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何気ない日常を妻を通して綴ってゆくノンフィクションエッセイをあなたに。
僕は毎日、夕食をつくる。妻は料理が苦手だ。
それと妻はよくリビングで眠る。そのため僕はダブルベッドに一人寝入ることが多い。隣にはシャチのぬいぐるみと柴わんこのぬいぐるみが寝そべっている。数ヶ月前にゲーセンで取ったやつだ。たまに隣で寝てくれるが脚が飛んでくる。妻はとても寝相が悪いのだ。僕は0時に寝て5時に起きるのだが、妻はギリギリまで眠る派だ。基本、何をしても起きないが、朝食の匂いで飛び起きる。そんな本能で動く妻が最高に愛おしい。これだから兼業主夫はやめられない。