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更生プロジェクト  作者: 榊 真二
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始まりという名の序章

今回はサブタイトルように序章です。なのでさらっと読めてしまいあらすじでネタバレだろって気になるかもしれませんがご了承願います。

俺は赤島修。この高校、緑原高校に通う生徒だ。この学校には頭が可笑しい人間がたくさんいる。先生の顔をグーパンで殴ったり、カッターナイフをズボンのポケットに4つずつ隠し持っていたり、さらには小便器で大便をするものまで…。…いや頭可笑しいだろ。なんでポケットにカッターナイフが4本ずつ入ってるんだよ。しかも小便器で大便するのに関しては幼稚園や保育園に通ってないだろ。まあそんな奴らがいる学校に俺は通っている。正直通いたくねえよ。そしてまた、俺の友達(仮)にもそんな奴が…。

「おっはよー!修!」

と言いつつ本気で顔にグーパンを入れ込もうと…。

「何してんだよ!殺しゅきか!」

「噛んでるw」

「仕方ないだろ!毎朝こんなことやられても慣れねえよ!」

「俺の究極のコミュニケーション方法が!」

「どこかだよ!」

こいつは鏡和久。暴力と言う名のコミュニケーション方法をとるアホ。…どういう教育受けてんだよ。

「朝から止めろよ。本気で死ぬから」

「別にいいじゃん」

頭沸いてるな、こいつ。

そうこうしているうちに学校に着いたが本題はここからといっても過言ではない…。なぜなら…!

「あ、赤島じゃん。おっはー」

彼女は学校一美少女と謳われている美少女、笹木遥香。しかし彼女にも勿論問題が…!

「なにジロジロ見てるのよ、変態」

「見てねえよ、なに考えてるんだよ自意識過剰女」

「あんた表出なさい。今すぐあの世に送ってあげる」

「すいません調子に乗りました許してください」

こいつはただのドS…だけではなくもう一つの頭の可笑しい能力がある。

「今失礼なこと考えたでしょ」

「そそそそ、そんなことははは、あるよ?」

「答え言ってるし。まあいいわ怒る気も失せた」

と言ってどこかへ旅立った…フリをしてチラ見してきた。何してんのあんた。

「修!1時間目の用意貸して!」

「同じクラスだろ、貸せるわけがない」

「いいじゃんどーせ頭…」

「おっと!それ以上言ったら俺の本気のグーパンが火を噴くぜ!」

「頭沸いてるよ?」

「お前に言われたら俺の人生終わりだな」

なんて、しょうもない会話を毎日繰り返してる。

「お前ら席に着けー。ホームルーム始めるぞー。」

あっ、担任の佐藤智也先生だ。相変わらず可愛い。

とか考えてたらホームルーム終わってんだけど、時間って凄いね!

「ああ、伝え忘れていたが赤島は放課後職員室の私の所に来なさい」

…まさか、デートのお誘い!

そんなことが頭をよぎっていたらいつのまにか放課後になってました。時間怖いな…。

「修!帰るぞ!てか、帰れ!」

「なんでお前に命令されなきゃいかんのだ。そして我は今からデートに行ってくる!」

「佐藤先生がデートしてくれるわけないでしょw」

「んじゃ職員室行ってくるから先帰ってろ」

「また明日の朝8時03分24秒に坂の上で会おうね!」

「うん、やけに具体的だね。警戒しとくよ」

そんな挨拶を終えた俺は職員室に来た。

「失礼しまーす」

「おっ、来たな赤島」

「先生、デートですよね?デートどこ行きます?金払って夢でも買いに行きますか?行きましょう!」

「お前の頭の中は夢の国だな」

「ところで話とは?まあ勿論デートのお誘いでしょうけど!」

「話というのはこの2-Eの一部の人間の更生プロジェクトを行ってもらいたい」

「ちなみに誰を?」

「鏡和久と笹木遥香だ」

「では私はこれにて帰ります」

「赤島の功績次第では報酬を出してやらんでも…」

「是非やります」

「寝返り早いな」

「それで彼らの何を厚生させればいいのでしょうか」

「知っての通り彼らは校内一位二位を争うほどの危ない輩だ」

「まさか、あれを?」

「そのまさかだ」

「お言葉ですが俺には無理ですよ。彼らのあれは異常ですよ」

「それを直すのが君の役目だ。これから旧校舎の教室を使ってもらって構わない。よろしく頼むよ」

と言われて追い出された。いや無理だって。

厚生プロジェクト、序章を読んでいただき誠にありがとうございます!今回初めて投稿させていただきました!本を書くのは楽しく是非この気持ちを皆様と共有できたら嬉しいと思います!話は本編に変わりますが、今回は序章ということで分量はかなり短めです。今後一章、二章と分量も増えた状態でまた投稿を予定しています。次回にはついに厚生プロジェクトが始動!するはずが彼らのせいで中々上手くいかない…。なんて話になるとかならないとか…。これ以上はネタバレなので言いませんが今後とも厚生プロジェクトをよろしくお願いします!

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