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【電子書籍化】理想の悪役令嬢にどうしてなれないの!〜なぜかヒロインのように溺愛されています〜【web版】  作者: やきいもほくほく
悪役令嬢はヒロイン気質!?

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61.ラヴィーニアside②


今度もまたアルノルドの聞き飽きた台詞で、ラヴィーニアの人生は始まった。


そんなアルノルドの相手も3回目ともなると面倒になり、アルノルドを無言で殴り飛ばしてから、学園に行く前に周囲にはバレないよう禁術に関する本を読み漁った。


そのまま流れるように学園に入学すると、やはりエレナはまた違う相手と共にいて、ステファノともアルノルドとも恋仲にならなかった。


(ディー・イルムナ……何者かしら)


入学してから暫く経った時だった。



「……どうして!?どうしてなのッ!?あの女は、お兄様を狙っていた筈でしょう!?!?」


「落ち着いてください、ビアンカ様!」


「なんでディーゴと一緒にいるのよッ!」


「ビアンカ様、あのエレナという御令嬢はステファノ殿下との関わりは殆ど無く……」


「嘘ッ……!嘘よ!私は確かにお兄様とあの女が結ばれるのを見たのに!!」



取り乱しているビアンカとメリーという女子生徒が話しているのを偶然聞いたのだった。

そしてディーゴは王家の影でステファノの護衛だという事が判明した。


(王女殿下は、わたくしと全く同じ事を経験しているのかもしれない)


それに気付いて、すぐに動いた。



「王女殿下、ごきげんよう」


「貴女は……?」


「ラヴィーニア・ロンバルディです」


「クラスも違う貴女が、わたくしに何の用ですか?」


「単刀直入に言います。わたくしもビアンカ王女と同じ経験をいたしました」


「!!」


「……あの女、エレナが婚約者であるアルノルド様と結ばれるのを見たのです」


「まさか貴女も!?」


「情報を交換を致しませんか……?」


「……っ、話を聞かせて頂戴!!!」



それからビアンカと何度も顔を合わせて、エレナの動向を追った。

やはりビアンカも過去に戻り、驚いたのだという。

そしてエレナの元に行ったところ、自分と全く同じ事を言われたのだそうだ。



「禁術か呪いの類かと思い調べたのですが、わたくしが閲覧出来る範囲では限界がありまして……」


「いいわ……!お父様に許可を取るから王城の書庫にいらっしゃい」


「助かります」


「あの女を、ディーゴから引き離す為には何だってやるわ!」



ビアンカの協力のお陰で王家の書庫に入ることが出来た。

毎日いろんな書物を読み漁った。

しかしエレナの事に関しての有力な情報を得る事は出来なかった。


それと同時進行でビアンカと協力しながらも、エレナの邪魔をして何とかディーゴと引き離せたのは良かったが……。



「ーーー嫌よッ!まさか、ディーゴがあの女を庇って亡くなるなんてっ!!」


「ビアンカ様……」


「ラヴィーニア様っ!!わたくし悔しくてなりませんわ!!どうしてディーゴがこんな目にッ」



ビアンカはその場で泣き崩れていた。

エレナとディーゴが結ばれるのを邪魔したせいで、最悪すぎる結末を招いてしまったのだ。

その時、エレナが唖然とするビアンカの前で呟いたのだ。

「あーあ、バッドエンドになっちゃったじゃない……」と。



「あの女、何者なの!?どうして、どうしてこんな事が出来るのよ……ッ!!」



ーーーそんな時だった



またいつものように地面が崩れた。

ビアンカと手を繋ぎ、頷いた。


(今度こそ、この悪夢から抜け出してみせる……!)


そしてまた、同じ場面に引き戻されてアルノルドを無視して立ち去った後、すぐに風魔法で連絡を取り、ビアンカの元へと向かった。



「ビアンカ様……!」


「ラヴィーニア様!!」



二人で抱き合った。

ビアンカはディーゴが以前のままの姿で生き返ったのだと教えてくれたのだ。



「対策を練りましょう……!これ以上、あの女の好きにはさせないわ」


「えぇ……今回は間違わない。時間は限られているわ。早く動きましょう!!」



今までに分かった事を紙に書き出していた。

ラヴィーニアかビアンカの近しい人物がエレナと恋仲になる可能性が高い事。

一度結ばれたら、その人物とは結ばれない事。


目的はハッキリと分からないが、もしビアンカやラヴィーニアが邪魔に入れば、エレナに選ばれた人が不幸の道を辿ってしまう可能性がある。


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