していて楽しい方ですから」


「不思議な御仁だよ、なんだか浮世離れした雰囲気もあるしよ」


 何がどう珍しいのか、本人も使用人の言いたい事には思い当たる節があるらしく、使用人にちらりと視線を向けるとそっぽ向いてユウヒを楽しい人だと言うシャラハ。何がうれしいのかニコニコと笑みを浮かべる使用人は同僚と共に机の上の地図を片付け始め、その様子を見ていたジェギソンは、ユウヒの事を浮世離れしていると評する。


「……それって、悪口ですか?」


「え!? 褒めてるつもりなんだけどなぁ」


 事実、異世界の浮世から離れているというのは、ユウヒを表す言葉として正しくもあるが、板張り地図を包む布地を抱える使用人の女性にとってはまるで悪口のように聞こえたようだ。シャラハも、彼女のショールを整え地図の片付けを手伝う使用人の女性も同様だったようで、彼女達の視線に驚いた表情を浮かべるジェギソンは困った様に頭を掻くのだった。





 ジェギソンがどこからか視線を感じて背筋に冷たいものを感じている一方で、使用人の付き添いを断ったユウヒは一人で街へと降りていた。


「荷物減らし過ぎも良くないな、筆記用具ぐらい調達しないと」


 街の中でも小高い場所にあるシャラハのサルベリス邸から街に降りてきたユウヒは、軽いバッグを揺らしながら必要な物を思い浮かべ、そんな買い物リストを書いておくための筆記用具くらい持ってくればよかった溜息を洩らしている。普段はスマホでメモする彼であるが、機械文明が発展して無さそうな異世界でスマホを持ち歩くのは色々な意味で不便だからと置いてきたようだ。


「紙とペン……作った方が早いか、木材と炭と粘土くらいあればなんとかなるだろ」


 以前訪れた地では紙は高級品であり、シャラハに見せてもらった大きな地図も羊皮紙を木の板に張ったものであった。その事から求める品質のものが手に入らないであろうと考えたユウヒは、自前の魔法で筆記具に関しても揃えようとため息を洩らすが、その顔は楽しそうである。


「お外に素材を探しに行っても良いけど、今からじゃちょっと遅くなるか」


 スローターワームと対峙したオアシス周辺と違い、植物や動物の姿が見られる街周辺であれば、何か有用な材料も見つかるかもしれないと街を覆う壁に目を向けるユウヒであるが、流石に街の外を散策する時間は無さそうだと、傾き始めた太陽を見上げ目を細めた。


「まぁお外も荒れ地が多いし、好き勝手やるのもまずいかな?」


 自分を誤魔化す様に呟きながら街を歩くユウヒであるが、その言葉は正しく街の周辺で許可なく木材の伐採など行うと罰せられる可能性が高い。一方で魔物の狩りや駆除に関しては特に取り決めは無く、寧ろ外壁周辺で魔物を見つけた場合は討伐が推奨されている。


「ユウヒさん?」


「おや?」


 領主の私兵が毎日見回りしても出てくる魔物は、冒険者が小銭稼ぎに狩ることが多く、そんな冒険者であるチルとアダは、ユウヒの視線の先で薄手の外套を揺らし歩いて来ていた。ユウヒの姿に気が付くと声を掛けると共に手を振る二人は、蒸し風呂屋で旅の垢を落として来たのか肌が艶々している。


「どうしたんだい? 追い出されたのかい?」


「姉さん!」


「冗談だって」


 一人街をふらふら歩くユウヒの姿に小首を傾げるアダの冗談に声を荒げるチル。仲のよさそうな二人の前で足を止めたユウヒは、二人からほのかに香る花や果物の様な香りに目を瞬かせると何事か思いついたのか一人頷き、少し自分の体の匂いを気にして鼻を鳴らす。


「晩御飯が遅くなるらしくてな、それまでお外を見て回ろうかと」


 チルからジト目を貰うアダは、ユウヒに何かを訴えるような視線を向け、その視線の意味を理解したユウヒは苦笑を洩らしながら散歩していた理由について話し、話題が変わったことでジト目を向ける事を止めたチルに微笑むユウヒは、アダから投げかけられるウィンクに肩を竦めて見せた。


「そんなふらふら歩いてたら財布スラれっちまうよ?」


「あーそれはお勧めしないな、お財布代わりの入れ物に魔法掛けてるからバチっとすると思う」


 そんなユウヒの姿は、傍から見ると随分隙の多い歩き方をしているように見える様で、アダの言葉から分かる通り大きな壁に囲まれ平和そうに見える街であっても、スリなどの犯罪を行う者はそれなりに居るようで、しかしユウヒから物を奪うのはずいぶんリスクが高そうである。


「もも、もしかしてジェギソンさんを倒した魔法ですか!?」


「そうだけど、倒したのは精霊だよ? あの子たちが魔法を上乗せしたみたいだからね」


 元々、傭兵である両親に紛争地帯を連れまわされた経験から危機管理能力の高いユウヒは、常に【探知】の魔法で周囲を警戒しており、周囲に悪意を感じれば彼の勘と視界に踊る魔法の知らせにより即時対応可能。さらにその警戒網を突破して彼の巾着袋を手にしたとしても待っているのはジェギソンを屠った魔法の一撃、大体の主犯は精霊であるがそれでも銀貨の入った巾着袋を手から取り落とすには十分な威力であろう。


