表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死を忘れた世界で  作者: 黒川 イヌキ
第2章.不死教
17/22

016.終わり?②


どこからか声がするようなしないような。そもそも聞こえているのかすら俺にはわからない。目を開いたような気はしてもただ真っ白な世界があると思う。

「ねぇ、聞こえてる?」

なんだか、とても懐かしく感じる声が聞こえたきたような。よくわからないが俺は返事をした。「聞こえているよ」と。

「これはあなたの心の中に刻まれたメッセージ。現状の真実が刻まれているはずだよ」

真実とはなんなのか今までなにをしていたのかそれすらも思い出せない。

「まずは、墓場でのお話。あれは航くんの記憶をメッセージを呼び覚ます準備なの」

ということは、今起きている事と同じ現象だったのだろうか。

「そして、私が死んだ。これも予定どうり」

死んだ?まさか、凛恵なのか?その名を叫びたい。呼びたいでも喋ることはできなかった。そもそも予定どうりとはなんなんだろうか。

「もう必要なかったのと、航くんの心を揺さぶるために起きたこと」

俺の心。

「そして今の今までみていた嘘偽りの世界。全ては正しく導くための世界だった」

もう何が本当のことなのか俺には理解することができなくなっていた。

「あの神様だって作り出されたものそして、このメッセージを解放するための手順でしかない。本当にごめんなさい」

「謝ることなんて!」

声が出た?

「そもそもなんでこの声が凛恵の声なんだ?」

「騙してごめんなさい。でも"動いていた"時の私は本当に何も知らなかったのだと思う。

もう時間がないから最後に……」

ま、また声がなんでだよ最後なら言わせてくれよ!くそっ!くそ!

「私はMind recovery elevate unit 。reeリエあなたの心を守る道具だった。そして、全てを元に戻すために過去へ行って不老不死が蔓延するのを阻止して!お願い。じゃあ、さよなら。現実へ戻って」

再び俺の意識は消えた。


読んでいただきありがとうございました。来週は忙しいので時間が空いた時に投稿させていただきます。次回もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