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【電子書籍化】理想の悪役令嬢にどうしてなれないの!〜なぜかヒロインのように溺愛されています〜【web版】  作者: やきいもほくほく
悪役令嬢はヒロイン気質!?

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65/84

65.皆の為にやるべき事は何ですか?



「……それに、わたくし変な夢を見たわ!何度も何度も乙女ゲームをやり直すエレナと、ビアンカの夢を!」


「ッ、私も見たわ!!」



きっと自分と同じように、ビアンカもあの夢を見たのだろう。



「もしかして、エレナ様は時が巻き戻らない事を焦っているの?」


「そうかもしれないわ」



エレナはエンディングを迎えたのにも関わらず、時が戻らない事に焦っているのかもしれない。


ラヴィーニアやビアンカをリスクを承知で呼び出したのは、その原因を探る為だとしたら……。



「あのね……ビアンカ。これ以上、ビアンカやエミリーのような犠牲を出したくないの」



前のラヴィーニアの記憶を見てから、感情に引き摺られるように心の中に怒りが満ちていた。


エレナは自分の欲望の為に、色んな人を巻き込み傷つけている。


エミリーもビアンカも、光魔法がなかったら治らなかったかもしれない。

それに光魔法も万能ではない。

エレナがこのまま動き続ければ、被害を受ける人も増えていく。

フィンも利用されてしまうかもしれない。


(……皆に何かあると思うと、怖い)


ビアンカの手を握る。

温かい体温を感じて安心から涙が溢れた。


(ビアンカが無事で本当に良かった……)



「……ラヴィーニア」



微かに手が震えていたが振り払うように立ち上がった。



「ビアンカ……!手を打ちましょう」


「勿論よ」


「これ以上、皆が悲しむ姿は見たくないの!!」



二人は手を握り、強く頷いた。


そして部屋に入ってきたメリーによって、ビアンカが目覚めた事が皆に伝えられたのだった。


ビアンカは慌てて部屋に入ってきた国王と抱き合いながら、目が覚めた事を喜び合った。



「お父様、お話があります!」


「ビアンカ……?」


「その前に、わたくしが言う人物を集めてください!ディーゴ、協力して」


「分かった……!」  




ーーー次の日




ビアンカとラヴィーニアは、ステファノ、フィン、ジューリオ、そしてエミリーを呼び出すように頼んだ。


ビアンカの部屋に皆が集まったのを確認して、ゆっくりと息を吐き出す。


皆の視線が此方に集まっている。


今は、緊張している場合ではない。

オロオロしていても状況は変わらない。

今やらなければ、いつやるのだ。


(私が、私が頑張らなくちゃ……!!)


自分を奮起させるように心の中で呟いた。



「……皆さん聞いてください。今から話す事は、信じられないかもしれません!でもこれ以上、誰も傷つけたくないんですッ!!」



真剣で力強い言葉に、皆が頷いた。


エレナは自分の目的の為に、ラヴィーニアとビアンカが邪魔だった事。

闇魔法でアルノルドとエミリーの感情を傾けて、ラヴィーニア達を排除させようとした事。


乙女ゲームの内容は上手く伏せて、話せるギリギリまで話した。

そしてビアンカも咳き込みながら、倒れる前に自分の身に起こった事を話していく。



「エレナ様は、闇魔法が使える事を上手く隠せるようなのです」


「……しかしエレナという少女は、影と国家魔法師立ち合いの元、詳しく調べられました」


「闇魔法の痕跡は見当たりませんでした」


「彼女の属性は火と水でしたから……」



ディーゴとメリーが資料を見ながら言った。

エミリーの件で影と魔法師が学園に赴き調査をしたのだ。

そして彼女の家族も仲の良い人物、全てを調べ上げたはずだった。


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