「でも威力以外は同じなんですよね? どんな魔法か気になります」


「そう言うの聞いていいのかい?」


「それは……」


 魔法使いに魔法の詳細を聞いたところで怒られるか袖にされるか、真面な返答は先ず返ってこない。普段からチルが話す魔法についての話を思い出すアダの問いかけに言葉を濁すチル、ユウヒと言う不思議な魔法使いと出会った事で彼女は常識を少し忘れていた様だ。


「隠すものでもないけど、ショックと言う速射魔法だよ、威力はないけど素早く発動できて便利だよ、ツッコミとかに」


 彼女の知る逸話の中には、無理に魔法使いからその秘術を聞き出そうとした王がその身で魔法を体験することになったと言う話もあるくらいに、砂の海と言う地域で魔法使いの魔法は特別なのである。しかしそこはユウヒ、アダとチルのやり取りに小首を傾げると【ショック】の魔法について簡単な説明を行う。


「……魔法なんだよね?」


「魔法だね?」


 驚き目を見開くチルは慌ててバッグから羊皮紙の筒を取り出すと板を当ててメモを取り出す。そんな様子を生暖かい目で見下ろすアダは、ユウヒに確認する様に問いかける。ツッコミに使える魔法と言うのが想像できなかったようだが、キョトンとした表情で頷くユウヒに彼女は少し頭を抱えるが、事実として今までに何度となく忍者達にツッコミを入れてきた由緒正しき? 魔法であるので間違いではない。


「ショック、聞いたことない魔法です」


「びりっとさせて気絶させるんだけど、そう言う魔法は無いの?」


 ユウヒの認識は根本的なところから歪んでいるが、魔法自体は元々クロモリと言うゲーム、ひいてはその元となった異世界に存在したものである。多少変質していても大きくは変わらないが、電気ショックが元になったショックと言う魔法は砂の海にはないようだ。


「びりっとですか……聞いたことないですね。姉さん何か知ってます?」


 ならば似た様な魔法は無いのかと、探求心が少し擽られたユウヒの質問にチルは首を傾げるとアダを見上げ問いかける。彼女はエルフ、それなりに人生経験は長く、時間的にも環境的にもチルより知識量は多い。


「そうだねぇ? びりっとかぁ……あ! 確か一部の聖域では変なところに入るとびりっとした感じで痺れる場所があったね、あとはドワーフの機工兵がそんな武器を持ってるよ」


 そんな褐色エルフであるアダの記憶の中を探れば、びりっと来る現象に幾つか思い当たるものがあったようだ。


「聖域にドワーフの武器ですか、エルフの聖域だと精霊関連でしょうから、そちらは置いとくとして」


 エルフの聖域とは、砂の海と言う地域で珍しく精霊が多く住む場所や伝統的に守り継ぐ場所のことである。エルフは砂の海でも割と多く住んでいるが、小さなコミュニティをいくつも形成してあちこちで聖域を守っている為、知られていることは非常に少なく、知ることの出来る話と言えば、大半がアダの様な旅エルフから聞いた内容を学者が纏めた書籍によるものぐらいであった。


「……(置いとくんだ、未知すぎるってことかな?)」


<!?……>


 それ故に考えることを早々に放棄したチルであるが、偶然ユウヒと共に話を聞いていた精霊は、まるで除け者にされたような気分になり驚きと悲しみの感情を振りまくと、ふらふらとユウヒの肩に落ちて来て光量を落として動かなくなってしまう。


「ドワーフだと超古代文明の遺物でしょうか」


「たぶんそうじゃないかね? あいつらそう言うの好きだからね、厄介なんだよあの武器、即死なんてことも無いし少し火傷する程度だけど腕に受けると痺れて武器を取り落としちまうんだ」


 一方でドワーフについては国も大きく、軍事力として誇示する遺物の話は酒場の話題として良く話される。遺物を調査して現代の技術で再現した武器はドワーフの国で盛んに作られ、軍に正式採用された武器の中にはアダの言うようなショックに似た性能を持つ物も存在する様で、実際に攻撃を受けたことがあるらしいアダは、その時の事を思い出したのか腕をさすりながら嫌そうな表情を浮かべた。


「なるほど、ならその武器に近いと思いますよ? ショックの場合痺れるより先に跳ね飛ばしますけど」


「それはそれで怖いよ」


 二人の話に目を光らせるユウヒは、ドワーフの国と言うワードを心の訪問予定リストに書き込むと、アダの記憶にある武器とショックの類似点に頷き、しかしショックの場合は跳ね飛ばす力の方が強いと言ってユウヒはアダの表情を引きつらせる。


 尚、どうでも良い事であるが、精霊たちが力を上乗せしたショックは衝撃よりもより痺れる様に加工されており、ユウヒが忍者達に放つ時も痺れる様に変化して放たれているが、特に他意はない。他意はないのだが某忍者達曰く、自分たちじゃなければ死んでいると言わしめる威力がその痺れにはある様だ。



 いかがでしたでしょうか?


 冒険者としての依頼も何とかなりそうだが何やら気になる事のありそうなユウヒ、そんな彼をどんな料理が待っているのか、次回もお楽しみにしてもらえたら幸いです。


 それでは、今日はこの辺で、皆さんの反応が貰えたら良いなと思いつつ、ごきげんよー

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